番外編 突撃! イノセントクェーサー その6
セ「セリスと!」
ウ「ウルの。」
セ「突撃!イノセントクェ~サ~!」(ドンドンドン)
ウ「………。」(パフパフ)
セ「えーと、このコーナーは、本編の魅力を理解してもらう為に作られた、ちょっとしたおまけみたいなもの………じゃなくて、おまけです!」
ウ「おまけです。」
セ(執拗に周囲を確認)
ウ「どうしたの?」
セ「い、いや!何でもないよ!何だか久しぶりだなあって!」
ウ「そう?」
セ「うん、うん!」(良かった~。コーナー戻ってきてるー!)
ウ(首を傾げる)
セ「さあ、それじゃあ張り切っていってみよー!!」
ウ(テンション高いなあ………。)
セ「今回のゲストは、よく分からない人をお呼びしました!」
ウ(よく分からない人………?)
セ「では登場していただきましょう!第二十二話「その男の名は」より、レジー・ディーヴァさんでーす!」
ウ(ぱちぱち)
レ「どんな面白い場所に連れて行ってくれるのかと思いきや、何だこの空間?」
ウ「あ。」(以前出会った事があるのを思い出した)
レ「ん、おお。あの時の少女か。元気してたか?」
セ「おろろ、ウルちゃんお知り合いだったの?」
ウ「その前の話で少しだけお話したの。別段知人な訳じゃ………ないかも。」
レ「ちょっと傷つくが、概ねそんなところだな。それで、ここは何をする場所なんだ?」
セ「自己PRの場です!!」(グッ)
ウ(間違ってはないけど、ちょっと違う………。)
レ「はははっ、OKOK。そいじゃちょっと売り込んでいくとするか。」
セ「では、自己紹介どーぞっ!」
レ「名前はレジー・ディーヴァ。歳は想像に任せる。身長は185cm、体重は73kg。好物は………そうだな、あえて言うならピザかね。」
セ「フードを被っているのには何か理由があるんですか?」
レ「ある。主に二つの理由からだ。一つは内緒だが、もう一つはマジックのタネがばれないようにする為さ。」
セ「マジック!?」(キラキラ)
レ「ああ、見せてやろうか?」(得意気)
セ「是非!」
レ「んじゃ、いいか?ここにあるスペードのエースをよく覚えておけよ?」(トランプ束のトップにスペードのエースを置く)
セ「わくわく。」
レ「それで、こいつを裏返す。」(表にしていたスペードのエースを裏返す)
ウ(なるほど………)
レ「そして、この裏返したスペードのエースを上から1、2、3番目のところに持ってくる。」(上から数字を数えて3番目のところに、先程の裏返したスペードのエースを置く)
セ「これで、スペードのエースは上から三番目に置かれた事になるね。」
レ「そう思うだろう?だが、俺が指を鳴らして一番上をめくると………。」(パチン)
セ「えぇー!一番上に戻って来てるー!?」(レジーがめくったトップを見ながら)
レ「どうだ、凄いだろう?」(ふふん)
ウ「………ダブルバックカード。」(ぼそ)
レ(ギクッ)
セ「ダブルバックカード?」(首を傾げる)
ウ「トランプマジックで使用するカードの名称だよ。名前の通りどちらとも裏面なの。この人はスペードのエースを裏返す際に、予め二枚目に置いておいたダブルバックカードも同時に裏返した。」
セ「つ、つまり………?」(ごくり)
ウ「実際に移動したのはダブルバックカードの方で、スペードのエースは移動してないって事だよ。」
レ「ほ、ほう………。中々やるじゃないか少女。」(震え声)
ウ「どうも。」(ぺこり)
レ「それじゃ、これはどうだ?」(シュッシュッ)
ウ「セカンドディール。」
レ「………容赦ねえな。」(涙目)




