16話 みんなでお引越し.3
マッスルホースと馬車をルシィのお金で買った俺達は一度、ケモ耳っ子達の様子を見にスラムへと向かい影さんと合流。そしてケモ耳っ子達が保護されてる場所へと到着したんだけど…何ここ組事務所ですか?
柄の悪い雰囲気をだされながら厳つい奴等に囲まれて村長が臨戦態勢なんだが負ける気が一向にしない。だって影さん、村長、ミルンに
「なんで俺達囲まれてるの村長?」
疑問を村長に投げかけてみる。
「それは私の台詞だが。院長、分かるかね!」
それを影さんにパス。
「それは、流さんが大聖堂を粉微塵にした張本人であり、魔王と言われているからだと」
影さんが俺を見てきたよ…俺のせい?
ドゥシャさん何か知ってるか?
「僭越ながら申し上げますと、こちらの方々は闇ギルドの者ではないかと存じます。おそらく大聖堂を粉砕した者が来ると察知して不安になり見に来た、と言ったところでしょう」
「こかんつぶすの! ひとりもにがさない!」
ミルンもヤル気満々だな。
闇ギルドねぇ、一人か二人見せしめに乙女にするか。武器は向けてこないんだけど囲む時点で敵と思っても良いよな。
「お前ら、何の様かは知らないが、ケモ耳っ子達に会うのを邪魔するのなら、潰すぞ?」
俺は大変お世話になっている威圧を放ち、魔法を使う準備をする。
敵には容赦しないよ。
だって俺、お前らからしたら魔王でしょ?
「流さん。戦う必要はないかと」
影さんが止めてきたけど、それは俺に言う言葉じゃないよ。この柄の悪い人達に言わないとね。
「おいおい兄いちゃんよぉ、恐い面するなや。オメェらも客人に何顔つけてんだぁ」
何かゆっくり歩いて来た。
ハゲた頭のどう見てもヤクザな奴。
どっかで見たなぁ…。
「あたまハゲてるひと! ひさしぶり」
ミルンが挨拶!? ってことはどこかで会った事ある人か。いや、こんなヤクザな奴どこで会ったんだ?
「おぉ嬢ちゃん、久しぶりぶりやのぅ。なんじゃぁ兄ちゃん、儂ん顔忘れたんかぁ?」
ニタァって恐い笑い方するなよ漏らすわ!?
そうか! 冒険者ギルドでミルンが頭叩いてたおっさんだ。
「冒険者ギルドで会ったおっさんじゃん。
こんな所で何してるんだ? 何かまわりの奴等萎縮してるけど」
おっさんがカッカッカッって笑って恐い。
「おんどりゃあボスに向かって何生意気言うとるんじゃボケェ!」
「ゴミ山埋めるぞタコがぁ!」
「餓鬼コラァ! 何笑っとんじゃあ!」
柄が悪い奴等が急に怒りだしたよ何でなのさ潰すよ? 本気で潰すよ?
ミルンに股間モゴモゴさせるよ?
ミルン! 股間撲滅パンチの準備だ。
「死に晒せやボケェ!!」
一人向かって来ちゃったよ。
えーとっとりあえず埋めてから股間撲滅パンチだな。
「儂の客人やとゆうちょろうが」
チンっと音がしたけど…おっさんいつの間に近づいた!? どうした? 向かって来てた男倒れてるじゃん。
「すまんのぅ兄ちゃん。若けぇ奴等は短気でいけねぇや。そこの院長先生から話聞いちょるけんのぉ、子供たちぃんとこ案内するわぃ」
なんか…すげー顔恐いけど良い人? なのか。
「ヤナギさん、子供達の面倒を見て頂き有難うございます。流さん、行きましょう」
影さんやっぱり知り合いなのね。
子供達大丈夫かなぁ、筋肉村長にマッスルしてたように任侠の世界に入って無いといいけど…。
「おまたつぶさないの?」
ミルン、もう大丈夫だから俺の肩に戻っておいで…ドゥシャさん邪魔しないで! あっ! 抱っこしやがった…くそぅ。
はい、お陰様で当月短期目標の3000PV達成致しました有難う御座います! 有難う御座います!
投稿初めて丁度今日で一月となりますね!
もう脳内汁がどばどば出てますハイ!
これからも一日一投稿を鳩胸にクルッポゥしながらやってまいりますので、見捨てないで!!
できましたら、感想、評価をモジモジとお待ちしてお待ちしておりますので良かったらお願い致します。
では、短いですがこのへんで、また次の後書きでお会いしましょうーブヒィ!!