☆第15話[華燭の典]
ダンジョンで思いがけず幻獣カーバンクルを保護したレオ、そして長女リブラと魔力の波長が合ったこともあり、契約を結ぶ事となった…
数日後、そんなリブラの結婚式が始まっていた.....
カラーン♪カラーン♪
街は祝福の声で満ちていた
今日は、領地であるウェストミンスター辺境伯の長女と温泉都市カグラの皇太子との結婚式が執り行われていた
ウェストミンスター領地の大聖堂ではとても煌びやかで人々が祝福していた
「「「おめでとう!」」」
「『おめでとうございます♪』」
「「わぁー綺麗」」
「「お幸せに」」
リブラ:
「うふふ♪皆んなありがとう♪」
体躯のいい男性:
「リブラさん素敵な街ですね」
リブラ:
「ありがとう♪」
……………
…………
………
……
…
一通りの挙式、披露宴を終えてウェストミンスター家に戻ってきていた
オルクス:
「皆さま。おかえりなさいませ」
オリオン:
「ただいま♪」
ドラコ:
「ゔむ」
アリエス:
「もう、お父様いつまで泣いてるんですの?」
ドラコ:
「な゛い゛て な゛ど お゛ら ん゛!」
『「「全く…父上…」」』
ドラコ:
「父上、カグラ市皇家の皆さんがいらっしゃいますから、そろそろ戻ってきたください」
……
…コンコン、
レオ:
『あ、お見えになったみたいですよ』
オリオン:
「はいはーい♪」
リブラ:
「お母様♪リブラです!」
「「「『おかえりなさい♪』」」」
ガチャ
煌びやかでどこか異国情緒の衣装の一行:
「「「「失礼致します」」」」
オリオン:
「あら♪ようこそおいでくださいました♪」
扉の先にはリブラ姉様と婚約を終えたカグラ市皇家の御一行が訪れていた
ドラコ:
「ん゛…うむ」
黒髪の男性:
「本日はわざわざ遠方よりお越しいただいてありがとうございました」
ドラコ:
「いえいえ、此方こそありがとうございます!」
オリオン:
「立ち話もなんですからどうぞ奥の部屋に♪」
天色の髪の女性:
「ご丁寧にありがとうございます♩」
父上と同じように強そうな、漆黒の髪を持つ男性が
{温泉都市カグラ}
{シキミ・ナギ・カグラ 市皇王}
横にいる天色をした長い髪の女性が
{ナツメ・ナミ・カグラ 市皇妃}
だ
....
..
ウェストミンスター家とカグラ家が応接間で今日の出来事を談笑していると
....
..
オルクス:
「失礼致します。旦那様、ご会食の準備は整っております」
ドラコ:
「そうか!では、大広間の方へ」
…
…
ナツメ:
「結婚式の時も感じておりましたが、こちらの領土はとても文明が進んでいる印象を見受けられますね♩」
オリオン:
「ありがとうございます♪」
シキミ:
「ここ数年で様々な改革をウェストミンスター辺境伯は自らの領地で進めており、その影響は王国をも巻き込む程だとか?」
ドラコ:
「はっはっは!そんな買い被りすぎですよ!」
「確かにここ数年で我が領地はとても豊かになりました!それも偏に領民の協力があってこそですな!」
シキミ:
「というと?」
ドラコ:
「我々はきっかけを生み出したにすぎません」
「今、領地で広まっているものは、我が息子や娘たちが思いついたものを私に伝えてきてくれて、そこから具体的に作り上げたものがベースとなっているのは確かです!」
「そうしてギルドの職人たちが試行錯誤を繰り返し、それを手にした領民がまた広めてくれる。そんな小さな事の繰り返しで成り立っているんだろうと思うのですよ!」
シキミ:
「なるほど!!おっしゃる通りですね」
....
..
