☆第19話[奇譚の水端]
冒険者として一人での生活を始めたレオは宿に泊まっていた
まずはランクアップを目指し冒険者ギルドへ依頼 (クエスト)の受注に向かうのだった
チュンチュン…
チュンチュン…バサバサバサ
……
…
レオ:
『…ん…ぅ…うん? ふぁぁあ、朝…かな?』
『…あ、…あぁそうか、家を出て宿に泊まっているんだった…』
ベッドから起き上がり背伸びをした
レオ:
『ん…ふぁぁあ、よく寝れたなぁ』
時間は大体8時くらいだろうか?寝る場所が変わっても熟睡していたみたいだ
レオ:
『うん、天気も良さそうだし絶好の冒険日和!』
僕は洗面台に行き身支度を整えて一階に降りていった
女将さん:
「あら、おはよう!」
レオ:
『おはようございます!』
女将さん:
「よく寝れたかい?」
レオ:
『おかげさまで熟睡してました』
女将さん:
「それは良かったよ!ここで朝食をとるかい?」
レオ:
『はい!いただきます』
僕はカウンターに腰かけた
{ギムレーの宿屋}のバジェットタイプでは一階が飲み屋になっている為、宿泊者は朝食を取ることができる
レオ:(心の声)
(『朝は人が少ないのかな?』)
そこでは数人が朝食をとっているだけで静かだった
女将さん:
「はい!お待ちどうさま!」
レオ:
『ありがとうございます♪朝は人が少ないんですね』
女将さん:
「あぁ、今の時間はそうだねー、少し前に団体がクエストに向かったし、昨日飲みすぎた奴らは昼まで起きやしないよ!」
レオ:
『なるほど!では、いただきます!』
―――――食事―――――
§ジャイアントモアのチキンナゲット
§卵焼き
§パン
§玉ねぎのスープ
ーーーーーーーーーーーー
レオ:
『ご馳走さまでした!』
『ありがとうございました!美味しかったです!』
女将さん:
「はいよ!お弁当渡すから出かける時に声をかけてくれるかい?」
レオ:
『わかりましたー』
朝食を食べ終えた僕は一度部屋に戻り、装備や持ち物を確認して部屋を後にした
レオ:
『すいません、今から出かけようと思います!』
女将さん:
「はいはーい!部屋には何もないかい?」
レオ:
『はい!』
女将さん:
「じゃあ、部屋の掃除やら済ませておくからね!はい、これお弁当だよ!」
レオ:
『ありがとうございます!』
女将さん:
「気をつけたい行くんだよ!お弁当は早めにお食べね」
レオ:
『はい!いってきます!』
.....
僕は宿を後にし、足早に冒険者ギルドへと向かった
......
....
ガラッ…バタン
ドアを抜けてギルドへと入った
そこには昨日ほどでは無いが多くの冒険者達が居た
レオ:(心の声)
(『さて、まずはランクアップを目指してクエストを選選ばなきゃ…Hランクでも可能なクエストわっと…』)
僕は右端にあるギルドボードに向かった
…ドンッ
僕は誰かにぶつかってしまった
レオ:
『あ、すいません!ぶつかってしまって…』
タンブール:
「おう、気にするな…ってレオか!」
そこには昨日親切にしてくれたタンブールさんが居た
レオ:
『タンブールさん!おはようございます!』
タンブール:
「おう!おはよう!なんだ?昨日の今日でもう、依頼を受けるのか?」
レオ:
『はい!』
タンブール:
「そうか、そうか!」
レオ:
『依頼のボード見ようと思って、Hランクでも受けれるクエストってありますか?』
タンブール:
「おう!Hランクなら直接、受付嬢に聞いた方が早いぞ!」
レオ:
『そうなんですね!ありがとうございます!』
タンブール:
「無理せずに気をつけろよー!」
レオ:
『はい!』
.....
その後、タンブールは数人の冒険者達と談笑していた
冒険者:
「タンブールさん、彼とお知り合いなのですか?」
タンブール:
「いや、昨日会ったばかりだ!」
冒険者:
「新人に目をかけるなんて珍しいですねー」
「期待の新人ってところですか?」
タンブール:
「まぁな、ほら、お前らもサッサと依頼受注して行ってこい!」
「「「はーい」」」
.......
....
レオ:
『えっと、あ、居た!』
僕は昨日話したアルプさんを見つけ受付に向かった
レオ:
『アルプさんおはようございます!』
アルプ:
「あら、レオ君!おはよう♪ どうしたの?」
レオ:
『はい!Hランクのクエストを受けようと来たのですが、タンブールさんに受付嬢さんに直接聞いたらいいと教えて頂いたので伺いました』
アルプ:
「わかったわ♪ちょっと待っててね」
......
