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シゾフレニア  作者: 民音慧可
第二部 原点回帰の物語
46/74

関係

ひとまず投稿

これからまた編集していくと思われる


4/15追記、中盤から大幅に修正

「ね、ねえやめようよこんなこと・・・それ、いけないものなんじゃ・・・」


「いいんだよ、若いころに危ないことの一つや二つ経験しないでどうすんのよ」


「でも・・・だからって」


「あーもーつべこべうるさいなー。その年になって注射怖いの?」


過ちを犯す


ルールという縛りから開放されるにはそれは必然とされる行為だ


誰だって自由になりたい


そう願い、そう祈る人間が多く居る


働かなくて生きていけるなら、どんなに楽なんだろうか


社会という規則がない、自由奔放な世界に行きたい


誰だって一度なら考えることだと思う


「ほらっ、腕出して。大丈夫だって、私の友達皆みんなやってるんだからさぁ」


「そっ、その結果その人達はどうなってるの?」


「自由に生きてるわよ~。それはもう生きているだけで楽しいと思えるくらいに。・・・ねえ?」


「そうよそうよ。流行に乗れない女なんて女じゃないって」


「あたしたちだって最初は怖かったよ?でも慣れると気持ちいいんだよぉこれ。この感覚、■■にも味わって欲しいなぁ。できることなら■■だけじゃなくて皆にもね」


真ん中には何かに恐怖して脅えている女と、それを取巻く不気味に嗤う女性が3人


持っているのは、注射器


「警察なんて無能なんだからさぁ~、捕まることなんてないってw」


いけないことだと解っている


だけど、むしろいけないとだからやってみたいという気になってしまうのも人間の性というモノなんじゃないだろうか


かつてソヴィが犯しそうになった罪。それは殺人


当然いけないことだし、悪いことだ


だけどここなら総てが合法だ。誰に何を言われようと、何をしようと関係ない


何せ自分の命が掛かっているのだから。自分の命以上に大切なものなんて存在しない


だから他人を殺してでも生きようと思った


結果、それは間違いだった


人を殺して、血で汚れたこの手この身体を、大切な友人が認めてくれるだろうか


答えは否だ


だからソヴィは出来なかった


犯罪を犯すことを。それだけの意志の強さを持っていたから、自制できたのだ


だが、自制しない快楽に溺れる人間だって存在する


「ささ、早く終らせてみんなで一緒に楽しみましょ。仲間が増えるって最高に嬉しいんだよねぇ~」


「・・・あっ・・・・う・・・・」


何もいえない。


怖くて怖くて、本当は厭なのに


だけど一度だけ体験してみたい、そんなことを思ってしまう自分が居るのも事実なのだ


だから、馬鹿で情けないけどーーーーーーーーー






翌日


結局、前もって対策を立てておいたダブルデート(爆笑)はムダに終った


普通に探索して、普通に遊んで、適当な場所で昼食にして、後は金閣寺見て終わり


宿泊施設が山の中ということもあって早めに切り上げることになっていたので、時間はあっという間に過ぎた


ああ、強いて言えば定期報告を聞いたくらいだ


色々と対策は練ってある。雪や陽に依頼して町の警備をさせたりな


これは正式な任務じゃない。だから支払われる料金は俺のポケットマネーになる


それは別に構わないのだ。というかあいつら金に困っていないらしく


ーーーーーーじゃあ今度隊長のおごりで飯食いにいきましょうよ~


と陽が提案してきたのだ


・・・この間雪を連れて行ったばかりなのだが、雪もそれでOKということなのでそっちの方向で話が進むことに


そしたら雨や岳まで呼んできて・・・まあなんだ。こうやって部隊の仲間と交流を深めるのも悪くは無いだろう


うちの組織じゃご法度なんだけどね


必要以上に仲良くなったら、裏切られた時殺すのを躊躇うことになるからな


まっ、その心配は無いだろうと確信しているのだろうあいつらは


何せあいつらの目の前で、俺は俺の父親を殺したのだから


絶対に殺してはいけない人間を、俺は殺したのだから


