☆第10話[神童の片鱗]
神託から8年……13歳となったレオは前世の記憶を生かして、生活をより豊かにしていたのだった
魔法を使わなくても便利な商品や珍しく美味しい料理の数々は直ぐに話題となり、ウェストミンスター家は流行発信地として話題になっているのだった
元々、優秀な一家だったのでレオが特に目立つ事も無く思う存分にその才能を発揮していたのだった…
僕はあれから前世での記憶を生かして、生活が便利になるように便利な雑貨や様々な料理を生み出していた…
そこで、父上やバルゴ兄様に教えられ領民の生活も豊かになると言う事でギルドに特許として登録するように勧められていた
父上のお力添えもあり、領地内にある各商業ギルドのギルドマスターと懇意にしてもらえるおかげでスムーズに商品開発を行えている事もあり、ウェストミンスター家は観光地としても大人気になっていた
…
女性:
「また、新しい商品の思案がありましたら、{ラピスの大釜}ぜひお声がけ下さいね」
レオ:
『リテシアさんその時はまた、よろしくお願いします』
リテシア:
「今回の商品も試作品を参考にして量産の目処がたち次第、金額等も含めてご相談に伺わせていただきますね」
レオ:
『いつも通り、領民の方々が手に入れやすい価格になるようにお願いしますね!』
リテシア:
「畏まりました!それでは失礼しますね♪」
…ガチャ
…
オルクス:
「レオ様、お次は{バッカスの晩餐}のギルド長がお見えですよ」
レオ:
『わかりました!通して下さい』
…
男性:
「ウェストミンスター様お久しぶりでございます」
レオ:
『トリトンさん!久しぶりですね!』
トリトン:
「これもウェストミンスター家の方々のお陰さまですよ!」
レオ:
『それは何よりですね♪それで、今回はどのようなご用件ですか?』
トリトン:
「実は以前に提言して頂いた、商業ギルドに部門を設けて、店ごとに顧客のニーズに合った商品やサービスを提供するという件で」
レオ:
『はい!今のままでは、領民も冒険者も貴族も同じ場所で購入しなければならずに、悪い事では無いですが…在庫管理や店のキャパシティなど問題が出てましたからねー』
トリトン:
「まさにご指摘されるとおりで、他のギルド長とも話し合いをした結果、各ギルド共に3部門に店を分けて展開しようという話でまとまりまして、その報告とお力添えをお願いに伺った次第です」
レオ:
『わかりました!僕もあれから色々と考えた結果、①一般向け・②高級店・③特別店と分けて』
※
『①:一般向けは領民や生活する上で必要になる様なものをメインで販売』
『②:高級店は貴族や一定ランク以上の冒険者に向けて』
『③:特別店では上級冒険者などをターゲットにして、一見さんお断り』
※
レオ:
『こんな感じでどうかなと思案していました』
トリトン:
「ふむふむ!概ね我々と同じご意見で安心しました!」
レオ:
『それは良かったです!先ずは領地で暮らす領民の生活環境が良くなる事が目的ですからねー、店舗数が増える事で雇用も生まれてくれると思うので』
トリトン:
「はい!我々としてもウェストミンスター辺境伯様の領地で試行運用をさせえいただいて、徐々に他の地域でもこの制度を取り入れようと考えています!」
レオ:
『そうですね!』
トリトン:
「ありがとうございます!では、この後にでも商業ギルド長に召集をかけて運用させていきます!」
レオ:
『よろしくお願いします♪』
トリトン:
「はい!では、失礼致します!」
…ガチャ
…
……
レオ:
『ふぅ…朝から会談が多かったなー』
バルゴ:
「おつかれ!レオ」
レオ:
『バルゴ兄様!』
バルゴ:
「全く…レオの頭の中はどうなっているんだろなー」
レオ:
『あははは、意見を出しすぎですかね??』
バルゴ:
「ん?全然良いと思うぞ!寧ろ、レオが意見する事で領地が良くなっている事は事実だからな♪」
レオ:
『そうだと良いんですが…父上や兄様達には事務仕事が増えてしまい申し訳ないです…』
バルゴ:
「まぁ、それも次期領主としての務めだからな!!レオは何も気にすることないぞ!」
レオ:
『ありがとうございます』
バルゴ:
「今は父上が王都に謁見に行って留守だが、俺もピスケスも居るからな!」
レオ:
『そうでしたね!確か、領地で話題のレシピ数点を王様に献上するんでしたね』
バルゴ:
「そうだな!」
今、父上は王都で王様に謁見する為に領地を留守にしているのだ、
何でもウェストミンスター領地で話題の料理に興味を持った王様が近況報告も含めて父上に召集をかけたとの事で留守の間は兄様達が代理を務めている
ガチャ…
ピスケス:
「レオ〜いるー?」
レオ:
『ピスケス兄様!』
ピスケス:
「あ、兄上もここにいらしたんですか!」
バルゴ:
「おう!」
レオ:
『どうされたのですか?』
ピスケス:
「忘れたのかい??今日は僕とリブラ姉上とケレスさんとモンスターの討伐に行く約束だよ?」
レオ:
『そうでした!今すぐ準備しますね』
…僕は自室に戻って準備に向かった
バルゴ:
「いいよなー、俺も付いて行こうかな!」
ピスケス:
「いや、ダメですよ兄上…父上もいないんですし」
バルゴ:
「そうだよなー…」
ピスケス:
「次回は僕が残りますから」
バルゴ:
「そうか!まぁ怪我だけはするなよ?」
ピスケス:
「気をつけます!」
…
レオ:
『ピスケス兄様!準備が整いました〜!』
ピスケス:
「レオ!じゃあ姉上とケレスさんを呼んで行こうか!」
レオ:
『はい!お願いします!』
バルゴ:
「気をつけて行ってこいよー」
「『行ってきます!』」
……
アリエス:
「バルゴお兄様〜」
バルゴ:
「おぉ、アリエス!どうしたんだい??」
アリエス:
「ピスケスお兄様からお仕事の引継ぎをしましたので、本日はお手伝いさせていただきますわ♪」
バルゴ:
「そうなのか!それは助かるよ!じゃあ、書斎に戻ろうか!」
アリエス:
「はい♪」
…
……
その後、僕とピスケス兄様は厨房に向かい、そこに居たリブラ姉様とケレスさんに声をかけモンスター討伐に向かった…
商店のランクによる区別
『①:一般向けは領民や生活する上で必要になる様なものをメインで販売』
『②:高級店は貴族や一定ランク以上の冒険者に向けて』
『③:特別店では上級冒険者などをターゲットにして、一見さんお断り』
今までの商店では身分や価格も関係なく一店舗で管理していた為、
悪いことばかりではないが、問題回避のために複数の店舗での運用を目指している。
試験的にウェストミンスター領地での運用をし雇用確保や利便性などを検討していく。




