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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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50/64

50話

 『キャタピラーCが攻撃を仕掛けてきた。』


 時間が止まった中で確認したら俺を狙っているキャタピラーは口を開きかけていたキャタピラーだった。


 左のキャタピラーは口を開いていて今にも糸を吐き出して来そうだ。


 ここからキャタピラーCが糸を吐き出しても今の俺の場所と体勢なら糸を回避することは問題ない。どう回避するのかを考える必要はあるけど。


 キャタピラーたちの方へ進みながら出来ればキャタピラーCの糸を回避したい。


 回避を選ぶまでにどうやって糸を回避して進むのかを考えてから俺は回避を選んだ。


 身体が動けるようになるのと同時に俺は糸を吐き出そうとしているキャタピラーCの方へと向かう。


 いつでも飛び退くことが出来るように走り出した俺はタイミングを測ってその場から飛び退いた。


 『回避成功。』

 『キャタピラーCからの攻撃を回避した。』


 俺はキャタピラーCが吐き出した糸を飛び退いて回避するとすぐにキャタピラーたちとの距離を詰めていく。


 そうしてキャタピラーたちとの距離を詰めていくと、俺がキャタピラーに攻撃可能な範囲に入る前に時間が止まって行動の選択肢を選ぶことになる。


 ここまでキャタピラーたちに接近したのなら選ぶのは攻撃なのだが、その前に俺はキャタピラーたちの様子を確認することを優先することにした。


 キャタピラーたちはキャタピラーBとキャタピラーCは糸を吐き出して体力を消耗しているようですぐには動けそうにない。


 でもまだ一度も攻撃していないキャタピラーであるキャタピラーAは動ける状態だ。


 それでもキャタピラーAは俺に向かって糸を吐き出そうとはしていない。


 それならここで選ぶのはキャタピラーを攻撃することだろう。


 キャタピラーAとは距離があって攻撃は行なえないけど、俺との距離が近いキャタピラーBとキャタピラーCは攻撃可能な対象だ。


 それを踏まえて俺が選ぶのは攻撃だ。


 攻撃を選んだ瞬間に俺は更に踏み込んで剣をキャタピラーCに向けて振り下ろした。


 『キャタピラーCに29のダメージを与えた。』

 『キャタピラーCは倒れた。』


 キャタピラーCを縦に切り裂いて倒した俺はすぐにキャタピラーAがどうしているのかを確認した。


 キャタピラーAは俺の方に向かって移動しているだけで糸を吐き出して来ようとはしていない。


 キャタピラーAの様子を確認し終わった時にまた時間が止まって俺の行動の番になる。


 また俺が行動を選べる番になったことで選ぶのはやっぱり攻撃だ。


 すぐ近くにいるキャタピラーBをここで倒してしまえば残りは迫って来ているキャタピラーAだけになる。


 キャタピラーAはどうにも糸を吐き出して攻撃を行なっては来ないようなので、そのまま反撃でカウンターを決めてキャタピラーAを倒そうと思う。


 俺は攻撃を選ぶとすぐに近くのキャタピラーBに身体を向けながら剣を横薙ぎに振るってキャタピラーBに攻撃を行なった。


 『キャタピラーBに27のダメージを与えた。』

 『キャタピラーBは倒れた。』


 キャタピラーBが頭部から胴体の半ばまで横に切り裂かれて倒されると、これで残りはキャタピラーAだけになった。


 今もキャタピラーAは俺との距離を縮める為に移動しているから俺は剣をいつでも振るえる体勢に戻してキャタピラーAを待ち構えることにした。


 そうしてキャタピラーAを待ち構えているとキャタピラーAが攻撃を行なうとする体勢になる。


 『キャタピラーAが攻撃を仕掛けてきた。』


 飛び跳ねて体当たりを行なおうとしているキャタピラーAに対して俺がここで選ぶのは反撃を選んでカウンターでキャタピラーAを倒してしまうことだ。


 俺とキャタピラーAとの位置を確認してどのくらいのスピードでキャタピラーAが飛び跳ねて体当たりを仕掛けてくるのかはこれまでのキャタピラーたちとの戦いで理解している。

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