自問自答
支離滅裂な部分が多いかも。
また随時変換ミスや違和感があったら直していくつもりです
夢の世界ほど心地いいものはない
しかしながら、何もかもが自由であるその世界は、人によっては毒だ
何せ、生死すら自由な世界なのだから
現実では死を嫌い、生に執着する
生きていれば、「生」という柵から逃れることは出来ない
生物として「死」が訪れるのはいつだって人為か災害だ
つまり、何かを誰かを理由にしなければ死ぬことが出来ない存在
それほどまでに生とは度し難い。何物にも変えられない唯一絶対の価値がそこにある
だからこそ、普通それを手放すなんていう馬鹿な真似はしない
もしそれが出来る生物は脅威だ
そして脅威になる原因は、いつだって精神という目に見えないナニカが連結している
不確定要素に満ち、だがしかし扱いやすい解りやすい代物
それを上手く使いこなせる人間。他人の精神すらも制御できる人間。そこに科学的な理論は無く、感覚的に従わせることができる存在。
それ即ち支配者
ならば、それほどまでに絶対王者な人間に仇名すことが出来る人間とは?
精神が有る以上、必ず上下関係は生まれる
動物は単一的な感情で複雑なものを持っていない、いや考えることが出来ない生き物だ
故に野生の世界では単純な力の強さで決まる
だが、人間世界ではそうは行かない
人間の精神とは、感情とは実に分析も理解も出来ない不可解なモノだ
だからこそ、人間の支配者に仇名す存在は決まっている。
感情が無い人間。精神が複雑な人間
動物よりも存在としての格が劣る哀れで醜く痛々しい生物
それを一つにまとめてこう呼称する
"精神疾患者"
その異常性は大なり小なりあるものの、精神というものが成り立っているのかすら解らない連中だ
そんな生物をどう扱うか
単純だ、得てして人間として視られていない生物なのだ
そんな気持ち悪い存在、まとめて集めておくに限る
しかし、そんな生物でも利用できる価値はある
人間だが、人間として扱われない
そこに価値がある。そこにだけ、価値がある存在
だからこそ、誰もが裏では恐怖する
だからこそ、誰もが手を組みそれらを拒絶する
何せ、目に見えないのだから
幽霊とは違い、なまじ形がある分不気味なのだ
気持ち悪いのだ
一般人が普通に生きていて遭ってはいけない生き物の一つだろう
だって、何せーーーーーー
その件の一般人ではない精神疾患者が、同じ精神疾患者を嫌っていて、会いたくなくて、視たくも無いと思うくらいなのだから
自問自答
・・・・いつからだろう
俺はいつから俺自身に問いを投げているのだろう
そしていつから答えは出てこないのだろう
何に対しても、どんなことに対しても、見つけられない
ーーーー・・・・・自分は、何か大切なことを忘れている
そんな感覚に時々陥る
そして、そのこと自体忘れてしまう
でも、少し、ほんの少しずつだが、俺はその忘れたことを覚えている
きっと俺はこの自問自答を生まれた時から繰り返していたのだろう
忘れている、俺にとって大切なナニカを忘れている
湊のことだけじゃない、ミーシェのことだけじゃない
ソヴィでも、耕哉でも、海でも美樹でもない
あくまで"他人"は関係していないのだ
これは俺自身の問題
答えの見つからない、答えがないのだろうかと疑い錯覚するぐらいに手掛かりも無い
だけど、だけどもう少しで届きそうなんだ
もう少しで、気づき思い出しそうなんだ
・・・解っている、そんなのは慰めだ
出来ないから祈っているだけで、努力しない半端ものだ
でも、こればかりは他人の力でどうこう出来る事じゃない
だから俺は自問自答し続ける
例えその先に終わりが無く、答えが見つかってもそれに絶望しても
その反面答えが見つかり喜ぼうと
・・・・・いや、それはないか
そんな感じはしない。きっと良くないことなのは確かなんだ
それでも知っておきたい
知らないままは、気持ち悪いから
ーーーーああそうだ、あの時から始まったんだ
あの時からこの感覚に気づいたんだ
畸形が消えた時。湊が消えた時。
俺が、湊として存在したあの時から
「・・・・・・・・あ」
また、寝かけていたのか
しかしまさか風呂で寝かけるとは
それって確かかなり危ないんじゃなかったっけ?
寝るというより意識を失うに近いとか何とか・・・
まあどちらにせようとうとしていたのには変わらない
(・・・・・・大丈夫だ、覚えている)
ハッキリとじゃないが、俺が俺に投げかけた問い、考えた結果
大丈夫だ、覚えている。まだ忘れていない
一体俺は何を失ったのだろうか
・・・って、失ったモノなんて沢山ありすぎて解らないな
まあ今すぐに結論を出そうとは思わない
気長に地道に結論出してーーーーーーー
『ーーーーーーー怖いだけだろ、その結論に辿り着いた瞬間、
総てが終わり、総てが始まってしまうんだから』
「ーーーーーーーーーッ!!!」
なんだ、今の声は。今の言葉は
俺が今無意識に発したのか?
