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4 魔王との対決
今僕は魔王と対峙している。縞々のつなぎを着て、頭には三角の帽子。顔にドーランを塗って、目の周りに星とハートのペイントをしている。手に持っている武器はピコピコハンマーだ。
「マサル! あなたは勇者よ! 自分の力を信じて!」
後ろからライミが応援してくれる。
「そ、そんなこと言っても……まったく勝てる気がしないよぉ」
泣きべそをかき、足をがたがたと震わせ、今にもおしっこちびりそうな状態の僕の前には、全長10m、あたまから何本もの角を生やし、悪鬼のごとく、世にも恐ろしい見た目の魔王が仁王立ちしている。
僕は国王軍の馬車に乗せられ、魔王城に連れてこられた。一緒に来た国王軍も戦ってくれるのかと思ったが、彼らは戦わず、魔王の部屋の入り口のあたりからこちらを見ているだけだ。
「余を倒そうというのか、勇者よ」
「め、滅相もございません!」
僕の声が恐怖で裏返る。
「よかろう。一瞬で貴様を肉塊にしてやる」
「ひいいいい!」
ぐしゃり。
僕は魔王の言葉通り、一瞬で肉塊と化した。




