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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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36/50

36話

 『宝箱を開けますか?』


 もちろん宝箱を開けるに決まっているので選択は「はい。」一択だ。


 俺は宝箱の蓋を開けて宝箱の中身を確認することにした。


 宝箱の蓋を開けて見つかった物はポーションだった。それも緑、青、黄の3種類のポーションが3つずつだ。


 店でも売りに出されているから見たこともあるし、冒険者に必須だからと俺も持っているけど、出来るならポーションじゃないアイテムが良かった。


 とりあえず手に入ったポーション3種類はふくろの中に収納してからアイテムとしてどうなのかを確認することにした。


下級ライフポーション

HPを50〜80回復する


下級マジックポーション

MPを50〜80回復する


下級スタミナポーション

スタミナを回復する


 3種類のポーションをふくろで調べた結果がこんな感じだった。


 それと緑色がライフポーション、青色がマジックポーション、黄色がスタミナポーションだ。


 ライフポーションとマジックポーションは俺のスキルである【RPG】に関するステータスに載っていたHPとMPを回復させる効果があるようだが、それとは違ってスタミナポーションはステータスに関係なく俺自身のスタミナを回復してくれるのだと思う。


 「使うとしてもHPを回復させるライフポーションくらいか?いやダンジョン探索の時間が延びればスタミナポーションも重要になるな。」


 今回のスライムダンジョンでも剣を何度も振るって疲れを感じてはいるけど、それはステータスがあるからスタミナの減少も少ない気がする。


 それにHPの方も当分は薬草での回復で十分だし、MPなんて消費しないからマジックポーションを使うことなんて今のところはない。


 そうなると1番最初に使うポーションはスタミナポーションかもしれないな。


 「宝箱からアイテムも回収したし、外に出るかな。転移陣に乗ればいいだけみたいだし乗ってみよう。」


 俺は宝箱の前から移動して転移陣の上に乗った。


 『転移陣を起動しますか?』

 『はい』『いいえ』


 とウインドウが目の前に表示される。


 これは『はい』の方を選ぶことによって転移が開始されるのだろう。


 俺は『はい』の方を選んで転移を行なうことにした。


 地面に描かれた魔法陣が『はい』を選んだ瞬間に光り輝くと俺はいつの間にかダンジョンの外に転移していた。


 『Fランクダンジョン。スライム洞窟を初めて攻略しました。ダンジョン攻略に伴ってステータスポイントを1ポイント付与します。』


 いきなりダンジョンの外に転移していて驚きそうになったが、それよりも前に表示された文章に驚きは止まってしまう。


 それよりもダンジョンの攻略でステータスポイントが手に入ったことに目を見開いてしまう。


 でもこのウインドウの文章を読む限りでは初めて攻略したダンジョンに限りステータスポイントが貰えるのだろう。


 これは良いことを知ったと思う。


 ステータスポイントはレベルアップをした時だけに手に入っていた物だが、ダンジョンを攻略しても手に入るのなら俺自身を強くするのにダンジョンの攻略は必須だ。


 それも毎回異なるダンジョンを攻略していくのが良いと思うし、スライムのダンジョンのように弱いモンスターが現れるダンジョンでもステータスポイントが手に入るのならしばらくは近くにある弱いダンジョンの攻略を行なうのがいいはずだ。


 今さっき手に入ったステータスポイントを使ったステータスを上げてから今日は帰ることにしよう。


ステータス

レベル5

HP45

MP35

筋力11

耐久11

魔力11

敏捷12

器用11

感覚11

ステータスポイント0


 移動スピードが上がるようにと敏捷に手に入ったばかりのステータスポイントを使った俺はこの日は家に帰るからと装備していた剣と盾をふくろに収納して自宅に帰ることにした。

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