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☆第21話[駆け出した冒険者②]

冒険者として初めてのクエストを難なく完遂したレオ

彼の知らない所で話題になるほど注目されていくのだか本人は悠々自適に生活を送っていた

...

......

........

レオ:

『あ、もう着いた、そうだ、一応ダミー用にバッグを持っておこうかな…』


ガラッ…バタン

ドアを抜けてギルドへと入った


フリュート:

「あ、レオだにゃ!」

ギルドの女性:

「あら〜あの子がレオ君ね〜」

レオ:

『こんにちわ!フリュートさん、とそちらの方は…』

モンドリーヌ:

「初めまして〜モンドリーヌよ〜」

フリュート:

「モンドリーヌさんは受付嬢長にゃ!」

レオ:

『初めまして!モンドリーヌさん!レオと申します。』

フリュート:

「あらあら♪よろしくね〜」

フリュート:

「そうだにゃ、こんな時間にどうしたのにゃ??」

レオ:

『クエストを終えてきたので依頼完遂書を提出に来たんですが…』

モンドリーヌ:

「そうなのね〜アルプちゃんを呼んでくるわね〜」

レオ:

『??、モンドリーヌさんやフリュートさんに渡したらダメなのですか??』

フリュート:

「ダメにゃ!!レオは何も知らないから教えるにゃ!」

レオ:

『お願いします。』

フリュート:

「私たちギルド職員は休暇日や緊急時を除けばにゃ、冒険者はクエストを受注した受付嬢に直接結果を報告するのにゃ!そうする事で、もし冒険者が期日を超えて戻ってこなかった場合にゃんかの場合すぐ色々と対応できるのにゃ!」

レオ:

『冒険者とクエストを全て覚えてるんですか??』

フリュート:

「もちろんにゃ!それで違反とかも防ぐのにゃ!」

レオ:

『なるほど!凄いんですね!』

フリュート:

「そうにゃ!ただ可愛い訳じゃないのにゃ♪」

アルプ:

「もう何話してるのよ…」

フリュート:

「アルプ!レオに受付嬢についてあれこれ教えてたのにゃ」

アルプ:

「…まぁいいわ」

モンドリーヌ:

「今度は私もあれこれ教えてあげるわね〜」


レオ:

『あはは…』

レオ:(心の声)

(『女性が集まるとやっぱりこんな感じなんだな…』)


アルプ:

「全く…モンドリーヌさんまで…」

レオ:

『こんにちわ アルプさん!皆さん仲が良いんですね♪』

アルプ:

「レオ君おかえり!まぁ…そうね、それで依頼完遂書を持ってきたのよね?」

レオ:

『はい!』

アルプ:

「じゃあ、あっちのカウンターで受付するわね!」

『お願いします!』

レオ:

「じゃあ提出してくれるかしら?」

レオ:

『あの…採取したものもここに出して良いんでしょうか?』

アルプ:

「あら?今回は依頼完遂書だけではないのね、大丈夫よ!」

レオ:

『じゃあバッグの中から…』

アルプ:

「あー、そのアイテムボックス付きのバッグは貰い物かしら?」

レオ:

『えっ?あ、はい!』

レオ:(心の声)

(『本当は空間魔法が使えるけど、ダミーで普通のバッグを持ってるだけだけど…』)

...

「私たちギルド職員には守秘義務があるし、ここではレオ君の素性は知ってるから良いけど、君はまだ駆け出しの冒険者だから厄介事に巻き込まれないためにも、そういったアイテムは人前では隠した方が良いわよ?」

レオ:

『やはりそうですか…以後気をつけます!』

アルプ:

「まぁこの時間帯は他の冒険者は少ないし、ランクが上がれば問題ないし、少しの辛抱ね!」

レオ:

『ありがとうございます!頑張ります! では改めて…』

......ドサドサドサ..

レオ:(心の声)

(『コクレアの討伐部位は数が多いし、とりあえず採取のクエスト分だけでいいかな』)


―――――依頼完遂書―――――

④メーラーの実の採取〈10個〉

報酬:20ペイン

⑤エルベスの木の葉の収穫〈1籠10枚〉

報酬:10ペイン

⑧畑を荒らすコクレアの駆除

報酬:50ペイン

―――――――――――――――


アルプ:

「あらー3件も完遂したのね♪」

レオ:

『はい!依頼者の方のご厚意もあり助かりました。』

アルプ:

「それは良かったわね♪ じゃあ合計で報酬の80ペインね♪」

レオ:

『ありがとうございます!』

アルプ:

「改めてどうだった?初めてのクエストは」

レオ:

『そうですね、依頼者さんの協力もあってトントン拍子に上手くいったので…正直実感はあまりありませんが冒険者としてやっていけそうです!』

アルプ:

「それは何よりだったね♪けど無理や油断は禁物よ?」

レオ:

『ありがとうございます!』

アルプ:

「今日はもう終わるの?」

レオ:

『はい!宿屋に行って休もうと思ってます!』

アルプ:

「そう!おつかれさま♪」

レオ:

『ありがとうごさいました!』

......

...

モンドリーヌ:

「あら〜レオ君もう帰るのかしら〜?」

フリュート:

「ホントだにゃ!また来るにゃ〜♪」

レオ:

『はい!お先に失礼します。』

僕は会釈をしてスルトの鏡を後にした

...

......

『ふぅ!初めてにしては上出来だったなー♪』

僕は宿に着いて湯浴をして寛いでいた…

...

.....

......

........

