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異世界とは愛すべき者達の居る世界  作者: かみのみさき
一章 異世界とはケモ耳幼女が居る世界
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15話 ジアストール城内の探検.5



 ゔぁーもぅ食えない…。


「モゴまだモゴモゴたべれるの!」


 ミルンまだ食べてるの? そのお口はブラックホールか何かかな? あぁ…美味かった。


「さすが城の料理やな! もう食えへんわー」


 おいリティナ、口の回り食べかすだらけで汚いよ…いつもならニアノールさんがお口拭きするのにお腹を抱えて動けませんのでって珍しいな。


「うむ! 私もこの様な料理は初めて食べたな! 身体にも良さそうだ!」


 筋肉村長、ここでマッスルポーズはやめてくれよ胸焼けしそうだから。


「ご馳走様でした。大変美味しゅうございましたね」


 ドゥシャさんめっちゃ食べ方さまになってたな…村長並みに食べてたのに軽やかにミルンのお世話し始めたしプロってすげぇ。


 ミルンや、そろそろ食べ終わらないと探検の続きが出来ないぞー。


「モゴ…モゴ…ンクッごちそうさまでした!」


 お腹八分目? 探検行く? はいはい、じゃあ大将に挨拶して行くか。

 リティナやニアノールさん、村長はどうするんだ? リティナとニアノールさんは蔵書見に行くと…村長は腹ごなしに練兵場ね分かった。


「大将ーおーい」


 凄い走る音聞こえるな。


「おぅどうだった料理の味わ!」


 最高に美味かった。

 その一言しか言えない。


「おいしかった! またくるね」 


 ミルン、今度は食い尽くすのか?


「おうおうありがとな嬢ちゃん。兄ちゃんもその一言が料理人冥利に尽きるってもんよ! また来な! いくらでも食わしてやるからよぉ!」


            ※


 そう言って個室をでて、各自ぶらぶらと散って行くんだけど。


「ドゥシャさんはなぜ付いてくるんだ?」


 ミルンはドレスからワンピースに着替えて、いつもの肩車…重い…くないよミルン。


「私はミルン御嬢様のお世話係で御座いますので、ミルン御嬢様が行かれる場所にどこまでもお供致します」


 と言うことは、丁度俺達が居た部屋へ向かっている最中に会ったということか?


「左様で御座います旦那様。陛下より、あのまま二人が大人しく部屋に居る訳がないので、お主、ちょっと監視がてらミルンのお世話をして来るのじゃ、と申しつかっております」


 監視は俺で、お世話はミルンにってところですかあのお漏らしルシィめ…。


「それなら、城の中を案内してくれよ。俺もミルンも探検って言っても目的も無くただ散歩してるようなものだからな」


 ミルンも良いか?


「ドゥシャいっしょ! たのしいからだいじょうぶ!」


 お許しがでたな。


「畏まりました。僭越ながらこのドゥシャがご案内役を務めさせていただきます」


 では、と言って俺の肩に乗っているミルンを掴み上げ、そのままドゥシャさんが抱っこしたよやめてミルンを取らないで。


 ミルン返して? 


「このまま参りましょう旦那様」


 あっ…行きやがった。

 ミルン嫌がって無いから良いけどっ。

 待って置いていかないでくれ! ミルンーとドゥシャさんの後を追う。

 

「そういや忘れてた。農作物の担当者に渡してくれって貞操帯さんに言われているんだけど何処にいるかしってるかドゥシャさん」


 流石メイドさん、場所知ってるんですね。

 各地方貴族からの畑の状態、作物の出来具合の情報を集めて、纏めている人が居るとほうほう凄い大変そうなお仕事だな。


 んっあそこに居るのか? 何人か並んでいる人がいるけど…なんかどこかで見た風景だな。

 そうだよ。

 この風景は、冒険者ギルドだ。




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