躊躇無く。一切手加減も無く


ただ引き金を引いた。それだけど動作だ


でなければあいつらが、他の大勢の人間が死んでいた


父親一人の命で大勢の命が救えるのなら安いものだ


親父さんもわかっていたからな。それを覚悟で友人であるヴェルニクスを殺さなかったのだから仕方ない





さて、そんな話は置いていて


時刻は19時。今日のこの後の予定は21時に風呂、それ以外は何も変わらない


変わらない、はずだった


『ではこれから交流会を始めまーす!皆さんは一列に並んでくださーい!』


メガホンを使ってうちの担任が声を掛ける


そう、交流会というものをするらしい


九条峰と諏訪原で


もう3年なのに意味があるのだろうか?と思ったのだが


まあ友人は作っておいて損は無いということなんだろう


これからライバルになる人間や気が合う人間、それは人それぞれで見極めて友人を選択していけばいい


俺は断固として断るが


外で行われるらしく宿泊施設の広場を使わせてもらって右に諏訪原、左に九条峰で分かれて座る


人数は2クラスずつなのでざっと60人前後


さて、交流会といえど何をするのかは聞いていない


周りもその具体的な内容に興味津々の様子だ


『えっと、改めて交流会を始めます。折角共同で、しかも同じ宿に泊まることになった仲なんですから、いい機会だと思って提案させてもらいました。・・・というか、こうでもしないと皆さんの修学旅行が味気ないものに変わってしまって、それが遺恨を残すことになるかもと危惧したので・・・』


そりゃそうだ


何も変化は無い。今の状態の修学旅行は中学時代に経験したものをリプレイしているだけだからな


面白みなんて無い、なんてそこまで言うつもりはないが


既知より未知の方が楽しいに決まっている


だから少しでも変わったことをしようということで教師陣は策を練ってきたのだろう


生徒の責任は教師の責任、そして学校の責任になってしまう。その責務を負っている以上、出来る限り尽くせる限りのことをしてあげないといけない


故に少しでも変わったことをしようと考えた結果こうなったのだろう


それ自体に異論は無い


だが話を戻すが、具体的に何をするのかということだ


『ということで前もって生徒何人かに聞いて何をしたいのか調査させてもらいました。で、ですねぇ・・・結果、肝試しという意見が多かったわけですよ』


・・・・・・は?


そりゃ山の中だから肝試しも納得できるが


いいじゃんそこはキャンプファイヤーとかカレー作りとかでさ


どうしてこうも趣旨がわからないモノを提案するかねぇ


それにこれ交流会になるのかよ


明らか小数用のゲームじゃねぇか。特定の人物と交流してどうすんだよ


交流会というお題目の元動くなら、肝試しっていうチョイスはどうかと・・・


・・・いや、結局交流会と言えどそんなに時間はあるわけじゃない


一人が60人に挨拶する時間も無い


ならば最初から少数で知った仲以上に色々と交流を深めるほうが良い、ということか?


考えれば考えるほどよく解らなくなってくるが


とりあえず肝試しは決定らしい


奥の方で準備しているっぽいからな


ここで色々とイチャモンつけて肝試し中止ってなったらその奥の人達の苦労は水の泡だ


それも考慮すると、まあ妥協しよう


それに周りの雰囲気も疑問は残るものの面白そうという感じだ


ここは流れに身を任せてみますか


「山の中ですからね。ここは地の利を生かしたいと思います今からルール説明させてもらうけど、何かここまでで意見はあるかな?」


いやまあ、さっきから色々と不思議に思うところはあるけどとりあえずルール説明してもらわないと


「・・・ないようなのでルール説明させてもらいます。え~と、ルールその一、肝試しということなので行動する人数は少ないほうがいいと判断しました。なのでグループは二人組みか4人組までとさせて頂きます。そしてルールその二、そのグループ構成は必ず諏訪原と九条峰の比率が1:1になるようにしてください。2人組みなら必ず別の学校同士、4人なら諏訪原九条峰共に二人ずつ。」


