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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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17話

 動ける様になった俺は通路から見た小部屋の死角から飛び出して体当たりを仕掛けてくるスライムに向けて盾を構えた。


 『防御成功。』

 『スライムから1のダメージを受けた。』


 スライムがぶつかった衝撃が盾から響いてくるが、スライムからの攻撃を防御することは出来た。


 次は俺の番だ。


 盾に弾かれたスライムを攻撃することを選択した俺はすぐにスライムに向けて剣を振るう為に行動を移し、スライムに接近して斬撃を喰らわし 


 『スライムに11のダメージを与えた。』

 『スライムは倒れた。』

 『スライムはスライムゼリーと魔石を落とした。』

 『スライムから3の経験値を得た。』


 戦闘が終わればスライムからのドロップアイテムのスライムゼリーと魔石を回収する。


 スライムのドロップアイテムをふくろの中に収納した俺は小部屋を調べることにした。


 この小部屋には先ほど俺が入った通路以外はなかったのだが、その代わりに採取ポイントがこれまで見た中でも最大の4つの採取ポイントが小部屋の中にあった。


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 『手を使って採取しました。』

 『薬草が採取できました。』


 4つの採取ポイントから薬草を採取した俺は小部屋にはもう何もないことを確認してから通路に戻った。


 道中でスライムに遭遇することなく通路に戻って一本道から小部屋に戻った俺は残りの通路に向かった。


 スライムや採取ポイントを見逃さない様にしながら進んでいるとT字路に行き当たる。


 「右か、左か…………右にするか。」


 T字路の死角からスライムに奇襲される可能性も考えて慎重に気を付けながら進む。


 首を左右に振って通路の安全を確認した。


 どちらの通路にもスライムの姿は見えないのを確認してから俺は右の通路を進んで行く。


 通路を進んで行った先にはスライムが2匹待ち構えている様子が伺える。


 『スライムの群れが現れた!』


 まずはこちらの番からの戦闘スタート。


 俺はいつも通りに攻撃を選択して時が動き出した瞬間にスライムの片方に駆け寄って剣を振るった。


 振るった剣の一撃はスライムを両断するのと同時に表示される。


 『スライムAに23のダメージを与えた。』

 『スライムAは倒れた。』


 残りはスライムBだけ。


 でもスライムBが今度は攻撃を仕掛けてきた。


 『スライムBが攻撃を仕掛けてきた。』


 スライムBとの距離も近い。


 そのせいで今からの回避ではギリギリで間に合わないかもしれない。


 仕方がない。


 ここから反撃を選んでもスライムBからの攻撃でダメージを受けてから攻撃をするしかないし、それなら一度盾で受け止めてからの方がいいだろう。


 俺が選ぶのは防御だ。


 『防御成功。』

 『スライムBから1のダメージを受けた。』


 スライムBの体当たりをしっかりと盾で受け止めて防御に成功する。


 次はこちらからの攻撃をスライムBに食らわせる番だ。


 『スライムBに22のダメージを与えた。』

 『スライムBは倒れた。』

 『スライムの群れはスライムコアと魔石を2つ落とした。』

 『スライムの群れから6の経験値を得た。』


 スライムの群れに勝利して、今回の戦利品のドロップアイテムを回収しようとした時に魔石ともスライムゼリーとも違うアイテムがドロップしていた。


 「これがスライムコア?」


 手のひらサイズの大きさの赤い球体がスライムコアの様だ。


スライムコア

生産素材に使うアイテム。


 ふくろの中に仕舞って調べてみたらこんな感じの説明が現れた。


 スライムゼリーと同じでこのスライムコアも生産素材として使うアイテムの様だ。


 換金アイテムとしてしか今のところは使い道がないだろうが、それでもこれまで何度もスライムを倒してようやく手に入ったアイテムだからふくろの中の肥やしにでもして取って置こう。


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