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☆第20話[駆け出した冒険者①]

冒険者として第一歩を踏み出したレオ

当面の目標としてギルドランクを上げる為、早速クエストに出かけようとしていた

.....

......

.......

レオ:

『よーし!初の依頼だ、しっかりと頑張ろうっと♪』


僕は冒険ギルドに登録した翌日、さっそくクエストに来ていた、全て近場で行えそうだったので、先ずは領内の依頼者の元へ来ていた…

.......


〈畑を荒らすコクレアの駆除〉


レオ:

『すいませーん、依頼を見て伺いました!』

依頼者:

「あぁ!ありがとうございます。」

レオ:

『レオと申します。よろしくお願いします!』

依頼者:

「ご丁寧にどうも、ラディです。」

レオ:

『はじめまして!ラディさん早速ですが、コクレアの駆除したら良いのですよね?』

ラディ:

「はい。近頃コクレアが大量に出てきて困ってるんですよ。農家の宿命のようなモンスターなのでそれなりに対策はとっているのですが、今年は例年より数が多くて困っていたんです。」

レオ:

『なるほど…対策とは何をしているんですか?』

ラディ:

「一応、畑を囲うように消石灰を撒いたり、見かけた個体は駆除するようになるべくしてるんですけど、小さいカタツムリには効果があるんですが…コクレアには中々効かないようなので、増えた時はこうしてギルドに依頼してるんです。」

レオ:

『なるほど、なるほど』

ラディ:

「昼夜問わず被害が出て困っていて自分たちでも結構駆除しているのですが、奴ら殻が硬く駆除しきれないのが現状です…」

レオ:

『分かりました!任せてください』

ラディ:

「また繁殖されるのも困るので見つけたコクレアはなるべく倒してもらえると助かります。」

レオ:

『かしこまりました。しっかりと駆除しますね!』

ラディ:

「ありがとうございます、では畑に案内しますのでこちらに来てもらえますか?」


こうしてレオは依頼者ラディの畑へと向かった…


ラディ:

「こちらになります」

レオ:

『うわー、広いですね!』

そこには20㌶(サッカーコート30面分程)の広大な農地が広がっており、

見るからに新鮮そうな野菜や果樹園まで幅広く農作物が作られていた


ラディ:

「ウチでは野菜の他にも果物や薬草も育てているんですよ!」

レオ:

『へぇ〜そうなんですね!この広さも納得です。』

ラディ:

「すいません、私どもは農作業も残ってまして、申し訳ないのですが駆除の方をお願いできますか?」

レオ:

『分かりました!お任せください』

ラディ:

「では、また声をかけてください!」

そう言うとラディさんは小屋に向かい作業を始めだした…

.....

.......


レオ:(心の声)

(『農業も色々と大変そうだなー…よし!頑張っていっぱい駆除するぞー!』)

僕は気合を入れ直して駆除に取り掛かった。


レオ:

『これだけ広いと大変だろうなー…とりあえず畑の邪魔にならないところに集めておこう』


―――――戦闘―――――

『*ディグクローズ(地面に穴を掘り埋める)』

――――――――――――

ズドーン..ドサドサ


僕は土魔法で穴を作り、コクレアを見つけては投げ入れていった。

討伐部位は殻の突起部分の為、そこだけ回して取り外しては投げ入れてを繰り返し作業していった。

.......

....

..

.


レオ:

『ふぅ、先ずはこのくらいかな…後は魔法で…うーん、火魔法や水魔法だと周囲に影響でたらいけないし…そうだ!』

僕は穴に投げ入れたコクレアを一気に電磁波で倒すことにした。


―――――戦闘―――――

『*スパークスタン(電磁波で周辺を熱滅する)』

――――――――――――


バリバリバリ.....プスプス...プスプスプス.....


レオ:

『よし!成功したみたい!この調子でどんどん駆除していこっと♪』

動いている個体は見られなかったし、穴の中のみ魔法も作用していて、どうやら上手くいったみたいだ。

...

.....

.......

.........

............


ゴ〜ン ゴ〜ン ゴ〜ン


レオ:

『あ、もう15時かー、、夢中だったけど殆ど駆除できたみたい』


―――――戦闘―――――

『*ディグクローズ(地面に穴を掘り埋める)』

『*スパークスタン(電磁波で周辺を熱滅する)』

――――――――――――

ズドーン.....ドサドサドサ

...プスプス....プスプス.....



