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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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35/49

35話

 『スライムリーダーが攻撃を仕掛けてきた。』


 このスライムリーダーと俺との距離でしかも今の俺の体勢は防御をいつでも行なえる状態でもある今ならスライムリーダーの体当たりを危なげもなくしっかりと防御して防ぐことが可能な状態だ。


 ここで時間が止まった中で俺が選ぶ行動の選択肢はもちろん防御一択だ。


 しっかりとここでスライムリーダーからの攻撃を受け止めて、盾で受け止めたスライムリーダーを弾いてまた攻撃を行なえば、スライムリーダーも少しのダメージを受けながらだけど無事に倒すことが出来るだろう。


 と言うことで俺が選んだのは防御だ。


 スライムリーダーの体当たりの進行方向に盾を構えて地面を踏み締めながらスライムリーダーを見つめる。


 『防御成功。』

 『スライムリーダーから1のダメージを受けた。』


 盾で受け止めた際にスライムリーダーの体当たりで衝撃が腕を伝って身体全身に感じるがスライムリーダーの体当たりを防いで俺はスライムリーダーを弾いた。


 スライムリーダーは盾で弾かれたことで地面に衝突して転がって動きを止めたスライムリーダーの姿を確認したタイミングで時間は止まった。


 次に行なう行動の選択肢が現れる中で今のスライムリーダーなら俺が攻撃を終えるまで何も出来ないだろうし、攻撃を終えて防御の体勢に俺が移っても大丈夫だろうと判断した俺は攻撃を選択することにした。


 それにこの攻撃がスライムリーダーに命中すればスライムリーダーは3回俺から攻撃を受けたことになる。


 流石にもうそろそろスライムリーダーもボスモンスターだからと言って倒せるだろうとは思う。


 それに次の攻撃でスライムリーダーを倒せなくても、このまま俺が何かしらのミスをしなければ問題なくスライムリーダーは倒せる自信はある。


 そうして俺は攻撃をすると行動を決めて選択するとスライムリーダーに向かって駆け出した。


 何かしらの行動を行なえる状態じゃないスライムリーダーに接近した俺は全力でスライムリーダーに剣を振るった。


 『スライムリーダーに19のダメージを与えた。』

 『スライムリーダーは倒れた。』

 『モンスターの群れはスライムコアと魔石を6つ落とした。』

 『モンスターの群れから35の経験値を得た。』


 「よし!倒せた!!それにしてもスライムリーダーだけで20も経験値があったんだ。」


 それにスライムコアはたぶんだけどスライムリーダーからドロップしたアイテムだろうが、もしかしたらスライムからかもしれないけど。


 それにしても初めてのボス戦を終えて一息吐きたいところだけど、スライムリーダーを倒したことでボス部屋の奥にあった入り口とは違う金属の大扉が開く音がした。


 とりあえずスライムリーダーたちが落としたドロップアイテムはふくろの中に収納して出口の大扉に向かうことにした。


 既に開いている大扉を潜って通路を進んだ先には小部屋があった。


 「宝箱と魔法陣?これが転移陣ってやつか。」


 ダンジョンの最下層のボスモンスターを倒し終わった場合、ボスモンスターを倒した後のボス部屋から出る方法は知っている中で一つしかない。


 それが小部屋の中にあった転移陣を使った方法だけだ。


 もしかしたらスキルによっては何かしらの方法でボス部屋の外に出るなんてことが出来るかもしれないが。


 まあ、俺が出来る方法は転移人を使った脱出法しかない。


 「まずは転移陣のことよりも宝箱だよ。罠がないかを調べないと。」


 俺は宝箱の前に移動して宝箱を調べることにした。


 『宝箱を発見した。』

 『罠が仕掛けられているかもしれない。』

 『調べますか?』


 もちろん調べる。


 『宝箱を調べた。』

 『罠は仕掛けられていないみたいだ。』


 「良かった。」


 これで宝箱に罠が仕掛けられていたら最悪だった。


 俺は罠を仕掛けられていない宝箱を開けることにした。

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