38話
キャタピラーに気を付けながら進んでいると前方の木と木の空いている間を通っているキャタピラーの姿を発見した。
『キャタピラーが現れた!』
キャタピラーを発見したことで時間が止まり俺の行動の順番から戦闘は始まった。
まだキャタピラーは俺のことを気が付いている様子はない。その事から俺はキャタピラーに走り寄って気が付かれる前にキャタピラーを倒してしまうことに決めた。
攻撃を選択したことで動き出した時間の中を俺はキャタピラーに向かって走り出した。剣を振るえるように。
『キャタピラーに28のダメージを与えた。』
『キャタピラーは倒れた。』
『キャタピラーは魔石を落とした。』
『キャタピラーから3の経験値を得た。』
キャタピラーを一刀両断することでキャタピラーを倒して戦闘は終了した。
最初に戦った時にも思ったがキャタピラーもスライムと同じように一撃で倒せる弱いモンスターだ。
ドロップしたキャタピラーの魔石を回収してすぐに2階層を目指して進んでいく。
「ちょっと怪しいな。もしかしたらキャタピラーがいるかも。」
前方にはキャタピラーが身を隠せるくらいの茂みが多く生い茂っている場所が多数あった。
もしかしたらキャタピラーが茂みに隠れていたり、茂みの近くにある木の裏も見えないことから気を付けて進む必要がありそうだ。
盾をいつでも構えられるように意識しながらもキャタピラーは糸を吐くからこそ回避を優先することも意識して進んで行く。
茂みを1つ、2つ、3つと茂みが生い茂っている場所を通り過ぎるがキャタピラーが現れることはなかった。
このまま進んでもキャタピラーは現れないかもしれない。そう思いながら進んでいると前方の茂みがガサガサと音を立てながらキャタピラーが茂みの中から飛び出してきた。
『キャタピラーが現れた!』
キャタピラーは茂みから現れただけで奇襲を仕掛けては来なかった。
そのまま行動順は俺の順番に回っており、俺はキャタピラーにこのまま攻撃を仕掛けることにした。
動き出した時の中で俺はキャタピラーとの距離を詰めながら剣を鞘から引き抜いて駆け出した。
『キャタピラーに29のダメージを与えた。』
『キャタピラーは倒れた。』
『キャタピラーは魔石を落とした。』
『キャタピラーから3の経験値を得た。』
俺がキャタピラーとの距離を詰める中でキャタピラーの方も俺に向かって突撃して来たことから攻撃のタイミングがズレそうになりながらもキャタピラーを両断して倒すことに成功した。
「糸を吐くことも考えてはいたけどまさか突撃してくるとまでは思わなかったな。」
キャタピラーは糸を吐く。その印象が強過ぎたせいもあるのだろうけど、今後はキャタピラーは体当たりや噛み付きも行なってくることも意識しよう。
俺はキャタピラーからドロップした魔石をふくろに収納して移動を再開する。
「あ、採取ポイントだ!」
森の中だからこそキャタピラーからの奇襲を警戒して進んでいた俺だったが採取ポイントの発見に警戒を弱めて採取ポイントの元まで進んでしまい、これが問題だった。
『キャタピラーが現れた!』
『だが奇襲を受けてしまう!!』
採取ポイントがあった木の根本の反対の茂みから飛び出て来たキャタピラーが俺に向かって糸を吐き出してきたのだ。
「うわっ!?」
幸い盾を持っている左側からキャタピラーは糸を吐き出してきたからこそ、俺は盾を使って糸で拘束されないように糸を絡め取って対処する。
「うぅ、すごいネバネバだ!?」
キャタピラーの糸の粘着力は高くてネバネバとした感触がして気持ち悪いし、糸の粘着力が乾いてきて硬くなり始めてもいた。
意識を半身に絡み付いているキャタピラーの糸に向けている間にキャタピラーが「キシャーー!!」と言う鳴き声を上げながら俺に向かって突っ込んできたところで時間が止まる。




