森で2
最後少し付け足しました
ヒルデと色んな料理を作り溜めながら、解体していない魔物で食用可のものは解体もしていく。そうしないと恐ろしい量になってしまうから…
いくら時間経過なしでも消費が全く追いつかないんだけど…更に今日また藍達が増やす予定だし…そろそろ一旦街に行った方がいいかも…
解体も魔法を使って大分早く出来る様になったからまだいいけど…最近は新しく血抜きの魔法を編み出し、お肉は機能性の高い冷蔵庫にあるチルド室みたく凍る寸前の温度にしてから保存する様にしてるので料理する時も使い易くなったかな?時間経過無しだからそのままでもいいけど、気持ちの問題かな…
なんて思ってから藍達が帰ってきた。
「えーと…蛇がいっぱいいたんだね?」
「森大蛇(フォレストスネーク )の巣があったから潰してきた」
ハウスの前には大きさに多少の差はあるけど蛇が山積みになっていた。
「風魔法で運べば数が多くても平気な事に気づいてな。全部もってこれたぞ!」
さっきの男性を運ぶ所から学んだのか…それだったらマジックバック持たせる方がいいかな?今度持たせてみよう。
目の前の物を空間収納にしまい皆んなにさっき作ったステーキをレモンにも小さく割いたお肉をあげる。
天狼ちゃん達は育った場所と違うので魔物の種類が違くて偶に苦戦してるみたいだけど藍が倒し方を教えたりしてくれてるので楽しいらしい。
「茗!目が覚めたみたいだょ!」
ヒルデが肩にライムを乗せてハウスから出てきた
「はーい!行くね」
ヒルデと一緒にベットルームに入ると上半身を起こした男性がいた
「目が覚めましたか?」
水差しから経口補水液をグラスに入れて差し出す
男性はグラスを見てから受け取りひと口飲むと喉の渇きを思い出したのか勢い良く飲み干したのでお代わりを注ぎながら話しかける。
「何があったか覚えてますか?私達が見つけた時は貴方は仮死状態だったんです」
「……良く覚えてないが、世話になったみたいだな。助けて貰ってありがとうございます。お…私はジオ・ビリークと言います。」
まだ混乱した様子だけど意識はしっかりしているみたいなので会話は問題ないみたい。
「スープとパン粥なら食べれそうですか?」
ヒルデが直ぐトレーに乗せて持ってきてくれたので、私は背中に大きめのクッションを入れて体勢を整えると、ジオさんはゆっくりと食べたした。
改めて男性…ジオさんをしっかり見てみると私達よりかは少し年上の30代ぐらいの外見で伸びてボサボサだけど深い藍色の髪に焦茶色の瞳、がっしりとした体躯に声も低めでカッコいいかも。
「ごちそうさまでした。」
食事は綺麗に完食されてました
「凄く美味しかった…です。薄い塩味じゃなくて複雑な味がしました。」
ん?ジオさんは塩味のスープが定番だったのかな?それなら具材が柔らかなるまで煮込まれたスープの味は複雑に感じるかもしれないね。
「足りましたか?まだありますけど?」
「…いや…あーっと、出来れば肉が食べたいのだけど…」
「え?固形物食べて大丈夫ですか?」
病み上がりなら消化にいい物の方が良いと思うけど…?
「お…私は鬼人の純血だから身体は丈夫なんだ…」
「へぇ、純血なんて珍しい。」
ヒルデが呟く
「純血?」
「今殆どの亜人は人族や他種族と血が混じりハーフやクォーターが多いんだ。その中に偶に私みたいに先祖返りとして濃い血が出る事もあるけど、純血種は殆ど居ないと思う。濃すぎる血は子供も出来ずらいしね」
ああ、前の世界でも濃すぎる血は良くないって言ってたっけ…
「それに純血という事は長命になるから奥深い所で余り世間と離れた所で暮らしているとも聞くけど本当かどうかは分からないわ」
長命?じゃあ見た目通りの年齢じゃないんだ。
「その通りだ。お…私は実際には1800歳は超えています」
「「1800⁇っっ」」
「びっくり」
「本当に」
「自分でも何歳か忘れました。」
「わぁ〜長命の人って何だか大変そうですね〜…ヒルデも先祖返りだから長命なの⁇」
「何言ってるの茗自分もそうでしょ?」
「へ?私人族だょ?」
「でも魔力量が多いでしょ?魔力によっても寿命は変わるのよ?」
何と!衝撃の事実!!
