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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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34/47

34話

 間に合うか分からない状態でもここから反撃や回避を行なうのは防御以上に間に合わないのは分かり切っている。


 だからこそ、俺はここで選ぶのは反撃でも回避でもない防御の選択肢を選ぶことにした。


 『スライムリーダーが攻撃を仕掛けてきた。』


 『防御成功。』

 『スライムリーダーから1のダメージを受けた。』


 剣を振るった態勢から無理矢理に俺はスライムリーダーが体当たりを行なってくる進行方向に向けて盾を構えたことでスライムリーダーからの攻撃を防ぐことに間に合った。


 でもしっかりと盾の中央でスライムリーダーの体当たりを受け止められていないせいでスライムリーダーを弾くことには失敗してしまう。


 盾の中心よりも盾の縁に近い外側でスライムリーダーを受け止めたせいでスライムリーダーは俺の後方に向かって地面を転がっているだろう。


 だから俺は振り向いてスライムリーダーが今どんな状態なのかを確認した。


 スライムリーダーは地面を転がっていたからこそ俺との距離が離れているのは分かるがもう行動できる状態になっている。


 スライムリーダーの状態の様子を確認したタイミングで俺に行動の順番がやってきた。ここからどう行動をするのかを考える必要がある。


 今のスライムリーダーはすぐにでも俺がスライムリーダーの攻撃範囲まで接近すれば体当たりを仕掛けられるだろうと思う。


 そうなると俺が接近して攻撃を行なうタイミングでスライムリーダーからも攻撃の体当たりを行なってくる可能性が高い。


 もうこのボス部屋では俺とスライムリーダーしか存在しない。そこも入れて考えた結果は俺がスライムリーダーまで防御態勢で接近してスライムリーダーの攻撃を防御して弾いて出来た隙を突いて攻撃を行なう、ということだ。


 とりあえず方針は決まったこともあり、俺は防御を選択して盾を構えながらスライムリーダーにゆっくりと接近して行く。


 『スライムリーダーが攻撃を仕掛けてきた。』


 来た!


 スライムリーダーの攻撃範囲に入ったのだろうスライムリーダーから攻撃を仕掛けられた。


 でもしっかりと盾を構えている今の状態ならスライムリーダーの攻撃を受け止めて弾いてスライムリーダーの動きを少しだけ怯ませることが出来るはずだ。


 ここで時間が止まった中で俺が選ぶのもちろん防御一択だ。


 俺は行動を決めて時間が動くようになった中でスライムリーダーの体当たりの進行方向に盾を動かして構える。


 『防御成功。』

 『スライムリーダーから1のダメージを受けた。』


 盾の中央でスライムリーダーの体当たりを受け止められた。盾の中央で受け止めたことで俺の思う方向にしっかりとスライムリーダーを弾いてすぐにスライムリーダーは行動することが出来ないだろう。


 そしてこのタイミングで俺に行動の順番が回ってくることになる。


 俺が選ぶのはもちろん攻撃だ。


 行動の選択肢の中から攻撃の選択を選んだことで動けるようになった俺は真っ直ぐに先ほど盾で弾いたスライムリーダーに向かって距離を詰めて行った。


 『スライムリーダーに17のダメージを与えた。』


 スライムリーダーに行なった2回目の攻撃でもスライムリーダーは倒れなかった。


 流石はボスモンスターと言ったところなのだろうが、流石に2回目だと言うこともあってスライムリーダーの硬さも分かっている状態で攻撃を行なったからすぐに剣を振るってから盾を構えられる。


 そうして防御をいつでも行なえる状態で俺はスライムリーダーの状態を確認した。


 スライムリーダーは表面から15センチくらい切り裂かれていてもまだ戦える状態ですぐに攻撃を仕掛けて来ようとしているように俺の感覚や目から見えた。


 そして案の定、俺が予想していた通りにスライムリーダーは俺に攻撃を仕掛けてくるのだった。

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