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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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48/64

48話

 『キャタピラーBに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーBは倒れた。』

 『キャタピラーの群れは魔石を3つ落とした。』

 『キャタピラーの群れから9の経験値を得た。』


 振り下ろした剣でキャタピラーBを切り裂いて戦闘は終了した。


 「今回もなんとかなったな。」


 キャタピラーの吐き出す糸に拘束されるのとなくキャタピラーの群れに勝利した俺はふくろの中に魔石を収納してこの場を後にする。


 目的の3階層に続く階段まで地図を確認すればもう少し。まあ道を間違えていなければだけど。こんな木と茂みしかない場所だと道だと言えるような物だってないし間違える可能性の方が高い。


 それでも1階層では道に迷うことなく階段までたどり着けたので今回もなんとかなるだろう。


 そんな気持ちで進んでいるとまた採取ポイントを発見した。それも採取ポイントがあるのは木にだ。


 剣で採取を行なった時には丈夫な木の枝だったけど、手で採取した時に何が採取可能なのかを知りたい。


 今回の採取の仕方は手で採取ポイントに触れて採取してみよう。


 『手を使って採取しました。』

 『丈夫な蔦が3本採取できました。』


 「蔦?」


 木の採取ポイントで3本の丈夫な蔦が手で採取すると手に入った。


 とりあえず手元の丈夫な蔦をふくろの中に収納してどんなアイテムなのかを確認した。


丈夫な蔦

生産素材に使うアイテム。


 丈夫な蔦もまた生産に使う素材だった。


 この丈夫な蔦もまた他の生産可能なアイテムと同じでまだ使うことはないアイテムと言うことだ。


 「じゃあ先に進むか。」


 他にも採取ポイントがないかを探しながら進むこと3分くらい。茂みが動いているのが確認できた。


 揺れ動いている茂みは見た限りだと1つだけしかなく、その動いている茂みも大きくてキャタピラーを3匹は隠せるだろう大きさをしている。


 揺れ動く茂みの揺れ具合から考えて最低でもキャタピラーは2匹はいるのだろうと予想しながら俺はふくろの中のただの木の枝を取り出した。


 まだ茂みに投げても木の枝が入り込まないと周りを警戒しながら俺はゆっくりと揺れ動く茂みとの距離を縮めていく。


 そうしてこの辺りなら木の枝を投げても命中するだろうし、投擲した木の枝が茂みの中に入るだろうと思った位置から俺は木の枝を揺れ動く茂みに向かって投擲した。


 『キャタピラーの群れがが現れた!』

 『キャタピラーの群れは驚いている!!』


 「よし!」


 これならキャタピラーたちはすぐには動けずに俺が無防備なキャタピラーを攻撃することが出来る。


 俺は動かなくなった時間の中で攻撃を選択するとキャタピラーたちに向かって駆け出した。


 駆け出しながら俺は3匹いるキャタピラーたちの中から驚きから抜けそうだと思ったキャタピラーを狙って剣を振るった。


 『キャタピラーCに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーCは倒れた。』


 狙ったキャタピラーを剣を振るって切断すると、すぐにまた俺の行動の順番が回ってくる。


 ここでも選ぶのは攻撃だ。


 今もまだ残っているキャタピラーたちは驚きから抜け出せていない様子を見せている。


 今のうちに驚いている間にキャタピラーを全て倒してしまいたいが、それが出来るかどうかは俺次第だろう。


 俺は攻撃を選択するとすぐに驚いて動けていないキャタピラーに向けて剣を振るった。


 『キャタピラーBに29のダメージを与えた。』

 『キャタピラーBは倒れた。』


 これで残りのキャタピラーはキャタピラーAだけになった。


 それにまだ行動の順番は俺の番だ。


 ある程度茂みに近寄ってから木の枝を投げたお陰で茂みから飛び出してきたキャタピラーたちとの距離も近かったからここまでキャタピラーたちに何もさせずに倒せるのだろう。


 俺は今回も攻撃を選んで最後のキャタピラーであるキャタピラーAに向かって剣を振るい攻撃を行なった。

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