独り言?確かに年を老いていくうちに多くなっていくとは聞くが・・・
・・・・考えたくは無いが、まさかまたアリカワミナトが?
ストレスーーーーーー
元はといえばそれがあいつらを騒がせる原因だった
つまり考えるに、俺は今の日常に何かイラついていると?
不満で、心苦しく、そして気負いすぎて・・・・
ーーーーーー居辛い、と
「・・・・・何ブツブツ言っているの?」
「ん?ああ、いや。気にしないでくれ。一人の時はこうやって色々と考えるようにしているんだ」
「色々って、異性のこと?」
「美樹のことを指しているなら、それはもう結論は出ている。問題は目先のことだ」
「前に軽く話してくれた麻薬のこととか?」
「それももう少しで有力な手掛かりが手に入る。考えるのはその後だ」
「・・・この麻薬の件ってさ、皆動いているの?」
「前に言ってなかったか?これは正式な命令でもなければ依頼でもない。俺個人で動いてるに過ぎないんだよ。正直に言うと、雪と陽には動いてもらっている。俺のポケットマネーでな」
「あ、そういうことも出来るんだ」
「プライベートにまで上は干渉してこない。金で何でも出来る世の中だ。個人で雇うぐらいならどうこう言ってこねえよ」
・・・・・あ?俺今誰と話しているんだ?
えーと、最近物忘れが激しいから少し目を瞑って経緯を確かめてみるか
まず今日はクラス行動をしたな
といってもその辺の寺院に行ったぐらいだ
しかしまあ緑が深く、神秘的で・・・そうジブリみたいなところもあったな
バスで移動したから距離はわからないが、山奥だったのは覚えている
そんな場所を3箇所くらい回って、戻ってきて、夕飯食べて
それから、えっと・・・・耕哉達と雑談して、夜になって・・・
22時になって就寝時間で部屋暗くして
それでもルームメイトの何人かは起きてトランプで遊んでいて
でも0時回った辺りから静かになったから、俺は深夜でも入ることが出来る露天風呂に行ったんだ
事情は説明しているから見回りの教師にも注意だけで済んで、誰も居ない露天風呂に浸かって考え事をしていた
うん、思いだせた。思い出したぞ完璧に
こんな傷だらけの身体をクラスの連中に見せるわけにはいかなかった、でも3日間風呂無しだと流石に気持ち悪いし臭い
だから特別に頼み込んで色々と条件出されたけどそれで了承したんだ
・・・・さて、なら次はその条件を確かめよう
一、深夜の露天風呂は23時過ぎから3時まで使用可能
二、入る前と入った後は担任に言うこと
三、クラスメイトの誰にも見つからないようにすること
教師から言い渡された条件はこれだけだったよな?
そして俺はそれを忠実に守っているはずだ
多少酔っ払っていた担任の女性教師だが、まあしっかりメモ書きも残してきたから大丈夫だろう
よし、次は目の前に広がる現実を確かめよう
辺りを見渡す
露天風呂、だな。想像通りの美的センスに囲まれた石や木々に囲まれた
ここは露天風呂が一つしかないということだからコレといった敷居は無い
勿論覗かれる心配は無い。何せここは少し高い場所に位置し、辺りは森だからな
さぞここから視る紅葉は綺麗なんだろうと、ガラにもなく思ってしまうほどに
つまり、この露天風呂周辺と浸かるまでの経緯は問題無いということになる
俺に何も落ち度が無い
さて、ならば今俺が話した人物は・・・
「ーーーーー・・・・・おい、何で今お前がここに居る?」
「ああ、やっぱりそれ聞く?でもそれ私の言葉でもあるんだけど?」
「俺今何か間違ったのか必死に記憶巡らせたんだが・・・」
「奇遇ね、私もよ」
「・・・俺が今風呂に入っている理由、解るか?」
「・・・体の傷を見せたくないからでしょ?逆に私が今風呂に居る理由は解る?」
「自分の両目を回りの連中に見せたくなかったから、だろ?」
「ええそうよ。・・・そのことを担任に話して」
「色々と配慮してくれて・・・」
「条件付で深夜なら入れるようにしてくれた」
交互に言葉を伝え、現状を理解し合う
そして、ようやく一つの結論に行き着いた
「・・・・あー、そういうことか」
なるほど。ここには露天風呂が一つしかない
入れる時間は決まっていて、旅館に人が言うには一般人も入ることができるが基本的には入ろうとしないらしい
何故なら・・・・
その時間帯は、"混浴"だからだ
(なんなんだよ、この状況・・・)
担任教師め、肝心な時に酔っ払って、俺が先に入っていることを伝えなかったな?
昨日一昨日は普通だったからその辺は考えてくれたのだろうけど、最後の最後でやらかしてくれたな
・・・ああ、もう。今は誰とも話したくないのに
どうしてこうも面倒事が転がり込んでくるんだよ、畜生
ベタかな?まあ男が一度は妄想する状況ではあるか
しかしそんな典型的なラノベ展開を嫌う主人公という設定は今でも残っています




