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☆第33話[駆け出した冒険者⑭]

冒険者として駆け出したレオ

無事にHランク最後の依頼を終え、宿に戻ってきたレオは一夜明け、報告をする為にギルドへと向かうのであった

チュンチュン…バサバサバサ

…

……

………


『ふぁぁあ…』

僕はようやくベッドから起き上がった

(『今日はだいぶいつもより遅くまで寝ちゃったな…』)

ぼーっとする頭を覚ますために洗面台に行き顔を洗った

『ふぅ、サッパリした!』

そうして身支度を整えて僕は一階に降りていった

…

『おはようございます』

「あら、おはよう!今日はいつもより遅いのね」

『疲れてたのかすごく寝てしまいました』

「たくさん寝れるなら何よりよ♪ 簡単なものしか無いけど、ご飯食べるかい?」

『お願いします!』


―――――食事―――――

§ホットサンド

§ポテトサラダ

§野菜のスープ

ーーーーーーーーーーーー


『ご馳走さまでした!』美味しかったです!』

「お弁当はどうするの?」

『うーん、今日は大丈夫です!ありがとうございます』

「そーかい!じゃあ部屋を掃除しとくから気をつけていくんだよ!」

『はい!』

…

朝食を食べ終えた僕は一度部屋に戻り、装備や持ち物を確認して部屋を後にした


『よーし!今日はスルトの鏡に行って、Hランクの依頼の完遂を報告しなきゃ!』

僕は意気揚々と冒険者ギルドへと向かった

…

街は今日も住人達や冒険者、商人で活気が溢れていた

(『平和だなー…』)

そんな事を考えながら歩いているとスルトの鏡の前に人だかりが出来ていた

(『何かあったのかな??』)

近づいてみると冒険者達が集まり雑踏としていた

…

「腕に覚えのある奴には稼ぎ時だな」「おう!」

「成り上がるチャンスだ」「そうね」「自分の実力を試せる良い機会かもしれないな」「俺も負けてられねーぜ」「足手まといになるなよ」「お前こそな」「行きましょうか」「そうだな」

…

……

僕は近づいて側にいた人に話を聞いたところによると何やら緊急のクエストが発表されたらしく、参加を希望している冒険者達が盛り上がっている様子だった

…

(『まぁ、僕はそんな急ぐ必要もないしのんびり冒険しよーっと』)


ガラッ…バタン

ウェスタンドアを抜けると、ギルドの中でも屈強な戦士や魔法使いなど様々な人達で賑わっていた

緊急クエストに参加しようとしているパーティや通常のクエストに出掛ける人などで賑わっていた


『忙しい時間帯に来ちゃったな…』

僕は受付が開くまで待合のスペースでぼーっと待つ事にした

…トントン

不意に後ろから肩を叩かれて驚いて後ろを振り向いた

「やぁ!久しぶりだね?」

『アルモニカさん!』

振り返るとそこにはアルモニカさんが居た

「今日はどうしたんだい?君も緊急クエストに興味があるのかな?」

『あ、いえ僕はHランクの依頼を全て完遂したので報告に来ました』

「あぁ!そうか!君はまだ冒険者になって日が浅いんだったね?すっかり忘れていたよ」

『まだ1ヶ月経過してないですね!』

「それでHランクの依頼を終わらせちゃったのかい?」

『はい!まぁ依頼者さんの協力も得る事が出来たりして採取のクエストをスムーズに完遂できたりしたので』

「それでも凄いよ!きっと創設以来最速のランクアップだろうね!」

『あははは…そ、それより外でも話題になってましたが緊急クエストって何か起きたのですか?』

「ん?あー、実はジュラ大森林でモンスターが活発になっているという報告があってね」

『そうなんですか…』

「そうだね、まぁ多少街道のモンスターにも影響があるかもしれないから、レオ君は強いけど油断したりしないようにね」

『ありがとうございます!』

(『ジュラ大森林か…リブラ姉様のカーバンクルだって幻獣なのに怪我をしていたし…一応伝えてた方がいいかな?』)

…

『あ、あの…』「アルモニカさーん!」「すいません聞きたい事がー」

「ん?あぁ!レオ君何か言いかけなかったかい?」

『あ、いえ、そろそろ受付も空いてきたので報告してきます!』

「そっか!じゃあまたね!」

そういうとアルモニカさんは声をかけた冒険者達の方へと行ってしまった

『まぁ後でいっか!まずはHランク完遂の報告してこようっと!』

僕はアルプさんがいる受付に向かった

…

…

『アルプさん♪ こんにちは!』

「あら!レオ君 こんにちは♪ 今日はどうしたの?」

『今日は残っていたHランクの依頼の報告に伺いました!』

「そう!おつかれさま♪どれを終わらせたの?」

『はい!残り全て終わらせました!』

「えっ?」

『一応、最初に提示していただいた10件のクエストで残っていたものを全てです!』

「ついこの間に報告してもらった時は4件目じゃなかった?」

『はい!どれも街道沿いであまり遠くに行くような事は無かったので早く終われました♪』

「早くって…レオ君が冒険者登録してからそんなに経ってないわよね??」

『そうですね…宿を取った日からだから19日…明日で丁度20日ですね!』

「…レオ君!!」

『は、はい。』

「君は無茶をしたんじゃないでしょうね??」

『いえ、別に20日ずっとクエストに出掛けてた訳ではなく休みもあって全然無理はしてないですよ!』

「…そうなら良いけど、冒険者は身体が資本なんだからね?」

『ありがとうございます♪』

「じゃあ、納品があるものはこっちで、討伐証明はそこに出してもらえるかな?」

『分かりました!』

…

ドサドサドサ…《カラッン》

…ガラン…ゴンゴン

…

……

「レオ君!ちょーっと待って!」

『はい?』

「もしかして、これ以上あったりする??」

『そーですね…たぶん倍以上はあるかと』

「ふぅ…ちょっと場所を変えましょうか」

…

こうして僕は何やら驚きと呆れ顔のアルプさんに連れられ以前行った、スルトの鏡とバッカスの晩餐の裏へと向かって行くのだった

…

……


終了クエスト一覧


Hランク

―――――クエスト―――――

①快癒草の採取〈1籠10枚〉

②快魔草の採取〈1籠10枚〉

③解毒草の採取〈1籠10枚〉

〈完〉④メーラーの実の採取〈10個〉

〈完〉⑤エルベスの木の葉の収穫〈1籠10枚〉

⑥街道沿いのスライムの駆除〈10体〉

⑦街道付近のゴブリンの討伐〈5体以上〉

〈完〉⑧畑を荒らすコクレアの駆除 (巨大カタツムリ)

〈完〉⑨何かが巣食らう下水道の清掃

⑩求む食材 食用肉の調達〈10体〉

―――――――――――――――

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