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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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54話

 『防御成功。』

 『キャタピラーAから1のダメージを受けた。』


 しっかりとキャタピラーAの体当たりを受け止めて防御することに成功した。


 今回は急いでいたから、俺は盾から弾くキャタピラーAの位置を調整することには失敗した。


 それでも地面に転がっていくキャタピラーAの止まった場所は今の俺からそんなに離れていない位置だ。


 もうキャタピラーAに何かしらの行動を取らせずに倒せるだろうと、俺は動き出そうとした時に時間が止まって選択肢が現れる。


 ここで選ぶのは攻撃だ。


 キャタピラーAが行動してくるその前に倒す為に俺はすぐに攻撃を選んで今も地面に転がっているキャタピラーAに接近する。


 そうしてキャタピラーAとの距離を縮めた俺は剣を突き刺してキャタピラーAに攻撃を行なった。


 『キャタピラーAに27のダメージを与えた。』

 『キャタピラーAは倒れた。』

 『キャタピラーの群れはキャタピラーの糸束とキャタピラーの絹糸と魔石を5つ落とした。』

 『キャタピラーの群れから15の経験値を得た。』


 キャタピラーの群れとの戦闘に勝利した俺はキャタピラーの群れからドロップしたアイテムを回収していく。


 「それにしてもまだレベルが上がらないな。もうそろそろ上がっても良いと思うんだけど。」


 最後にレベルアップしてからそれなりの数のモンスターと戦っているからもうそろそろレベルアップしてもおかしくはないと思う。


 モンスターハウスがあれば確実にレベルアップするくらいの経験値が手に入るだろうけど、このダンジョンでモンスターハウスがあると相手をするのはキャタピラーでかなり厄介なことになるだろう。


 出来ればこのダンジョンでモンスターハウスに遭遇することはしたくないと思いながら俺は回収したキャタピラーの群れのドロップアイテムをふくろに収納して先に進むことにした。


 草を踏み締め、木の根に気を付けて、茂みや木の裏にキャタピラーが隠れていないかを警戒しながら俺は進んで行く。


 そうして進んでいると採取ポイントを発見した。それも2つの採取ポイントだ。


 「周りを確認してから採取しよう。」


 俺は採取ポイントの周りにある茂みや木の裏にキャタピラーが隠れ潜んでいないかを確認してから採取ポイントに近寄った。


 今回は採取ポイントの周りにキャタピラーが隠れ潜んではいなかった。


 「じゃあ採取するか。まずはこっちからだな。」


 俺は地面にある採取ポイントから採取を行なうことにした。


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が2つ採取できました。』


 「薬草か。出来れば毒草が良かったな。まあそれでも回復アイテムが手に入ったと思おう。」


 採取して薬草をふくろに仕舞うと俺はもう1つの木にある採取ポイントから採取を行なっていく。


 こちらは剣を採取ポイントに触れさせることで採取を行なった。


 『剣を使って採取しました。』

 『丈夫な木の枝が採取できました。』


 「丈夫な木の枝が手に入ったか。」


 木の採取ポイントでこれまで手に入ったのは丈夫な木の枝と丈夫な蔦の2つだけだ。


 ふくろの中にある数も少ないし、このダンジョンで少しでも多く手に入れたいところだな。


 とりあえず木の採取ポイントから手に入った丈夫な木の枝をふくろに仕舞うと俺は探索に戻ってボス部屋に向かう。


 ボス部屋のあるだろう方向を逐一地図をふくろから出して確認しながら進んでいると進行方向にキャタピラーと揺れ動いている茂みを発見してしまう。


 まだキャタピラーたちは俺のことに気付いている様子は見られない。


 俺は木の後ろに隠れてキャタピラーたちの観察を行なっていく。


 茂みに隠れているキャタピラーの数は分からないけど、揺れ動いている茂みの大きさは小さいから多分隠れていてもキャタピラーは1匹だけだと思われる。

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