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無能と追放された俺、実は全スキル所持の最強でした ~気づいてないけど周りが勝手に国を作ってくる~  作者: 南蛇井


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第93話 介入

「後退しろ!!」


叫び。


だが、間に合わない。


「無理だ!!」


前線が、崩れる。


敵がなだれ込む。


「終わりだ……」


誰かが、呟いた。


その瞬間。


「――」


一歩。


戦場の中へ。


「……?」


誰かが、気づく。


「……あれ」


前線。


崩れたはずの場所に――


一人。


立っている。


「……」


レインだった。


「……何で前にいるんだ?」


「……いつ来た?」


誰も分からない。


だが。


そこにいる。


それだけで。


違和感。


「……」


敵兵が、気づく。


「邪魔だ」


一言。


振りかぶる剣。


振り下ろす。


その瞬間。


「……」


止まる。


「……?」


剣が。


動かない。


「……何だ?」


「……」


レインは、ただ立っている。


何もしていないように。


「……」


次の瞬間。


敵兵が――


崩れる。


「……は?」


周囲が、止まる。


「……」


もう一人。


さらに一人。


触れてもいない。


だが。


倒れる。


「な、何が……」


「……」


レインが、ゆっくりと前に進む。


一歩。


それだけで。


敵が、後ずさる。


「……」


本能が、理解する。


“危険”。


「……何だこいつ」


誰かが、呟く。


「……」


そして。


レインが、ぽつりと。


「邪魔ですね」


その瞬間。


「――」


空気が、裂ける。


見えない何かが、走る。


敵の列が――


まとめて、崩れる。


一直線に。


「……」


沈黙。


「……は?」


誰も、理解できない。


「……」


だが。


止まっていた前線が。


完全に、止まる。


敵が、止まる。


動けない。


「……」


カレンが、呟く。


「……来たわね」


「はい」


リリアも、静かに頷く。


「ここからです」


ミアが目を輝かせる。


「レインさんです!」


「……」


崩壊寸前だった戦場。


その中心に。


ただ一人。


立つ存在。


「……」


レインは、いつも通り。


「これで大丈夫ですね」


「まだ始まったばかりよ」


カレンが笑う。


「でも」


「終わるわね」

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