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勧誘しに来たドン!

2020/03/04

過去の送信履歴からある程度の文章を復旧。

それはそうと今更ながらに、秋渓と怜華って「転生」じゃなくて「転移」じゃね? っと気付き、曹操のボディーガード兼先駆け弁慶である典韋(テンイ)さん(転移って入力しようとすると典韋って誤表記されるの私だけでしょうか?)にタイトル修正を依頼もとい近いうちに訂正するつもりです。

一文字違いで内容が変わるので、早いうちに訂正します。


一文字違いで大間違いな例として以下に、

正解例

部下「我が軍は女性の入隊を認めるべきです!」

上官「うむ。その意気や良し! 早速、軍事改革に乗りだそう」

↓

誤爆例

部下「我が軍は女装の入隊を認めるべきです!」

上官「うむ、その意気や――いや良くねぇよ。うちの軍を百鬼夜行(妖怪の行軍)か何かにするつもりか」


そんなんで気を取り直して本編スタートです。


 音楽に合わせてリズミカルに太鼓を叩き、点数を競うゲームがある。

意外にも怜華はあの手のゲームが上手く、なんか裏難易度がマジでヤバいとか言いながら、さくっとフルコンボして「難しい」すらできなかった俺にドヤ顔を向けてきた事がある。


 そして三国志の中にも、その手の職人はいるのだ。

その者の名は、タイシジ。二振りの短戟や弓を武器にするといった描写が史実にはあるものの、何故か双鞭(ソウベン)という二本のごっつい鉄の棒を扱う方が有名になっている。

そんな彼も出演するとあるアクションゲームでは、太鼓を叩いて援軍を呼ぶミッションがあり、それをタイシジがやると異様に似合うのだ。


「――という事だリュウヨウ! タイシジ殿を俺達の仲間にするべく、俺達は飛んで来た!!」


 俺は今、秣陵(マツリョウ)を治めるリュウヨウ軍の軍議に突撃していた。

諸葛誕が魏延を引き抜き、全端と丁封には大陸中央の複数都市を調べてもらい、甘寧の兄貴に秣陵を偵察してもらった後、丁奉と凌操に怜華(目付役)を連れて勧誘に来たのだ。


 リュウヨウ軍の諸将は突如として現れた俺達に唖然とし、その隙を突いた凌操のおやっさんが「アレ」を高らかに押し出す。


「この文言が目に入らぬか! 既にタイシジ殿の心は決まっておるのだ!」


 ずいっと提示した一枚の紙には「リュウヨウ大っ嫌い同盟名誉会長 太史慈」と書かれており、会員の欄には放浪軍の皆の名前が書いてある。


「なんだとっ!? タイシジ、貴様まさか……」


「放浪軍に加わって大陸中を旅して周り……」


「美味しい思いをするつもりなのか!?」


 君主のリュウヨウが驚愕し、続いて右に控える配下武将のチョウエイがもったいぶり、最後は左に控えるチンオウが締める。

この三人、いつ見ても本当に仲がよさそうだな。


「どーぞ、どーぞどーぞ」


「………………」


 そしてこれである。三人揃ってリズミカルに右手を振り、一切の躊躇いなくタイシジの離反を容認してしまう。流石のタイシジもこれには何も言えない様子だった。


 拍子抜けする反応を前に、気勢を削がれた凌操が確認の為に尋ね返す。


「よ……おっ!? ……よ、良いのか? やけにあっけらかんとしているではないか……」


 怜華と丁奉も同意を込めた首肯を見せる。甘寧登用からの脱出劇を経験しているだけに、これ程までに呆気ないのが信じられない様子だ。


 そんな俺達に対して、リュウヨウは何とも自虐的な返答をしてくる。


「いや……ワシがタイシジを嫌って、タイシジがワシを見限るのは……別に今に始まった事でもないし。抑々ワシら、一度滅亡してからがスタートというか……」


 中年太りと糸目が特徴的なチョウエイが、すかさず続く。


「元から勝ち目ないんで早々に切り上げるつもりですし」


 ヒョロッヒョロな体型とチョビヒゲが特徴的で、幸の薄そうなチンオウも続く。


「滅亡後に放浪軍立ち上げて旅するのが宿命っぽいところありますし」


 そしてリュウヨウ軍を代表する三人が、口を揃えて言う。言っちゃいけない事を。


「寧ろ早く滅ぼしてください」


 言うなよ……そんな悲しい事は……まぁ俺達は滅ぼす側だけどさ。


「いや、ワシも一介の君主だから夢は見たいよ? 弱小勢力ながら大陸制覇とかして新王朝の皇帝になったり、「劉」の一族だから漢王朝の後継国家を築きたいとも思うけど……」