「せ、先生!」


「はい仁多見さん」


前の方に座っていた仁多見が意見を発するために手を挙げ、尋ねる


「何故二人組みか4人組かのどちらか何ですか?何か意図があるなら教えて欲しいんですが・・・」


当然の疑問をぶつけた


肝試しをやるのが決定ならそれに反論しない


だがどうして人数制限をするのか


確かに肝試しなのだから集団行動でまとまって行ったって何も面白みが無い


ただ散歩しただけで終ってしまうからな


では他に意図があるとすれば・・・


「いい質問です。調べた結果、諏訪原と九条峰の人数は合わせて偶数で、なので偶数構成にしなければいけなかったんです。だけど勿論肝試しを行うからには人数は少数でなければ意味がありません。なので余らないよう二人一組、または4人一組の構成にしました。解ってもらえましたか?」


「は、はい・・・・」


なるほど、そういう理由か


「では続けたいと思います。ルールその三、グループは必ず男女で構成すること。異性の人数もありますから、最後男子のみ、女子のみとなってしまう可能性がありますが、基本的には男女混ざってグループ作るように。男子3人、女子1人でも、女子3人男子1人でもお互いが合意であれば構いません」


男子のみで肝試ししても花が無いからな


これについても意見はないだろう


だが・・・つまりは、だ


二人組みを構成するのであれば、それはお互い別の学校で、さらに男女でなければならないということになる


・・・なんだこれ?カップルでも炙り出そうとしているのか?


段々悪意があるように感じてきた


「本来なクジなど作ったほうが良かったのですが、時間がなかったので・・・。ランダムがいいっていう人も居ると思うのでその場合は先生方に報告してきてください」


よく言うよ、そんなの単なるボッチの救済処置なんだろうよ


といっても、俺が経験した九条峰と諏訪原のクラスは別段ぼっちなヤツは見当たらなかったな


基本的に人当たりの良い仲の良いやつらだった、気がする


協調性が無い俺は自動的にぼっちになるが、それ以外だとかなり少ないだろう


クラスは2年の時から変わっていないはずだから、教師が言うように本当にランダムが良いっていう物好きが出て来るだろうな


「それじゃあ意見も無いようなので今から20分掛けてグループ作ってみてください!時間が掛かるようであれば30分を予定していますが、できるだけ早く作って早く楽しませたいので、宜しくお願いします。グループ作り次第ルートの説明をさせて頂きます!」






なんなんだろうなぁこのラノベ的アニメ的王道展開は


正直嫌気が差す


自分はそんな歯がゆいものは苦手なのだが、実際に起きてしまうこともあるのだと前もって考慮するべきだったな


厭な事は考えたくない。誰だってそうだろ?


でも、ルールというか規則というか規律というか、まあそんな感じなものが俺達を縛っている訳だからここから逃げることが出来なかった


まあボッチは免れたさ。九条峰には一時期転入していたし、何より耕哉や海たちがいるからな


それにあいつらも、今の時期にこれ以上余計な友達は増やすのは得策でないと考えたのだろう


なので俺達は俺達で分かれてグループを作ることになった


だが俺達のいつものグループつまりは俺、刹莉、耕哉、美樹、如月、海、そして悠木


・・・そう、7人なのだ


偶数でなければグループは作れない


さてどうしようかと思っていたら如月が


ーーーーーあっ、私はランダムで行こうかと思ってるから。折角交友の幅を広める機会、逃さない手は無いわっ!


