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《近々コミカライズ発売予定》道にスライムが捨てられていたから連れて帰りました  作者: イコ


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新装備を購入します

 カリンさんが持ってきてくれたパンフレットを見ました。


 日本だけでなく海外から輸入された様々な魔物を使った装備から、ドロップされた最高級品まで様々な装備が取り揃えられており、見ているだけで楽しいです。


 ただ、最高級品というものは、どうして高いのでしょうか?


「えっと、このお値段で間違いありませんか?」

「ありません」


 ユイさんからも、にこやかに告げられてしまう。


 えっと、一番安い物で1億からって、私は頭がおかしくなってしまいそうです。

 この間までは高くても100万〜1000万くらいの間でした。

 それでも十分に私にとっては大金だったので、胃がキリキリと痛みながら購入を検討したほどです。


 1000万円もあれば中古の家が買えてしまうほどです。

 都心から離れて、古い家を買い取ってリフォームすれば、まだまだ住めるお家が買えるのではないでしょうか?


 あっ、そういえば、結婚をするなら、家の購入なんかも考えないと、せっかく大きなお金を得られても、冒険者とは装備を整えるのにここまでのお金がかかるのですね。


 もしも、私の頭に髪があれば、ストレスで抜け落ちていたことでしょう。

 もう何もありませんが、その代わりに胃が!


「どうして、さっき16億も稼いだ人が、この金額で顔を顰めているのかね?」

「まぁ元々、ヒデオさんは庶民派冒険者さんですから、私たちなら、絶対に買えませんからね」

「まぁそれはそうなんだけど、もっと最上位冒険者って夢があるようにしてほしいね。プロのスポーツ選手って華々しいじゃん」

「そこは、ヒデオさんだから」


 何やら冒険者ギルドの美人受付さんと、美人ショップ店員さんが私を見てボソボソと話しておられます。


 とにかくパンフレットのページをめくりながら、私はどんな装備があるのか見ていきました。


 海外の鎧は騎士のようでかっこいいのですが、動きにくそうですね。

 かといって、全身を守らないと不安でもあります。


 軽くて動きやすくて、それでいて全身を守れる装備が欲しいです。


「あの、質問してもいいですか?」

「はい。なんですか?」

「軽くて動きやすくて、それでいて全身を守れる装備ってありますか?」

「あ〜、どうでしょうか?」


 ユイさんがカリンさんの顔を見ました。


「う〜ん、そういうのは、オーダーメイドになるんじゃないかな? それこそ最高級品質の魔物から取れた系を使って、加護を付与してもらって、核爆発にも耐えられるような全身鎧を作ってもらえればいいんじゃないかな?」

「えええええ!!!! ここに記載されている物でも高いのに、オーダーメイドならもっと高くなりませんか?」

「う〜ん、素材を阿部さんが入手すればそれほどでもないと思うよ」

「素材の入手?」

「うん。阿部さんが今着ているブラックスパイダーみたいな糸の素材があって、加護したい魔石を入手すればなんとかなるんじゃないかな?」


 カリンさんの提案に、ユイさんが考え込むような素振りをしています。


「ヒデオさんは、軽くて動きやすくて、それでいて全身を守れる装備以外に付与したい加護はありますか?」


 加護と言われても、その辺は私の方が不勉強で何があるのかわかりません。


「すみません。加護の種類がわかりません」

「なるほど、では簡単な物であれば、物理耐性加護や、異常攻撃耐性加護といった、相手の攻撃に対して、どの程度軽減してくれるのかという加護が存在します。これらは魔石の性質で、鍛治師と付与師の方で上手く調整してくれるので、どんな耐性やどんな効果が欲しいかを考えてくれればいいと思います」


 つまりは、白鬼乙女さんから受けるであろう攻撃について考えてまとめ。

 事前に対策を講じるための耐性を加護として、付与してもらえるということですね。


 ここに来て、現実的に自分の知識不足と、白鬼乙女さんへの理解の浅さが痛いです。

 白鬼乙女さんのダンジョンでは鬼が出現しています。


「鬼の耐性ってありますか?」

「鬼ですか? 少し調べないといけませんが、鬼という種族耐性はあるかもしれませんね」


 すぐに注文するのではなく、一度持ち帰って、私もご近所ダンジョンさんを知ることから始めることにしました。


 ユイさんやカリンさんに協力してもらって、装備とアイテムなどの必要なものを揃えてから挑戦したいと思います。


「色々とありがとうございました」

「いえいえ、冒険者さんたちのサポートをするのが我々の仕事ですから。それにヒデオさんが挑戦するのは、日本でも始まって以来のSランクダンジョンですからね。私たちも気合が入ります」

「そうそう、阿部さんはみんなからのバックアップを受けて失敗しないでやってほしい。それは私たちの気持ちでもあるからね」


 ユイさんとカリンさんは本当に良い方々です。


 私は一旦パンフレットを持ち帰って、イメージすることにしました。カオリさんに相談してもいいですね。

 さらに、ご近所ダンジョンさんの調査を自分なりに行おうと思います。


 これは白鬼乙女さんを攻略するための必須事項です。

 

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