幕間:5
「カルテットがトリオになっちゃったわね。まさかグースが……」
「ン・ン・ン……なにも予想外な事ではありません。怪しい動きは察知していました。But! いざ実際に裏切られるとこうも腹立たしいとは!」
「へぇ、それで彼にだけ情報を隠してたりしてたのね。新参者だからいじめてるのかと思ってちょっと気の毒だったのよ……でも、それなら私たちに言っておいてくれても良かったんじゃないかしら?」
「そうするとボクが奴の動きを察知している事を察知される可能性がありましたからねェ。奴は変に鼻が効きますから」
「一理あるわね。それにしても残念だわ。私、彼のこと結構気に入ってたんだけど」
「†彼の者、我らが同胞に非ず†」
「あらルフ。傷はもういいの?」
「†我が躯を蝕みし者は悠久の時の中へ消え去り†」
「毒はもう抜けたのね……良かった」
「ン・ン・ン・ン……ルフの言う通りです。所詮は元人間の成り上がり……やはり『カルテット』に相応しくはなかったのですよ」
「……そうかもしれないわね。それで、これからの事はどうするの?」
「†選択する未来の修正†」
「いえいえ、予定は変わりません。ひとり抜けはしましたが所詮は新参者……No Problemですよ。グースにも知れ渡っている話ですから多少の抵抗は予想されますが、なに、向こうが戦力を投じてくるのは計算内です」
「なら、近日中に……」
「Yes」
「集めておいてください……できる限りの戦力を。ありったけの下級悪魔を。我らが僕たちを……ククククク……」