その頃、スルトの鏡ではレオの事でちょっとした話題になっていた…


モンドリーヌ:

「アルプちゃん、レオ君は初日は無事終えることができたようね〜」

アルプ:

「モンドリーヌさん!はい!採取クエストですが初日に3件も完遂したようです」

モンドリーヌ:

「それは〜凄いわね〜」

フリュート:

「レオの話かにゃ?混ぜるにゃ!」

アルプ:

「いえ、そんなに大したことは話してないですよ」

フリュート:

「依頼完遂書見せて欲しいにゃ!」

アルプ:

「珍しいですねフリュートさんがそんな事気にするなんて」

フリュート:

「そうかにゃ?単純に興味があっただけにゃ……にゃ?にゃにゃ??!」

モンドリーヌ:

「フリュートちゃん、どうしたの〜?」

フリュート:

「アルプこれちゃんと読んだのかにゃ??」

アルプ:

「読みましたよ?ちゃんと完遂してるって依頼者さんもサインしてますよ?」

フリュート:

「追記がしてあるにゃ!」

モンドリーヌ:

「あら〜ホントね〜…!!!んっ??」

アルプ:

「もう…2人してどうしたんですか?」

フリュート:

「アルプ!!よく読むにゃ!」


―――――依頼完遂書―――――

〈畑を荒らすコクレアの駆除〉

この度はクエストの完遂ありがとうごさいました!

今回来ていただいた冒険者のレオさんは他の冒険者の方と違い、かなり多くのコクレアを駆除して頂いたお陰でとても助かりました

満悦と感謝の意を込めて報告致します

駆除数:280匹

From:ラディ

―――――――――――――――


「「「280…匹!」」」


アルプ:

「280匹??!」

フリュート:

「280匹って尋常な数じゃないのにゃ!」

モンドリーヌ:

「この依頼は〜Hランクのクエストの登竜門として毎回紹介してるけど初めて見る数ね〜」

アルプ:

「確かに命の危険は無いけど報酬額が少ないこともあって他の冒険者だと大体10数匹程度で終わらせてしまいますよね…」

フリュート:

「普通はそうにゃ!」

モンドリーヌ:

「これは本当に凄いわね〜」

..

...

ガラッ…バタン

珍しく揃って受付嬢がレオの話題で盛り上がっているところに談笑しながらギルドに入ってきた大柄な男性職員が二人近づいてきた。


「「どうしたんだ?」」


アルプ:

「タンブールさん!それにフォボスさん!」

フリュート:

「フォボス ギルド長がここにいるなんて珍しいにゃ」

無精ひげの男性:

「あぁ、いや、タンブールと飯に行ってたからな」

タンブール:

「それでどうしたんだ?なんか盛り上がってたけど」

アルプ:

「さっきレオ君が初めてのクエストから帰ってきたんです」

タンブール:

「おぉ!そうなのか!」

フォボス:

「レオ??」

タンブール:

「噂の三男坊だよ フォボス」

フォボス:

「あー、最近冒険者になったって言ってたウェストミンスター家の坊主か!」

タンブール:

「あいつは見た目も良いし嬢ちゃん達が気になるのもしょうがないな」

モンドリーヌ:

「うふふ…実は〜私もそれで興味があったんですけど〜実力もあるみたいですよ〜」

フォボス:

「モンドリーヌがそんな事言うなんて珍しいな?」

フリュート:

「2人ともこれを見るのにゃ!」

タンブール:

「ん?依頼完遂書をか??」

フリュート:

「そうだにゃ!驚くにゃ!」

..

....


「「どれどれ………ほう…!??あっはっはっは!!」」


タンブール:

「ラディの所のクエストか!コイツは…凄まじいな 笑」

フォボス:

「丁寧で良い仕事をするみたいじゃねーか!」

二人はレオの討伐数をみて何やら満足そうな笑みで笑いあった。

フリュート:

「レオは中々見どころがあるにゃ!」

アルプ:

「まぁ、まだ初めてのクエストですからね、これからもサポートしていきます」

モンドリーヌ:

「そうね~」

こうしてレオは初回のクエスト結果だけでギルド職員の心を掴んだようだった。

そうこうしているうちに他の冒険者も戻ってくる時間帯になってきた。

...

ガラッガラガラ…バタン、バタン

ガヤガヤ…ガヤガヤ………

フォボス:

「ほら、ぼちぼち混んできたから仕事に戻りな」

モンドリーヌ:

「あらあら〜」

アルプ:

「はい」

フリュート:

「んにゃ♪」

...

......

........

フォボス:

「なるほど…レオか…覚えておこう。」

........

......

...

レオ:

『ふぅ!さっぱりした、いい湯だったな〜♪』

女将さん:

「えらくご機嫌だね!食事を持ってきたよ」

レオ:

『ありがとうございます♪』

女将さん:

「では、ごゆっくり」

レオ:

『いただきまーす…』


―――――食事―――――

§オムレツ

§ビーファローのステーキ

§パン

§野菜スープ

ーーーーーーーーーーーー


レオ:

『ふぅ…ごちそうさまでした!今日も美味しかったな♪』

食事を部屋の前にある棚に置き洗面台に向かい寝る支度を整えベッドに横になった。

レオ:(心の声)

(『この調子で明日もクエスト頑張るぞ……』)

そう思っているうちにいつも間にか眠りについていった…

........

..........

............


―――――依頼完遂書―――――

メーラーの実の採取〈10個〉

エルベスの木の葉の収穫〈1籠10枚〉

畑を荒らすコクレアの駆除

―――――――――――――――

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