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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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29話

 2回目の宝箱で手に入った鉄製だろう槍をふくろに入れた結果、ふくろに入った槍は鉄の槍だった。


 手持ちの武器として使っているのは鉄の剣だが、攻撃力は鉄の剣が上だけど鉄の槍の方が攻撃範囲が広い。


 でも、これまでのスライムたちとの戦いで使い慣れているのは鉄の剣だから余程のことがない限りは鉄の槍に武器を変えることはないだろう。


 「宝箱にはもう何も入ってないし、この部屋を探そう。」


 モンスターハウスだった中部屋の探索を行なっていくことにした俺はぐるりと一周部屋の中を回って壁際の調査を行なっていく。


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が2つ採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が2つ採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が2つ採取できました。』


 小部屋よりも広い中部屋の探索を終えるのには時間が掛かったが、それでも中部屋には8ヶ所も採取ポイントがあった。


 これはモンスターハウスだった中部屋だからこそなのではないかと思う。


 薬草も11個も手に入ったことだし、1つ使ってHPでも回復して置いた方がいいかな。


 『薬草を使った。』

 『HPが18回復した。』


 「HPの回復も終わったし戻るか。」


 あれはモンスターハウスだった中部屋から通路に戻って多数の通路に繋がっている中部屋に戻った。


 道中でスライムとの遭遇もなかったことで安心し切って中部屋に戻ったのだが、中部屋にスライムの姿を発見してしまった。


 どうやら中部屋のスライムがリポップしてしまったようだ。


 見える範囲でのスライムの数は5匹しかいない。そう感じるのはモンスターハウスで数多くのスライムを見てしまったからだろうか。


 『スライムの群れが現れた!』


 中部屋に入った俺はすぐにスライムたちに見つかってしまい、スライムたちは俺の方に向かって飛び跳ねながら移動を開始した状態で時間が止まった。


 俺は止まった時間の中でスライムたちの位置関係を確認しながらどのスライムに攻撃を仕掛けるかを考える。


 スライムたちの位置関係を見る限りでは一番右端のスライムか左端のスライムを狙って攻撃を行なえば順番にスライムを相手にする形にはなると思う。


 そう考えた俺は攻撃を選択すると同時に一番右端のスライムに向かって全力で駆け出した。


 右端のスライムの元まで駆け寄った俺は勢いそのままに剣の切先を地面に向けたままスライムを右下から左上に逆袈裟斬りで切り裂こうとする。


 『スライムEに29のダメージを与えた。』

 『スライムEは倒れた。』


 逆袈裟斬りで切り裂いたスライムEは真っ二つに両断することに成功すると、俺は残りのスライムたちに向けて盾を構えながらいつでも剣を振るえるように構える。


 そうしていつでも行動を行なえる状態にしながら俺は今のスライムたちの位置関係を確認する。


 真っ直ぐとは言えないが俺の前方にスライムたちがいると言う状態になっており、ここまでは俺の考え通りになっている。


 距離的な関係で次の行動の順番は俺の番になっているからこそ、俺は一番距離の近いスライムを狙って攻撃を仕掛けることにした。


 スライムに駆け寄って剣を振るってスライムに攻撃を行なう。


 『スライムDに28のダメージを与えた。』

 『スライムDは倒れた。』


 これで残りはスライム3匹だけ。


 でもスライムDの近くにはスライムがおり、そのせいで次は近くのスライムが攻撃を行なってくる番だ。


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