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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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39話

 『キャタピラーが攻撃を仕掛けてきた。』


 キャタピラーからの奇襲を受けて糸に身体の半身が絡み付いてしまったところにキャタピラーからの攻撃が行なわれそうになっている。


 俺はここからどうするかを考えることにした。時間は止まっているからいくらでも考える時間はある。


 今は身体を動かさないがキャタピラーの糸で拘束されていても力を入れて動かそうと思えば身体を動かせはする。


 それならキャタピラーからの攻撃は盾で一回受け止めてから改めて攻撃を行なう方が良さそうだ。


 それにキャタピラーが向かってくる方向は糸で拘束されていても盾を持っている方向だから盾での防御も問題ないはず。


 しかも盾での防御を成功させたとして次に行動する時に剣で攻撃するのも問題はないと思う。右側の半身はキャタピラーの糸で拘束されていないからだ。


 俺は盾でキャタピラーを受け止めて防御することを決めたことで、行動の選択肢を防御で決めたことで時間は動き出した。


 俺に向かって突撃して来ているキャタピラーの方に向けて力を入れながら盾を向ける。


 身体を拘束しているキャタピラーの糸がぶちぶちと音を立てて切れながらも盾でキャタピラーを受け止めるように準備は出来た。


 『防御成功。』

 『キャタピラーから1のダメージを受けた。』


 キャタピラーの突撃を受け止めて防御に成功する。受けるダメージもスライムと一緒で盾でしっかりと受け止めたからダメージは1ダメージだった。


 スライムリーダーからの体当たりを盾で受け止めたこともあるから、キャタピラーからの体当たりでも防げた。


 それにキャタピラーの体当たりを盾で受け止めた時に盾越しに感じた衝撃はスライムリーダーよりも弱い衝撃だった。


 あとはここから反撃をするだけ。


 俺は盾でキャタピラーを受け止めたことでキャタピラーは止まり、これでキャタピラーを攻撃するだけだ。


 すぐ側のキャタピラーに向けて剣を突き刺して攻撃を行なった。


 『キャタピラーに27のダメージを与えた。』

 『キャタピラーは倒れた。』

 『キャタピラーは魔石を落とした。』

 『キャタピラーから3の経験値を得た。』


 深々と地面に突き刺さる勢いで突き刺した剣でのダメージを受けてキャタピラーを倒した。


 俺はキャタピラーを倒したことで一息吐きながらも身体に貼り付いている糸がいつの間にか消えていることに気が付いた。


 「倒したから消えたのか?」


 どうしてキャタピラーの糸が消えたのか疑問に思うが、その理由は分からないことからとりあえず魔石をふくろに回収して採取ポイントに移動した。


 そして採取ポイントの前まで移動した俺は採取ポイントの光を触る為に手を伸ばした。


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 「あぁ、ここでも薬草なんだ。」


 採取ポイントで手に入ったのはスライムのダンジョンと同じ薬草だった。


 とりあえず手に持っている薬草はふくろの中に収納して移動することにした。


 「それにしてもここでも薬草が手に入るんだな。まあ森なら薬草が手に入る環境だとしてもおかしくないけど。あ、キャタピラーだ。」


 『キャタピラーが現れた!』


 進行方向の先にキャタピラーを発見した。それもキャタピラーの方も俺の方に気が付いている状態だ。


 時間が止まった中でこれからどう行動するのかを考える。


 俺とキャタピラーとの距離を考えると攻撃を行なったとしても近寄っている間にキャタピラーから糸を吐き出される可能性が高い。


 その事も考えに加えながら俺は回避を選んでキャタピラーに接近することに決めた。


 これならキャタピラーが何かしても回避の補正もあるだろうし、キャタピラーからの攻撃を回避するのが出来るはずだ。


 俺は回避を選んで動けるようになった中でキャタピラーに向かって剣を引き抜きながら走り出した。

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