表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
馬鹿野郎供の異世界奮闘記  作者: 眼鏡ヒゲ
2/7

第1話 馬鹿野郎共、呼び出される。

ここからが本編です。

はじめての作品ですので、拙い表現が多くなると思いますが完全なギャグ作品なので深く考えずサラッと読んで頂ければと思います!


ーーーーーーーーー

9月某日 ?????

ーーーーーーーーー



「シャァァァァアあああ!!ツモじゃオラァァァ!!倍満じゃコラァァァァア!!!!」


勝利の雄叫びをあげる。

静謐な空間に俺の雄叫びが響き渡った。


「……………何処?ここ?」


見たこともない場所に俺たちはいた。

周りには石造りの壁が広がり、かがり火だけが辺りを照らしている。

2人とも辺りを見回しているが状況が掴めていないようだ。


「なぁ…貴也。俺ら飲み過ぎたか?」

「そんな訳ないやろ。ビール4、5本空けたくらいや。

お前はともかく俺と信耶は全然酔ってないわ。」

「そうやんなぁ…。じゃあ何?今この状況…。」

「分からん…。なんで俺ら禿げたオッサンらに囲まれててんねや…。」


俺たちの周りを1〜2m程の距離を開け、神官のような服を着た禿げたオッサン達が囲んでいる。


「ーーーーーーーー」

「ーーーーーーーーーーーーーー!」

「ーーーー。」


何か話しているようだが、言葉が分からない。

何語だ?英語では無いようだ。


「よう分からんけど、取り敢えず俺に任せとけ。」

貴也がそう言いつつ、立ち上がり一際豪奢な服を着たオッサンに近づいていく。


「ワレコラァァ!何見とんじゃいゴラァ!!

何処じゃここオラァァァア!!!お前ら何処のもんじゃい!おぉ!!??」


ーーヤダ。カッコいい。完全にチンピラだわ。


オッサンの睨み、声を荒げる。

こういう状況になっても堂々と出来るのは凄いと思いつつもパンツ一丁の姿のインパクトがやばい。

神殿のような場所で偉そうなオッサンに声を荒げながら摑みかかるパンツ一丁の男。

変態以外の何者でも無い。パンツ一丁の男がいたらそりゃ見るわ。

日本でこんな男を見かけたら間違いなく通報する。


と言うよりこれ周りのオッサン達もいきなりパンツ一丁の男が出てきたから距離あけてるんじゃないか?