「抑々にしてタイシジ殿が結構簡単に寝返ったりする上で、隣には反則級の武将達を揃えたソンサク軍や、兵力がアホみたいに多いエンジュツ軍が常にいるから……」


「残る俺達だけでどうやって戦えと言うんですか。どうやっても詰みです本当に本当に有り難うございました」


「もうやめろぉーー!! 聞いてるこっちが悲しくなる!!」


 リュウヨウ軍が初めて登場するシナリオは193年。北西隣には約4倍の兵力と、約3倍の武将数を誇るエンジュツ軍がいる。どうやっても勝てません。

次に登場するのは翌年の194年だが、この年は先のエンジュツ軍(戦力差そのまま)に加えて公式チート勢力のソンサク軍が南西隣に初登場する。どうやっても勝てません。

更に翌年の195年には……リュウヨウ軍自体が存在しない。ソンサク軍に滅ぼされた設定でサヨナラグッバイ状態なんだ。

そしてこの280年オマケシナリオでは、前述したソンサク軍の人員を5倍に増強した超公式チート勢力のソンケン軍が隣接している。もうやめてあげて。


詰まるところ、リュウヨウ軍は本編50シナリオに於いて2回しか登場しない。リュウヨウ軍以下のゲンハクコでも3回登場しているのに。

因みに東隣のゲンハクコを攻めても、最終的には詰みに近い状況となってしまう。無駄な足掻きになってしまうのだよ……感動的だな。


「そんな訳でワシら最近、滅亡した後の旅が目的になっているのだ」


「リュウヨウ様を頭領にして、悠々自適に揚州のバカンスを楽しむつもりなので……」


「タイシジ殿も何ら気にせず行ってらっしゃい」


 なんか、彼等は彼等でふつーに人生楽しんでるようだった。

余談だが、ソンサク軍やソンケン軍でプレイすると、リュウヨウ軍を滅ぼしても土地を得た事とタイシジを登用できる以外にメリットを感じない。

リュウヨウ軍の武将を登用するにしても、彼等の能力値は低く、優れた武将を沢山抱えている状況で敢えて欲しいとは思わない。

それでいて滅亡後の登用では、武将の階級や功績値や名声値が滅亡前の状態で引き継がれるので、元君主のリュウヨウや武将が少ない故に高位にあったチョウエイとチンオウは、凄まじい厚待遇で迎えられる。それ即ち、数多の武将を抱えるが故に起こる赤字運営(収支を武将の給料が上回る)に拍車を掛ける事に繋がるのだ。


だから敢えて彼等が欲しいのであれば、滅亡時に全員を即時解放して、階級や功績値を白紙にしてから軍議で登用し直すべきだ。そうすれば支度金や給料は安上がりで済む上に、説得に当たった武将の功績と魅力経験値が大きく上昇する。


……まぁ結局の所、大半の場合は解放して放置プレイに処す。そうすれば後は勝手にリュウヨウが放浪軍を結成し、毎度の事ながらチョウエイとチンオウがそれに呼応。新生リュウヨウ軍がエンディングまで揚州辺りをブラブラする光景に巡り会えるのだ。


「…………では殿路殿。何か釈然としませんが、リュウヨウ殿があの様に申しているので……以後、宜しくお願いします」


「おっ、おぅ。なんか……ごめんな太史慈。…………よし! 気持ち入れ換えて、宜しく頼む!!」


 何はともあれ、俺は太史慈を仲間に加えた。

毎度のごとく攻め滅ぼしてくるソンケン軍以外への異動だった為か、リュウヨウ達も太史慈の新たな門出を祝ってくれた。お前達、本当は仲良いだろう。


 こうして二度目の軍議は無事に終了した。

そこからは個人ターンに入るものの、7月から10月までの3ヶ月間はひたすら賊の討伐と募兵に勤しみ、軍備増強に努める事となった。


太史慈(字:子義)

呉の武将。武勇と度胸に長けたいぶし銀。

孔子(コウシ)(中国を代表する思想家)の末裔である孔融(コウユウ)の城が、黄巾賊の残党である管亥(カンガイ)に包囲されたときの事。孔融の世話になっている母の恩を返す為に、太史慈は辺境から駆け付けて包囲を破って参戦する。外部に援軍を求める事が決まった際も、彼は奇策も用いて再度包囲を突破し、隣国の長官になっていた劉備へ援軍を要請。何気に共闘して管亥を撃退している。

その後は劉繇(リュウヨウ)に仕官するが、新進気鋭の孫策軍との戦いで進言を採用されず、敗れた後に孫策配下となる。

太史慈と孫策の友情は、正に拳で語り合うもの。言葉は不要で、お互いが信頼しあう見事なものであった。


ゲーム内では188年に、空白地の北海(翌189年に孔融軍領土)で未発見武将として登場。

正式な武将デビューは193年の孔融軍所属ではありますが、前述のとおり188年から発見及び登用が可能です。

即ち、189年になって何進(カシン)が暗殺(俗に言う何進精肉店の閉業)され、彼の勢力による一強時代が終わって群雄割拠となった際、AI勢力に先んじて太史慈や甘寧といった未発見武将を登用する事はウマー! な訳です。特に相性値が近い孫堅軍。

然しです。189年の孔融でプレイしても、自分の都市に居る太史慈は高確率で登用に応じません。何故なら二人の相性値は真逆を示しており、甘寧が黄祖(元上司)を嫌っているのと同じ状況な訳です。逆を言えば黄祖と孔融は恐ろしいほど相性値が近いです。

193年で太史慈をプレイすると、ゲーム開始とともに母親から孔融を支えてほしいとお願いされるイベントが発生します。尚、列伝のような管亥や劉備の出番はありませんし、プレイヤーが太史慈ですので忠誠値とかも関係ありません。開始早々に自主退職して孫堅軍に……おっと孫堅さん死んでるわ……孫策の放浪軍に加わりましょう。

そしてですね太史慈さん、貴方、翌194年にはさっさと孔融を見捨てて劉繇軍に異動してますね? んでその翌195年には孫策軍に異動してますね? 事情があったにしろこのゲーム内では中々の不忠ぶりですね。


最後に、三国○双の彼はどう見ても太鼓○達人です。無双オ○チの「大阪湾の戦い」では十分近く太鼓叩いてました。もう叩いても援軍来ねぇよ……

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