33話
盾でスライムリーダーを弾いて一呼吸し終わった時に俺の行動の順番がやってきた。
スライムリーダーとスライムBはそれぞれ左右に別々の方向へと弾いて距離があり、俺はスライムリーダーではなくスライムBから倒してしまうことにした。
スライムBと俺との距離は走れば3秒未満で到着するくらいには近く、スライムリーダーは今は盾で弾いたことですぐには行動することが出来ないだろうから、俺はスライムリーダーに背を向けてスライムBに向かって走り出した。
スライムBはもう既に動ける状態ではある様なので、ここで俺が攻撃を外してしまうことがあればスライムBから反撃を受けることになるだろうことは頭の片隅に入れておく。
そうしてスライムBとの距離を詰めた俺は剣を振るってスライムBに攻撃を行なった。
『スライムBに29のダメージを与えた。』
『スライムBは倒れた。』
スライムBを両断して倒したことで、これで残りはボスモンスターのスライムリーダーだけになった。
もう既に弾き飛ばしたスライムリーダーは行動可能になっているのが見える。それだけでやっぱりスライムよりも強いモンスターだと言うのが分かる。
スライムリーダーの攻撃範囲に入っていないからこそ今は俺の行動の順番で防御を選んで、俺は盾を構えながらスライムリーダーに向かって移動する。
盾を構えて移動した俺がスライムリーダーの攻撃範囲に入った瞬間にスライムリーダーは体当たりを仕掛けて来ようとするのが見えた。
『スライムリーダーが攻撃を仕掛けてきた。』
スライムリーダーの攻撃で防御をすればダメージはHP1しか受けることはない。
だからこそここで反撃や回避を行なってスライムリーダーからの攻撃を受ける可能性を高める必要はないだろう。
俺はスライムリーダーからの攻撃を防御することを決めて、動き出す時間の中でスライムリーダーがどこを狙っているのかを防御を選んだ補正で理解した俺は盾をスライムリーダーが狙っている場所を守る為に移動させて盾を構えた。
『防御成功。』
『スライムリーダーから1のダメージを受けた。』
しっかりとスライムリーダーを盾で受け止めてスライムリーダーの体当たりを防ぐことに成功した。
俺は盾で受け止めたスライムリーダーを壁の方向に向けて弾いたがスライムリーダーは壁の手前で落下して止まった。
スライムリーダーが止まった頃には俺もすぐに動けるようにしており、その時に時間が止まって選択肢が現れる。
俺はここでスライムリーダーを攻撃することに決めた。今ならスライムリーダーもすぐに行動することは出来ないだろうから。
スライムリーダーまで走り寄った俺はこれまでのスライムに振るった時とは違って全力でスライムリーダーに剣を振るった。
『スライムリーダーに18のダメージを与えた。』
全力で剣を振るっても18ダメージしかスライムリーダーには与えられなかった。
と言うよりもスライムとスライムリーダーでは身体の硬さも違っており、スライムが硬い寒天ならスライムリーダーはスーパーボールみたいな硬さだった。
これがスライムリーダーがボスモンスターとして現れているからこその防御力なのか、それとも普通のスライムリーダーもここまで防御力があるのか分からないがまだスライムリーダーは生きている。
4分の1くらいしかスライムリーダーを切り裂かなかった俺はすぐにでも盾を構えたいところだが全力で攻撃したせいですぐには防御の態勢に移れない。
その間にスライムリーダーから攻撃を行なわれようとしているのか時間が止まって選択肢が現れる。
今のスライムリーダーは俺からの攻撃を受けていたのに攻撃を行なおうとしており、ここから俺が盾を使って防御するのが間に合うかどうか微妙なところだ。