ラディ:

「レオさん!調子はどうですか?…って…うわぁ…!」

ラディはレオが集めていた討伐部位を見て驚いた。

毎年大量発生するシーズン毎にギルドに依頼しているのだが、基本的にはけがのリスクが低く、危険性が低い為に初心者向けの依頼として張り出され、報酬も低いこともあり数匹から多くても10体程度しか駆除されないことが多いのだが、レオの駆除数は討伐部位を見る限りその比ではなく初めての事だったのだ。

....

レオ:

『ラディさん!もう殆ど駆除できました!』

ラディ:

「いやー、例年より数が多くて今年は何度もギルドに依頼をしたんですが、今回受けてくれたのがレオさんで良かった♪」

レオ:

『ありがとうございます♪』

レオ:(心の声)

(『こんなに喜んでもらえるなんて冒険者になって初めてのクエストだったけど幸先良いスタートを切る事ができたなぁ♪』)

ラディ:

「でもすいません…ギルドには報酬額50ペインで依頼していたのに…」

レオ:

『良いんです♪このクエストは命の危険は無いですし!受けるのを決めたのは僕自身なので!』

ラディ:

「そういってもらえると助かりますが…」

レオ:

『それに、実は僕、この依頼が冒険者になって初めてのクエストだったんです!』

ラディ:

「えっ!!そうなんですか?!確かに若い子だなぁとは思っていたんですが、」

レオ:

『はい!それに領地の農地を直に見れて良かったです。』

ラディ:

「領地??!」

レオ:

『あ、いえ、色々栽培してるのを見れて良かったなーって思って!あはははは』

レオ:(心の声)

(『危ない…僕が辺境伯三男って知られると厄介かもしれないから隠すんだった…』)

ラディ:

「はぁ…?、そうだ、他にはどんな依頼を受けてるんですか?」

レオ:

『他はこんな感じですかね?』

......

....

..

僕はラディさんと談笑しながら他のクエストを見せた

..

....

ラディ:

「あ、この〈メーラーの実の採取10個〉と〈エルベスの木の葉の収穫1籠10枚〉はウチでも作ってるからぜひ持って行ってください!」

レオ:

『いいんですか??』

ラディ:

「もちろん!それに他の野菜なんかも良かったらどうぞ!」

レオ:

『いいんですか!ありがとうございます♪』

ラディ:

「じゃあ、少し待ってて下さい!」

そういうとラディさんは収穫に向かった

...

......

ラディ:

「ではレオさん、ありがとうごさいました!依頼完遂書をお渡しします!」

レオ:

『こちらこそ、色々頂いてしまってありがとうございます♪』

ラディ:

「いえいえ、レオさんは冒険者にしては礼儀正しくて面白い方ですね!これから頑張って下さい」

レオ:

『そうですかね…? 頑張ります!それでは失礼します』

...

......

こうして僕はラディさんに別れを告げて依頼完遂書を提出する為に冒険者ギルドに向かっていた

レオ:(心の声)

(『ふぅ…流石に駆け出しの冒険者が人前で空間魔法を使うわけにはいかないもんね…よし…周りには誰もいないし』)


『*ストレージ!』


(ストレージは状態変化が無く便利だが、前世の記憶を基に神様の恩恵を与えられている為、人前での使用は控えている)

(アイテムボックスはスキルやアイテムとして存在してる為、冒険者や商人などにも広く知られているが容量が少ないタイプでもとても高価なアイテムなので駆け出しの冒険者が使うと目立つ可能性がある)


レオ:

『よし!初日に3つも依頼達成出来るなんて良かった♪依頼者も良い方だったし♪』


そうこうしているうちにスルトの鏡に着くのだった…

...

......


登場モンスター


コクレア:20㎝から50㎝ほどのカタツムリ(殻がとても硬く頑丈、殻の頂点に角のような突起部分が特徴的ネジの用に回すと外れる)




登場アイテム


メーラーの実:リンゴの様な果物(赤・緑・黄と種類があり人気)

エルベスの木の葉:ハーブの葉っぱ(食材の臭み取りや風味づけなどに使われる)


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