ナツメ:
「それにしても、ご子息、ご息女の皆さんはとても優秀なのですね♩ いい意味で領民との距離が身近に感じることができて皆さん心から慕われてると感じました。」
オリオン:
「うふふ♪ありがとうございまいます♪」
…
……
リブラ:
「はぁ。レオちゃん達に会えなくなるのはとても寂しいけど、これからは私もカグラ市皇家の一人として頑張るわ♪」
レオ:
『リブラ姉様ならきっと大丈夫です!』
バルゴ:
「そうだね!姉さんなら大丈夫さ!何かあっても俺達がいるしな!」
リブラ:
「皆んな、ありがとうね♪」
.....
...
そんな会話を続けつつ食事を楽しんでいくうちに各々が席を移動し無礼講のようになっていた
すると先ほどまでリブラの近くにいた男女が近づいてきた…
...
..
体躯のいい男性:
「君がレオ君だね?」
レオ:
『はい!この度はおめでとうございます』
体躯のいい男性:
「ありがとう!話に聞いてた通りの子だよ」
青紫色の髪の女性:
「そうですね〜♩私の義理の弟にもなるのよね、新鮮だわ〜♩」
見るからに武人のような体格をした勝色の男性、この人がリブラ姉様と婚約した相手
{リョウブ・ナギ・カグラ 市皇太子}
その隣でアリエス姉様と仲良く話していた青紫の髪の女性が
{ツバキ・ナミ・カグラ 市皇姫}
だ
アリエス:
「レオ君はとってもいい子なんですわよ♪」
ツバキ:
「もう!アリエスさんったらそればっかりじゃないですか〜♩」
リョウブ:
「確か、レオ君は武闘も魔術も秀でてるんだよね?」
レオ:
『有難いことに優れた神託を頂いたので日々精進しています!』
リョウブ:
「なるほどね、確かに、バルゴ君もピスケス君も凄いが、特に君は只者ではない雰囲気があるよ」
バルゴ:
「レオはこれから冒険者として世界を旅するんですよ」
リョウブ:
「そうなのか!では、我が領地、カグラにも是非来てくれよ」
レオ:
『ありがとうございます♪』
...
ツバキ:
「そういえば、リブラお姉様が今日一緒に連れている、カーバンクル、レオ君が見つけたのよね〜?」
リョウブ:
「そうだった!とても驚いたよ!リブラさんからカグラ家に連れて行きたい子がいると聞かされて…まさか、カーバンクルだなんて!」
レオ:
『あはは…ダンジョンに行ったら、偶然、怪我をしているところを見つけただけですので』
リョウブ:
「その歳でダンジョン攻略しているところにも驚きなんだが…まぁ、おかげで帰路も安心して帰ることが出来そうだよ!」
ツバキ:
「とても可愛らしいですよね〜♩」
ピスケス:
「僕らも驚いたんですよ、初めは何の冗談かと思いました」
バルゴ:
「レオはホント色々と規格外だよね」
リブラ:
「レオちゃんのお陰でプリンも食べれるし♪」
『レオ:
ははは…リブラ姉様はプリン好きですよね』
ピスケス:
「そうそう!このプリンに使ってるタマゴもそのダンジョンで取ってきたコカトリスのタマゴだよね?」
「「え゛っ??」」
アリエス:
「あら、ツバキさんもリョウブお兄様も固まってしまいましたわよ?」
レオ:
『あはは…』
バルゴ:
「まぁ、これが正しい反応なんだろうね」
リブラ:
「私達はもう慣れちゃったものね♪」
こうして、両家は改めて今回の婚姻を大いに祝い喜びに浸っていた、
レオの作り出したおもてなしの料理などがテーブルに並ぶたびに驚きや感激をしつつ、こうして王国以外の国家と縁を結べた事はウェストミンスター家にとって、すごく意味がある出来事だった
ウェストミンスター家とカグラ家は両親、子どもたち共々年齢も近いこともありすっかりと打ち解けていったのだった
こうして長い夜は更けていった
.......
.....
...
..
温泉都市カグラ
シキミ・ナギ・カグラ(父:43)
ナツメ・ナミ・カグラ(母:41)
リョウブ・ナギ・カグラ(長男24:)
ツバキ・ナミ・カグラ(長女:18)
執事長
ハクロ・アリマ(51)
メイド長
リッカ シラハマ(47)
メイド
ツララ・イカホ(27)
騎士団長
コクウ・キヌガワ(33)




