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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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53話

 体当たりを仕掛けようとしているキャタピラーEに向けて盾をすぐに構えられるように意識しながら俺は防御を選択する。


 飛び跳ねて体当たりを仕掛けてくるキャタピラーEの進行方向に向けて盾を構えた。


 『防御成功。』

 『キャタピラーEから1のダメージを受けた。』


 盾でしっかりとキャタピラーEからの攻撃を受け止めた俺はキャタピラーEを倒す為に地面に向けて弾いた。


 キャタピラーEは盾の斜め下に弾かれたことで地面に転がってすぐには身動きが取れなくなる。


 これはチャンスだ。


 防御した後にすぐ次は俺の行動の順番になったことで俺はキャタピラーEをここで倒してしまうことにした。


 攻撃を選んですぐに俺は地面に転がってすぐには動けそうにないキャタピラーEに接近して剣を突き刺した。


 『キャタピラーEに26のダメージを与えた。』

 『キャタピラーEは倒れた。』


 キャタピラーEは突き刺されて身悶えしながら動かなくなったことで、俺はキャタピラーEを倒した。


 これで残りはキャタピラーA、キャタピラーB、キャタピラーCの3匹のキャタピラーだけになる。


 俺はまだ糸を大量に吐き出した影響ですぐには行動が出来そうにないキャタピラーたちに接近していく。


 駆け寄りながらキャタピラーたちとの距離を詰めていくと、そこでまた俺の行動の順番が回ってきた。


 ここで選ぶのも攻撃だ。


 まだキャタピラーたちも動きそうにはないように見えるが、それでもキャタピラーたちが糸を吐き出してから少しは時間が経っている。


 相手はモンスターだからこそ少しの休みでも動ける程度には体力だって回復しているはずだ。


 それでも今はまだキャタピラーたちはすぐには動けそうにない。だから今のうちにキャタピラーの数を減らして、キャタピラーたちの中から動けるようになったキャタピラーが現れた時の為にもキャタピラーの数は減らしておきたいところだ。


 俺は攻撃を選んですぐに動けるようになった身体で一番近くのキャタピラーとの距離を詰めて剣を振り下ろした。


 『キャタピラーBに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーBは倒れた。』


 上と下で身体を両断されたキャタピラーBを一撃で倒すと、俺はまだ残っているキャタピラーたちの様子を視界に入れながらもキャタピラーたちとの距離を詰めていく。


 そうしてキャタピラーたちとの距離を詰めて行けば、またまた俺の行動の順番が回ってきた。


 もちろんここで選ぶのもまた攻撃だ。


 剣を振るえる体勢で駆け寄っていたお陰で剣をキャタピラーに向けて難なく振るうことが出来る。


 俺は攻撃目標ではないキャタピラーのことも意識しながらキャタピラーに向けて剣を振るって攻撃を仕掛けた。


 『キャタピラーCに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーCは倒れた。』


 これで残ったキャタピラーはキャタピラーAだけになるが、でもキャタピラーCを倒してすぐにキャタピラーAが俺に向かって飛び跳ねようとしているのが視界に映った。


 『キャタピラーAが攻撃を仕掛けてきた。』


 やはり俺が他のキャタピラーたちの相手をしている間にキャタピラーAは糸を吐く攻撃の反動を回復してしまったようだ。


 ここからキャタピラーAがどんな攻撃を仕掛けて来るのかは理解している。キャタピラーAは体当たりを行なってくるのだろうと。


 今の俺とキャタピラーAとの距離を考えればキャタピラーAからの攻撃に対して今の俺の体勢だと回避するのは難しいだろうと思う。


 今なら盾を構えるのも間に合うからと、ここはダメージを覚悟して防御を選ぶことにした。


 俺は防御を選んですぐに盾を持っている腕を動かしてキャタピラーAとの間に盾を持って来ることに成功し、盾をキャタピラーAからの体当たりを受け止められるように構えることにも成功する。

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