46話
茂みに隠れていたキャタピラーの群れに勝利した。俺はキャタピラーの群れを倒したことでドロップしたアイテムを拾うとふくろの中に収納して周囲を確認する。
「うん、何もない。」
キャタピラーの姿も採取ポイントも何もないことを確認して俺は先に進むことにした。
段々と進んで行くと茂みの数も増えて来ているし、茂みもキャタピラーが数匹隠れられるくらいには大きな茂みも多くなって来ている。
そんな森の中を進んでいるとまた怪しく揺れ動いている茂みを発見した。
しかも揺れ動いている茂みは1つだけじゃなく2つもある。最低でもキャタピラーが2匹は隠れていると言うことだろう。
俺はさっきの戦いでも使ったように先ほどの戦いが終わった後に回収した木の枝をふくろの中から取り出した。
「さて、どっちに投げ入れるか……。」
揺れ動いている茂みは2つだけしかない。だけど揺れ動いている茂みの近くにはまだ複数の茂みがある。
他の場所にも隠れて動いていないキャタピラーが隠れ潜んでいる可能性だってある。
俺は色々と考えてキャタピラーが茂みから出て来たり、他の動いていない茂みが動いたりしないかと期待したけどキャタピラーが出て来ることも他の茂みが動くこともなかった。
仕方ない。そう思いながらも俺は揺れ動いている茂みの中で大きな茂みに狙いを付けて木の枝を投げ入れる。
揺れ動いていた茂みに投げた木の枝は命中すると茂みからキャタピラーが飛び出してきた。
それに合わせるようにもう一つの茂みからもキャタピラーが2匹飛び出してきた。
『キャタピラーの群れが現れた!』
どうやら俺が投げ入れた木の枝に今回のキャタピラーは驚かなかったようだ。
出来ればキャタピラーが驚いてくれれば今回の戦いも少しは楽に倒せたかもしれない、と思いながらも戦闘が始まったことで俺の順番になり行動の選択を行なっていく。
今回は左前方にキャタピラーが1匹、右前方にキャタピラー2匹と分かれている。
先に左のキャタピラーから倒してしまいたい。そうすれば残りのキャタピラー2匹を相手にするのも楽になるだろう。
狙うとしたら左のキャタピラーだけど今ここで攻撃を選んで左のキャタピラーを倒しに向かうのは危ないと思う。
俺はここで回避を選んで左のキャタピラーに接近しながらキャタピラーたちからの攻撃を回避し続けるのが正解だの行動することに決めた。
回避を選択すると俺は左のキャタピラーに向かって駆け出した。キャタピラーたちとの距離が縮まっていくがここで時間が止まった。
『キャタピラーAが攻撃を仕掛けてきた。』
どのキャタピラーがキャタピラーAなのかをまずは確認することからすることにした。
出来れば左側のキャタピラーがキャタピラーAだと良いと思いながら、俺はまずは右のキャタピラーたちの様子を確認していく。
右のキャタピラーたちはどちらも口を開いていたりする姿を見せてはいない。
それならと左のキャタピラーの様子を確認してみると、左のキャタピラーは口を開いて今にも糸を吐き出して来そうな姿をしているのが見える。
ここで俺はキャタピラーAは左側のキャタピラーなのだと確信する。
それならと俺はここで回避を選ぶのと同時に左側のキャタピラーAに向かって駆け出して距離を縮めることにした。
回避を選んだと同時に動き出した時間の中で俺はキャタピラーAに向かって駆け出した。
『回避成功。』
『キャタピラーAからの攻撃を回避した。』
俺はキャタピラーAとの距離を縮めながらもキャタピラーAが吐き出してきた大量の糸を回避することに成功する。
そのままキャタピラーAとの距離を縮めていくと今度は残りのキャタピラーたちではなく俺の行動の順番が回ってきた。
今の俺とキャタピラーAとの距離は数歩駆け寄るだけで剣を振るって攻撃が行なえるくらいに近い。
俺はここでキャタピラーAを倒して残りのキャタピラーたちを倒すことに決めた。




