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異世界とは愛すべき者達の居る世界  作者: かみのみさき
一章 異世界とはケモ耳幼女が居る世界

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11話 ここがオアシスパラダイス.4



 お腹がいっぱいになったケモ耳っ子達は、皆んな眠たそうに目を擦り欠伸をして凄く可愛いモフモフしたい。けど…寝る前に大事な事を聞いておかなければ。


「それじゃあ物凄く遅くなったが、ケモ耳っ子達よ…名前を教えてくれ…俺は流だ、今後とも宜しくな」

 

 そう、なんやかんやとして大事な名前を聞いていなかった。これじゃあ大人失格だよなぁ。


 そう思ってたら一番小さいケモ耳っ子が元気よく応えてくれた。


「はい、わたちから! わたちはめおなの、よんさぃになるわ。よろちくねながれ!」


 ほう、メオちゃんか…ミルンより小さいがその眼の力強さは何か、生命力溢れてて凄いな。ハムスター見たいな耳と尻尾で身体もちょっと真ん丸としているケモ耳幼女…良い!!


「先を越されましたね。ボクはノーイン、十ニ歳になります。この子達の兄代わりをしている者です。宜しくお願いします流さん」


 おお…ちゃんとしている。

 まだ子供だろうに、狐耳に尻尾モフモフ。

 やっぱり頭良い印象だなぁ狐だけに。


「つぎはおれだ! おれはモスク、はちさいだぞ! にくうまかった! ありがとうながれ!」


 言葉使いは雑だけど、あの村長の股間をもう少しで潰せてた角っ子! 鬼なのか…やっぱり鬼なのか…でも良い子! ちゃんとお礼が言える鬼っ子だな!


「わたしは…ラナス…ごさい。よろしくおねがいします」


 くっ暗い…でも村長と一緒にマッスル頑張ってたよね…? 肌が浅黒く、これぞ魔人って感じの雰囲気だし、暗くてもモフれなくても可愛いから良い!


「ノリスです。ろくさいになります! よろしくおねがいいたします!」


 何かノーインを小さくしてケモ耳を無くしたような感じの子だな。人間だけど皆んなと仲良くしているし、今後こう言った偏見の無い子が増えると良いなぁ。


「コルルです。よんさいになります! しにたくありません、たべないでください! おねがいします!」


 うん…天使の羽が凄い震えているな。

 食べないよー触るだけだよーフワフワッ!? めっちゃ肌触り良いこの羽のフワフワ感!


「ラカスです、十歳になります。趣味は人の物を隠したり、壁で爪研ぎ…!? 悪い事しません悪い事しません!」


 ニアノールさんがラカスを見た瞬間めっちゃ怯えているんだけど!? 同じ猫科だから上下関係でもあるのか?


 よし、これで最後かな。


「皆んな、宜しくな!」

「ぼくわぁあああモンゴリといいますぅうう!」


 あぁ…食い気味にきちゃった。


「ろくさいになりまぁすぅうううう!!」


 覚醒者が。


「しゅみはいじめられること! からだをいためつけること!! つめたいめでみられることぉおおおおおお!! ですね」


 うん、急にテンション下げるなよ恐いから。

 人に見えるんだけど、人ってこんなに光ら無いし六歳に見えない程筋肉だし、一瞬だけど村長抑え込んでいたよねモンゴリ君。君の種族は何ですか…?


 あっ分からない、そうか、なら仕方がない。

 まあ、モンゴリ君も…宜しくな。


            ※


 自己紹介も済んだ事だし、ミルンさんや、寝る時間だよーっとミルンに伝えたら地面を這うように動き、いつもの軽やかさは何処に行ったのか俺の脚を登ろうとするも…どうした?


「おとうさん…おなかいっぱい…あがれない」


 脚にしがみつきそこから動けないでいる。

 こんなミルンは初めてですね凄く可愛い!

 じゃあ肩車は辞めてお姫様抱っこだな!

 よしっ、よいしょっと重っ!?


「よいしょっと重っ!?」


 あっ…ミルン今手が塞がっているから駄目だよ鼻に指突っ込んじゃ、御免よミルンは重たくないよね腕が悲鳴をあげているだけだよね御免ってあぁあああああああ!?


 ピンポンパンポーン(上がり調)


 レベルが1上がりました(鼻血ぶーっ)


 ピンポンパンポーン(下がり調)


 リシュエル!? お前絶対会ったらグーパンだからな! 絶対だからな!!

 

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