やっぱり人間って変なものが怖いんだなぁなどと考えていると少し余裕が出てきた事に気づく。


信耶も同じ様子で、こちらの様子を伺うように話しかけてきた。


「なぁ、小寺。これどういう状況やと思う?」

「分からん。分からんが、つねった所が痛いから夢では無いみたいや。」

「マジか、ちょっとつねらせてくれ。」

「自分のチ●コでもつねってろ…。

貴也の様子見てても言葉は通じてないみたいやな…。」


貴也は未だに怒鳴り散らしている。

アイツうるせぇな。警察呼ぶか。

そう思いつつポケットからスマホを取り出す。


ーー圏外だ。時間は20時42分。


「おい見てくれ。スマホが圏外や。

時間はさっき時計見たときと同じぐらいや。」

「そうか。なら電波塔がぶっ壊れたか、電波の届かない場所に移動したか、家に隕石が落ちて死んだかのどれかやな。」


このタイミングでの信耶の小ボケにイラッと来る。

なんだこいつ。童貞の癖に余裕あるのかよ。


「あかんわ!全然言葉通じひん!」


貴也が戻ってくる。

あれだけキレた後よく普通の顔で戻って来れるものだ。

見ろよ。オッサンらも戸惑ってるわ。何この野蛮人みたいな目で見てるわ。


「喋ってる言葉が聞いた事ない言葉やわ。

英語ではないし、フランスでもドイツでも無いな。

俺の知らん言語の可能性はあるけど、そもそも俺ら信耶の家におったしな。どうなってんねやこれ。」


俺たちがあーでも無いこーでも無いと話をしているとさっきの偉そうなオッサンが近づいて来た。

これまた立派な鳥の彫刻?のついた杖で地面を叩くと、俺たちの座っている地面が光り出した。


「うぉっ!何やこれ!?」

「光っとるぞ!魔法陣か?グルグルか!?」

だから小ボケ挟むなよ。


「あっつい!いてぇ!何!?」

右肩に痛みが走る。

何かされたと感じる間に痛みと熱が治る。

「お…おぉ。何やったんや今の?」


「どうだ?これで下層レイヤーの貴様らでも言葉が通じるようになったであろう。」


偉そうなオッサンが偉そうに話しかけてくる。


「儂は誇り高き神聖ルブルム帝国が最高司祭オーギュスト・オーガスタス。貴様らを下層レイヤーより呼び出した者である。」

「あ?ジジイ寝ぼけてんのか?何勝手に呼び出してくれとんねんコラ。さっさと家に返さんかい。そのハゲ頭磨いてLED電球にしたるぞコラ。」


貴也さんキレッキレですわ。

何でコイツこの状況で噛み付けるの?馬鹿なの?


「貴様!下賤の身でオーガスタス様に何と言う口の利き方か!」


集団の中で鎧を纏った若い男が、前に踏み出してくる。

ジジイやっぱり偉かったんだ。


「知るかバーカ!俺が敬語使うんは美人を紹介してくれる奴だけや!イケメンやからって調子のんなよ!」

「貴様…!訳の分からぬことを!この者共を捕らえよ!」

「ディセウス、良い。この者共は無知であるのだ。

始祖ルブルムも無知はお許しになられる。

此奴ら無知なる者にも理解出来るように説明してやるべきであろう。」

「しかしオーガスタス様…!この者共は!」

「儂が良いと言っておる。この儂の決めた事に不満があるのか?」


このジジイアレだわ。部下とかに裏切られてなぜお前が!とか言いながら死ぬ奴だわ。


「ともかく召喚の儀にて呼び出した者達である。

この者共が神託の者共かもしれぬ故、巫女の所へ連れて行け。頼んだぞディセウス。」

「……かしこまりました。おい!この者共を巫女様の元へ連れて行く。お前達こいつらを連れて来い!」


周りにいた男たちに取り囲まれる。

「どうするべきやと思う信耶。」

「ぼんやりと理解は出来てきたな。

とりあえず大人しく付いて行って話聞くぞ。

さっきから召喚やら巫女とか言うとるけん、最悪のパターンもあるかも知らんし。」

「最悪のパターンって?」

「大体想像ついてるやろ。ここが異世界で俺らが帰れへんってパターンや。」

「マジかよ。異世界転生に憧れるのは高校生までやぞ…。」


貴也は未だにディセウス?に絡んでいるがそれでもついて行くようだ。

意外に冷静なのか?


ーーーーーーーー


「この者達が神託に出た者達で間違い無いようです。」


神殿とやらに移動した俺たちは神託の巫女とやらに引き合わされた。(巫女様可愛い!なんか許せてきたわ。)


「選ばれし人達よ。私は神聖ルブルム帝国の巫女メアリーと申します。また私どもの召喚にも不手際があったようで、いきなりこの様な事態になり理解出来ぬことも多いでしょうから最初から説明させていただきます。」

「ただその前に…そちらの方にどなたか着るものを持ってきていただけないでしょうか?」


あぁ、貴也パンツだけだもんな。

ネクタイぐらいしめとけよ変態め。


貴也が渋々用意された服を着ている間に、あらすじを語ってくれた。

どうやらこの世界、【セフィラ】と言うらしいが俺たちの世界の上層に存在する異界との事。

地球(下層レイヤーって言うらしい)からエーテルを吸い上げる代わりに、地球に本来発生するはずの魔物なんかをこっちの世界で受け止めて退治しているとの事。


ただ何百年かに一度、こっちの世界の人間では対処出来ない存在(いわゆる魔王)が発生するらしくそれらを退治する為に発生元である地球から人間を連れてくる。

連れてくる人間はどんな人間か、何人かも分からないが呼び出す時期は神託によって告げられているとの事。


「そんで俺らが呼び出されたって事か?」

「何で俺ら何や?俺らはただの学生やけん何も出来ひんで」


貴也と信耶がそれぞれの疑問をぶつけている。

そりゃそうだ。こんなパルスのファルシのルシがパージでコクーンみたいな話されてもよく分からんわ。


「それで…結局俺らは元の場所に帰れるんか?」


信耶偉い!そこ大事よ!


「もちろん帰れます。………魔王を退治していただければですが。」



ーーーーーー予想は出来てましたよ。


こうして俺たちは大学2年の夏休みを異世界で過ごす事になりました。

どないせいちゅーんじゃい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