コミュ力あるなぁ、感心するよ


まあ友達100人居そうな奴だし、あいつがそれで構わないのであれば止めはしない


と、言うわけで俺達は6人になった


さてルール通りに、つまり諏訪原と九条峰で作ることになる


四人組と二人組みになるわけだが・・・


当然悠木と耕哉を放すような無粋な真似はしたくない


なのでこれで四人組のうち2人決まった


さて残りはどうするか、だ


なに、選択肢は二つだ


男女で別の高校でなければいけない二人組み


つまり俺と刹莉は必然的に離れることになる


なので二人組みには俺&美樹か刹莉&海となるわけだ


で、まあーーーーーーーーー


「ーーーーー・・・・こうなるわけだ」


「・・・・?なに、文句ある?」


「いや別に、お前とこうやって二人きりになるのは久しぶりだなと思っただけだ」


「えっ、何それ口説いてるの?だったらその必要ないよ?もう私はーーーーー」


「ああもういいから喋るな」


時間は・・・どのぐらいだろうか


出発地点からおよそ1キロは歩いたか


ゴールが確か山奥にある神社だったか寺だったか・・・まあ心霊スポットとしては似たようなものか


そこまでおよそ徒歩2キロ。道中は3つにルートが分かれており、どの道も同じような距離でゴールへ辿り着く


道中も広くは無いが狭くもない。獣道も無ければ迷うことも無い


いたってシンプル。恐らくあの施設ではこの肝試しという奴は何度もやってきたのだろう


だからこそこんなにも単純な道がある


そしてしっかりと脅かすポイントも確保してある


半分まで来たが、道中何回か驚かされたよ


しかも驚かすタイミングが絶妙だ


しっかり距離なり角度なり考えてあり、次来るか?来るか?・・・来ないー、と思った瞬間に驚かしに来る


あれあの宿屋の従業員かな?かなり手が込んであったから流石に驚いたぞ(最初だけ)


「・・・しっかしどうせ中途半端な作りものが出てくると思ったけど、凄かったわね・・・」


「油断してるとまた来るぞ。気を引き締めておけ・・・って気を引き締めてもビビるものはビビるか」


「ちょっ、人を怖がりみたいに言うのやめてくれる?怖くないのよ?ただ驚かされるのが苦手なだけで・・・」


「そんなの誰だって一緒だろ」


「いや貴方さっきから何にも動じてないよね?超冷静に驚かしてくれた人に「お疲れ様です」って頭下げて進んでるわよね?」


「しっかり驚いたって、最初後ずさっただろ?」


「最初だけじゃない・・・貴方って昔からそう。どうやったらそんな風に度胸付くの?・・って愚問か。色々と濃い人生送ってるもんね」


「自慢できるものじゃない。むしろ軽蔑される類のモノだ。


そうだ、俺なんかを世間一般では社会不適合者というジャンルに当てはまるんじゃないかと思う


普通の仕事も、普通のコミュニケーションもできない人間なのだから


「・・・こんな友人と縁切りたいならいつでも構わないぞ。まあその時は一言言って欲しいものだがな」


「・・・・・・・・・怒っていい?」


「何にだ?」


「私のことを友人って言ったことに」


そっちかよ


「いえ、貴方がいつもそういうのを覚悟で一緒にいるのは知ってるからね。今更私がどうこう言えないよ」


なるほど、理解が良くて助かる


それをもっと早く見せてもらいたかったよ。具体的には中学時代に


しかし、友人がダメなのか


「・・・なら俺とお前の関係はなんて言えばいいんだ?友人がダメなら親友?それも不服なら友人の妹?」


手当たり次第聞いてみることにした。


ああ、勿論あからさまに一つだけ言ってないが


「ーーーー・・・彼女じゃ、ダメかな」


切なく、そして重々しくその言葉を俺に告げた


まあ言ってくるよな。現に俺たちは過去に付き合っていたんだ


その未練ぐらいあるだろう。結果が結果だ。美樹にとって不服以外の何者でもないのだから


だが、俺はあれで満足している


誰だって成長するんだ。その成長を妨げている存在があるのであればそれは害悪に他ならない


故に俺は美樹を遠ざけた。俺がその害悪だから


だから、それを二度も繰り返してはならない


「ダメだな」


俺はその告白にハッキリと断る


「俺達は確かに和解した。だがな、それはお前がもう俺を壁として必要なくなったと思ったからだ」


そう、今までみたいにお互いが疎遠になっていてもよかった


だがな、美樹。お前は自分の欠点に気づき、治し、そして立派になろうと努力した


そしてあんな最悪な別れ方をした俺に和解を申し込んだ


それこそが成長の証、害悪を乗り越えた証だ


もう俺は必要ない


「私はまだ弱いままだよ」


「いいや、少なくとも人見知りで無愛想な男を女特有の包容力で負かしたよ。・・・弱いままなのは俺のほうだ」


俺は何も成長していない、ただ自分が自分であることを確信しただけだ


そんなのは当然で、自然なことのはずなのに


そんなことすら出来ていなかった


言うなれば、俺は今ようやくスタート地点に立っただけだ


「・・・弱さは罪?」


「いいや、罪なんかじゃない。ただ生きていくために、護るために、戦うためにはどうしても"力"が必要なんだよ。有体に言えば、持っていて損は無い。無ければ得はないものだ」


