第16話
1週間後。
チャットにシレトから連絡が来る。
>とある薬品を購入している取引を見つけた。この薬品は爆弾のもとになるがやけどするぐらいの威力だ。多分関係ないが、一応共有しておく。
更に一週間後。
ハンセインからのチャット。
>住所と名前のリストが見つかった。すべてこの町の人たちだ。そして
その3日後。
カルヴァからチャット。
>昨日、バーの客で郵便局の配達員がいた。どうやらあの日の前日はとても忙しかったようだ。同じ大きさの箱がいくつもあったらしい。1人配達中に行方不明になったらしい。
その1週間後。
ミロスから。
>PCの中から組み込み系のプログラムを見つけた。CSVファイルから住所と名前を読み込んで順次印刷するプログラムっぽい。
ハンセインが返信する。
>この前の住所と名前のリストを読み込んだのだろう。カルヴァの配達員が忙しかったということはもしかしたらこの荷物を大量に運んでいたのだろう。
1週間後。
>透明なボールのようなものを見つけた。ボウリングの玉くらいだ。脆くてちょっと力があれば壊せるもの。ちょっと自分の中で仮説が出てきたから今度集まりたい。
資料を集めてから1か月が経過した。
4人はハンセインの作業場に集まっていた。
ハンセインは透明なボールを片手に説明をする。
ボールは完全な球体ではなく、穴が一つ空いており、蓋ができる機構だった。
「これまで出てきた情報をもとに私なりに仮説を立ててみました。2週間ぐらい前のチャットの通り、おそらくサルカイドは大量の荷物をこの町中に配っていた。そしてそれはこのボール。このボールを箱に入れ配達していた。そしてシレトが言っていた薬品で作った爆弾を入れる。更に液体を中で満たす。そして箱入りする。ミロスの言っていたプログラムで大量に印字し、町中に配る。見つかってない証拠としては中身の液体。箱の中身の機構。だが、こう考えればつじつまが合う。液体にはゾンビウイルスが入っていた。箱を開けると爆発する機構だった。どう思いますか?」
シレトは続いて言った。
「実験ができる。その薬品も手に入れられるし、爆弾も作れる」
その時4人の携帯端末がメールの着信を伝える。




