↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
36/117

呂布どぉのぉーーー!! 陳宮ーーーー!!!


280年10月 濮陽(ボクヨウ)


 俺達の放浪軍は陳留から旧劉岱軍本拠地である濮陽へ移動。

放浪軍が都市を移動する方法は2つある。


 1つは今回みたく戦争に勝ち、攻め落とした都市へ自動的に移動する事。

この際、独立の可否を問う選択肢が表示されるのだが、全勢力を滅亡させる事が最終目的なので、最後まで独立はなし。


この方法の長所としては、隣接する空白地へ移動したい時に、誰か一人が適当に攻め込んで勝利するだけでOKという点。これだと行動力を消費する武将が攻め込んだ者だけで抑えられる。

勝利条件に関しても兵力が1000以上であれば基本的に勝利する。以下であれば時々負ける。正規勢力プレイで検証した結果、兵数1000で空白地を攻めて残りの兵数は600弱だった。たぶん兵数500で、ある種のライン引きをしているみたいだ。



※空白地制圧について……特定の支配勢力を持たない空白地を攻める際、あまりにも兵数が少ないと現地住民からの反撃を受けて敗北する。他作品で言う「兵1戦法」が通用しない。

欠点としては、移動できる場所が攻め込める隣接都市に限られ、戦争の勝利が大前提だ。



 もう1つの移動方法は、軍議の際に「転地」というコマンドを選択する事。

この転地は少々使い勝手が悪く、放浪軍の全武将が未行動状態でしか実行できず、全員が一様に行動力を50消費する。誰か一人でもお使い(主に偵察や外交)に出掛けてしまえば、実行不可能となる。


長所は、空白地が繋がってさえいれば大陸の北端から南端までを一気に移動できる点。特定の勢力圏にいる場合も同じで、その勢力圏内なら距離に関係なく移動もといワープできる。ただし他勢力の領域に入る時だけは、入口となる都市へ移動できるだけだ。


そして転地の最たる欠点は、他の勢力圏に入る時が厄介という点。

というのも、友好度の高い勢力なら基本的に入国オーケーな場合が多いのだが、友好度の低い勢力だと兵士を半分要求される場合がある。




 ここで1つ、実例を上げます!


「ガーハッハッハ!! ワシは三国志の三英雄に勝る人気者! トウタクじゃぁーー!! 前皇帝を暗殺して勝手に皇帝を変え、歴代皇帝の墓を掘り起こして巨万の埋蔵金を着服し、朝廷を牛耳って時の貨幣経済にハイパーインフレーションの波を巻き起こし、大陸中を混沌の渦に引き入れた経験のあるスーパースターじゃぁーー!!

……そんなワシだが、考えうる贅沢と悪行三昧に飽きて放浪軍を立ち上げたのじゃ。これからはもっとグローバルに生きる事を要求される社会じゃから、ワシは慎み深く且つおしとやかに戦争を加速させ、捕まえた捕虜を懇切丁寧かつ公平に皆殺しする様に方向転換した。そして現在、総兵数80万の大軍勢を率いる頭領となったのじゃーー!! ガーハッハッハ!! 笑いが止まらんわ!! これからはもっと国を滅ぼし、金も食料も根刮ぎ奪ってグローバルな殺戮社会の先駆けとな――」


「トウタクさーん。すんませーん、郵便でーす! お手紙届いてまーす!」


「あっ、はいどうもどうも。いつもご苦労様です」


「じゃあ失礼しまーす」


「はーいまた今度ーー。…………さてさて、えー、何々……拝啓トウタクと書いて人間蝋燭さんへ……先日、盧江を支配下に置いたゲンハクコと申します。いきなりですが、ムカつくので貴方の兵を半分徴収します。80万人も居るんだから40万人ぐらいは貰っても良いよね? ね? ね? じゃ、早いところホワイトタイガー銀行へ振り込んでネ! 楽しみにしてまーす! ゲンハクコ…………と思った? 残念、我こそは東呉の副徳王にして詐欺師 ゲンヨ(ゲンハクコの弟)だヨ! 敬……敬……ごめん、敬グの「グ」ってどんな字だっけ?

――ってナメトンノカァァァーーー!!!」


 そんなこんなで、盧江を攻め落としたばかりのトウタクさんでしたが、その直後にハイエナ化したホワイトタイガー 厳さんの横槍を受け、40万人の兵士を強制的に奪われましたとさ。

めでたしめでたし! 脚本 姫崎○華




「んで、その次のターンが秋だったからよ、ゲンハクコの軍が兵糧赤字になって即壊滅したんだよな! すっげぇ感動的だぜ!!」


 率先して友好度の低い勢力圏に入る奴は、まずないだろう。

だが、仕様上の問題で放浪軍は正規勢力より格下に当たる為、兵士引渡しに拒否権はなく(自分から入ろうとする場合は拒否できるが、当然ながら入る事はできない)、AI勢力からしたら良いカモなのだ。ウホウホッ!? これが噂のクリスマス!? ハ・ヤ・ク・コ・イィー! ……みたいな感じなんだろう、きっとカット。