「その力で・・・何をしたいの?」


「したいんじゃない。それじゃあ俺からやらかすように聴こえるだろ。俺はただ単純に降りかかる火の粉を払いたいだけだ」


それが俺の生き方だから


平和に暮らせるものなら暮らしたい


だけど、生まれ持っての運とでも言うべきか


俺はつくづく不幸というものに愛されている


だからこそ、そんな不幸すら薙ぎ倒すぐらいの力と度量が必要不可欠だった


故に生きていて幸せと感じたことはない


友人がいるだけで幸せだとか、家族が居るだけで幸せだとか、そういう人間もいるだろうが


言うなれば、俺の場合生きているだけで幸せなことなんじゃないかと思う


それは、ソヴィも一緒だ


「そっか・・・」


話はどうやら一段落付いたらしい


不満そうな顔をしているが、俺は嘘偽りなしで語ったんだ。だから後悔はしていない


それから少し歩いたら、また美樹の方から話題を吹っ掛けてきた


「・・・ああ、話は戻すんだけどさ。湊って皆のことどう思う?」


どうしたんだ?唐突に


それに質問の趣旨がわからないな


「・・・どう、とは?」


「例えば耕哉のこととか、正直うんざりしてこないのかなぁって」


「しないな。こんなバカに付き合ってくれる大切な友人だよ。勿論海もな」


「なら冬香は?」


「・・・いや、正直何も知らない。詳しく知ろうとは思わないし、まあ耕哉が認めた人間なら会話するぐらいなら別にいいかなって思うぐらいだな」


「じゃあ美月は?」


「・・・あいつも、詳しく知らない。だけど視ていて楽しいヤツではあるしソヴィの親友だからな」


うん、まあここで月のことは話せないし、誤魔化すのはこれで限度だ


「なら・・・ソヴィは?」


「あいつは・・・・・・・」


あいつは・・・ソヴィは・・・


俺はソヴィのことをどう思っているんだ?


いや、前に似たようなことを自問自答しただろ


そうその時の答えはこれだ


「・・・あいつは家族だ」


「それ抜きにして」


「ーーーー・・・え?」


それはどういう・・・


「家族とか、そういう立場の繋がりじゃなくてそれ抜きして男と女、異性と異性の関係としてどうなの?」


異性と異性って・・・


なんて答えればいいんだよ、これ


家族以外で、俺とアイツの関係を説明しろって


そんなの、一つしかねえだろ


"同属"


でもコレは美樹には解らないこと


ならば、一般で通じる関係を考えないと


俺と、ソヴィ


男と女の関係


・・・いや、なるほど。こいつが聞きたいのはつまり


察してしまった、解ってしまった


では次はどうするか


・・・・決まってる、真実を告げてやるしかない


曖昧な答えは後々誤解を生む


誤解を生めば問題が発生する


それはお互いにとってデメリットしかない


だから、今ここで真実を教えてやるのが一番だ


率直に俺がソヴィに対してどう思っているか


これを言えば思い上がりも甚だしいし、図々しいにも程がある


だけど、この4ヶ月、俺はあいつのことを他人とは思えない


その正体を今、ここで語るべきだろう


美樹にはそれを知る権利はある


俺が昔、畸形を無くすための手段として、手掛かりとして付き合うことになったんだから


これは、俺の責任だ


これだけは俺が背負うべき罪に他ならない


だから、ここで言おう


「・・・美樹、俺とソヴィの関係はーーーーーーーーーーー」





ありきたりな展開になっちゃったよ・・・


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