2/24
第2話 異世界でもパチスロ打つ
気がつくと、草原に寝そべっていた。陽が落ちかけている。
「これって、よくある異世界転生だよな。本当にあるんだ。」
視界の先に集落が見える。とりあえず進んでみる。
集落に入ると、歴史映画で見たような、木造に茅葺き屋根の住居が建ち並んでいる。
(世界観は、、こんな感じね。って、なんだあれ!?)
茅葺き屋根の集落の中で明らかに異彩を放つ、ガラス張りの、巨大な建物が見える。
ゆっくりと近づくと、入り口の前にサーカス小屋のようなテントがある。
「あと1万だけ貸してください。天井が近いんです」
目の前の、破れた木綿の着物を着た男から、ずいぶんと聞き慣れた単語が聞こえてくる。
男は札を受け取るとガラス張りの建物に入っていく。
男の後に従い、建物に入る。
中は見慣れすぎた光景だ。スロットの台がずっと先まで並んでいる。
(どんだけ大型店なんだよ。)
3秒考えて、思いつく
(とりあえず打ってみるか。)