「ってな訳で転戦による都市移動を推奨する。更には俺の仲間達を奪われないように! 各勢力との友好を高めようと思う! 言い換えるならばそれはっ!! 「いつか滅ぼすけどそれまでは仲良くしてね作戦」だ!!」


「名前長っ!? てかダサ! なによ「いつか滅ぼすけどそれまでは仲良くしてね作戦」って」


「いや、題名で意図を伝えるのが最近の流行りらしいから……」


「何処の流行りよそれ。しかも意図が滅茶苦茶すぎるわ」


「どっかの何かだ。それで「意図」は「いと」だ。ほれ、昔の詩人の誰かも「この身はいと安くはべり」とか何とかってリズムとってたじゃないか」


「源氏物語の玉鬘(タマガズラ)ね。良くもまぁ、そんな一部分を覚えてるじゃん。……でも残念ながら、その「いと」は思惑って意味とは違うから。「大変」って意味だから。いと安くはべり……とっても気楽ですよ……ってね!」


(あっ、そうなんだ。知らんかった。抑々にして思惑の意味でもないと思ってた。単なる乗りじゃないんだな、あの「いと」って単語)


 中学の古典問題で「この身はいと安くはべり」の意味を答えなさい……というものがあった。

俺は古典が苦手であり、その時に即興で思った内容を答案用紙に書いたんだ。



この身は → 好みは

いと → 伊○園、お~いお茶

安くは → 安くは(ないぜ! 的な値段の意味合いと解釈)

べり → ベリベリジョーキー大木ベリー(という名の創作キャラクター)


結果……この身はいと安くはべり → 俺の好みはベリベリジョーキー大木ベリーが買ってきた安くない伊○園のお~いお茶だぜ!!



という答案で提出し、担任からは「その発想力は満点」とのお墨付きを頂き、それ以降ずっと正しい答えだと思っていた。


 そして凄まじく今更の事だが、現在は個人ターンへ切り替わっており、俺と怜華はある人物を求めて飯店に赴いていた。


「ごめんくださーい。お~いお茶とかありま――」


「呂ぉ布ぅどぉのぉーーー!!」


 飯店の暖簾を潜り、中へ入った瞬間、早速お目当ての人物を発見した。

チョビヒゲ・広い額・眼光鋭き瞳が特徴的な……筈の軍師殿。


「おぉぉぉーー!! 呂布どぉのぉーー!! 何故わたしだけ在野なのですかぁーー!! ハムスターやウサギやオオカミや宇宙人は寂しいと死んでしまうのですぞぉーー!! 呂布どぉのぉーー!!」


 自棄酒を煽ぎながら泣き上戸を発揮する情けない姿は、ソウソウを前にして毅然と死を選んだ名軍師 チンキュウに、似ても似つかなかった。


用語説明 「兵1戦法」とは

空き巣戦法の派生形にして、超低燃費な架空戦術の事。定義としては、特定勢力の支配を受けていない空白地の城に兵士1を率いた武将一人を派遣し、同地を占領するという竹中半兵衛もビックリして吐血しそうな戦法を言う。因みに半兵衛さんは16人で城を落とした。



このゲームでは殆ど使用しない戦法ですが、一部隊だけが兵士1で行動する事はあります。


運用法其の一「不死身の杉元」

プレイヤーが侵攻側の場合に使用。守備側の仕掛けた罠を発見・解除する為に兵士1及び武将一人を先行させる方法。

発見に失敗して発動した罠の威力は割合ダメージ(10%)である為、兵士1の場合は移動不能状態に陥るだけで済む。その為、兵士1及び武将一人は、火罠で火の海に呑まれようが、水罠で濁流に流されようが、岩罠で巨石に潰されようが、毒罠で毒沼に落とされようが、穴罠で奈落に消えようが無傷。抑々にして負傷兵扱いにもならない。杉元○一も一目置く不死身っぷりを示す。


運用法其の二「でもそんなの関係ねぇ」

プレイヤーが守備側の場合に使用。侵攻側の敵本陣を、味方の兵1部隊で占拠して敵全軍の士気を毎ターンじわじわと減らす方法。

戦争が開始して5ターンが経過すると、侵攻側の本陣守備部隊までもが前線に向かう為、予め戦場を大きく迂回させた兵1部隊に侵攻側本陣を奇襲させ、長い間もとい終戦まで占拠させる。

この間、敵AIは何事もないように無視して前線で戦い続ける為、占拠した敵本陣で踊っていようが、半裸になろうが、敵軍の士気が著しく低下して逃亡兵が現れようが関係ねぇ。


運用法其の三「私は空気」

プレイヤーが侵攻側の場合に使用。戦争で全く役に立たない内政要員を兵1で従軍させ、参戦はさせずに後方でひたすら待機。戦争勝利後に早速仕事を任せるという方法。

本来の流れは、戦争勝利→翌軍議にて人員派遣→まともな内政開始……なのだが、AIが君主の場合は人員派遣を渋る事が多い為、戦争では無力な武将でも無理やり連れて行く場合がたまに発生する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。