...
ギルドの女性:
「「あー!君がレオ君ね‼︎だにゃ‼︎」」
レオ:
『?!……はい!』
ギルドの女性:
「「あら、急にごめんなさいね♪にゃ‼︎」」
獣人の女性:
「フリュートにゃ、獣人の受付嬢ちゃんにゃ‼︎」
エルフの女性:
「私はサンバルです!エルフ族でここでは1番若い受付嬢です」
フリュート
「年齢なんて皆んなそんな変わんないにゃ〜」
サンバル:
「まぁ一応特徴として伝えようかと…」
レオ:
『……あ、レオです!よろしくお願いします!』
フリュート:「よろしくにゃん‼︎」
サンバル:
「よろしくね」
.....
...
レオ:(心の声)
「(ギルドの方々とは仲良くしてた方が良いよね…獣人のフリュートさんとエルフのサンバルさんか…受付嬢さんって顔面接とかあるのかな…アルプさんもだけど、皆さん綺麗な人だなぁ…)」
そんな事を思っていたら奥からアルプさんが現れた
アルプ:
「あれ?フリュートにサンバル、どうしたの??」
フリュート:
「噂のレオ君を見にきたのにゃ‼︎」
サンバル:
「ギルド入ってくるのが見えたから」
アルプ:
「全く…ほら、2人とも受付して!列ができそうだよ?」
レオ:
『噂??』
フリュート:
「噂のイケメンボーイにゃ‼︎」
レオ:
『なんですかそれ??』
サンバル:
「レオ君の事です!まぁ私達がそう言ってるだけですけど」
レオ:
『???』
アルプ:
「ま、まぁ、悪い意味じゃないし、気にしないで!それよりクエスト持ってきたよ!」
レオ:
『ありがとうございます!』
サンバル:
「じゃあまたね」
フリュート:
「まったなのにゃー‼︎」
フリュートさんとサンバルさんが受付に戻っていった…
アルプ:
「2人がごめんね?悪い子達じゃないから仲良くしてね」
レオ:
『はい!此方こそです!』
アルプ:
「ありがとう♪ はい、じゃあこれがHランクでも受注できるクエストだよ!」
レオ:
『なるほど!因みにランクアップには何が必要ですか?』
アルプ:
「えっとね…採取クエストと討伐クエストを各5回完遂と必須講習を受講する必要があるわね」
レオ:
『なるほど!ではとりあえず両方とも5件ずつ受注できますか?』
アルプ:
「大丈夫?依頼は全部1ヶ月以内よ?」
レオ:
『大丈夫です!』
アルプ:
「分かったわ、まぁ、Hランクのクエストだし全部で10件受注するわね」
レオ:
『ありがとうございます!』
アルプ:
「無理はダメよ?いい?」
レオ:
『はい!』
アルプ:
「はい!これでこのクエストはレオ君の受注になったから終わったらまた教えてね♪」
『ありがとうございました!』
僕はクエスト確認した
―――――クエスト―――――
①快癒草の採取〈1籠10枚〉(ポーションの素)
報酬:10ペイン
②快魔草の採取〈1籠10枚〉(エリクサーの素)
報酬:10ペイン
③解毒草の採取〈1籠10枚〉(ドーテル リキッドの素)
報酬:10ペイン
④メーラーの実の採取〈10個〉(リンゴの様な果物)
報酬:20ペイン
⑤エルベスの木の葉の収穫〈1籠10枚〉(ハーブの葉っぱ)
報酬:10ペイン
⑥街道沿いのスライムの駆除〈10体〉
報酬:10ペイン
⑦街道付近のゴブリンの討伐〈5体以上〉
報酬:30ペイン (追加1体につき5ペイン追加)
⑧畑を荒らすコクレアの駆除 (巨大カタツムリ)
報酬:50ペイン
⑨何かが巣食らう下水道の清掃
報酬:20ペイン
⑩求む食材 食用肉の調達〈10体〉
報酬:100ペイン
―――――――――――――――
レオ:(心の声)
(『これなら一人でも問題なさそうかな…まぁ、父上も言ってたし油断せずに頑張ろっと!』)
そうして僕はクエストへと向かった…
冒険者ランク
H:冒険者になりたてのひよっこ
採取クエスト5回と討伐クエスト5回
必須講習を受講することでランクアップ