「本当に私も寿命長いの?」
これに答えたのはジオさんで
「中々な魔力量を感じる。少なくとも獣人くらいの寿命だと思う」
「獣人くらいの寿命…」
「獣人の寿命は魔力の高さで300〜500歳くらいと言われているわ」
「そうなんだ…」
前回は20歳で死んじゃったけど、今はこの世界にきてまだ9年だからもし本当に寿命が長いなら…何すればいいんだろう…藍と長くいれるのは良いかも…
ジオさんとヒルデに寿命の事を教えて貰って半ば放心しながら作り置きした料理を追加で出してあげると、凄い勢いで食べ出したので胃は大丈夫なのか心配になり一応胃薬を最後に飲んでもらってまた休んでもらった。
申し訳ないから起きると言っていたけど、お腹がいっぱいになって睡魔が襲ってきたのか大人しく寝てくれた。
ハウスのベットをジオさんが使ってるので、外にテントを張り自分達の寝る準備を整えた。
テントではマットレスと寝袋を敷き潜り込む
「そう言えばテントで寝るの初めてかも…」
「騎獣で移動するから夜営する時がないもんね」
「何かキャンプみたいで楽しい!」
「キャンプ?茗の前いた世界の事?」
「そう!休日に綺麗な山や川で遊んでバーベキューして泊まる一応娯楽?みたいになるのかな〜?好きな人は休みの度にキャンプしてたみたい。」
「外で泊まるのが娯楽…魔物のいない世界ならではね」
「そうだよね〜…野党もいないし余り危険はなかったかも? 夜都会では見れない星を見たり森林浴して癒されてるみたい。私はやった事なかったけど」
「茗急に長命ってわかってびっくりしたと思うけど大丈夫?」
「ん?んー、いまいち分かんない。実感もないしね〜。まぁヒルデと藍と長くいれるのが良い事かなって思ったよ!あと、旅行とか気軽に行けるよね。何か途中でやりたい事出てくるかもだし…あー!でももし恋人が出来たらするなら気にした方が良いよね〜」
「そうね…パートナーとの寿命の長さはちゃんと考えないとダメよね」
「ヒルデにいい人が出来たら遠慮なく言ってね!何処に住む事になっても藍と一緒に逢いに行くから」
「それは茗も同じだからね!茗のハジメテは誰になるのかなぁ〜」
ヒルデが寝袋からニヤケながら言ってきた。
「は…ハジメテ…」
ボンっと顔が赤くなり熱を持ってるのがわかる。
「そんなに意識しなくても私達の寿命は長いから気にしなくても良いんだよ?特に種族によっては発情期があるからその間は発散しないとダメだから…」
「発情期…獣人はあるんだよね?」
「そう、獣人…亜人と呼ばれる種族はあるかな…エルフやドワーフは詳しくないからわからないけど…」
「ヒルデはまだその時期じゃない?」
「うーん…暖かい地方に来たせいか、早めに来そうなんだよね〜そろそろかも?そうなったら一度街に行きたいの。獣人用のコミュニティというかその日の相手を探す場所があってパートナーがいない人達が利用するところなんだ」
「へぇ〜そんなところがあるんだ〜。ヒルデモテモテじゃない?やばい!ヒルデを巡って喧嘩になりそう」
ワクワクしながら数人でヒルデを巡って殴り合いをしているのを想像してニマニマしてしまう。
「発情期は確かに気が立ちやすいから喧嘩も起きるんだよね…だけどちょっとしたルールがあって声をかけたけど断られたら深追いせずに次の日のチャンスにかけるようにするの。大体2週間くらいは通うからね…」
なる程…野生の動物でも雌を巡って雄がバトルしたりするもんね。
2週間か〜その間は別行動にしたほうが良いのかな?
「ね!じゃあさセクシーランジェリーとか作る?」
「セクシーランジェリー…?」
「えーと…スケスケだったり布面積が少なかったり?より雰囲気が上がるようになる下着?」
「ああ…どーだろ相手によっては?」
その後タブレットで画像を見てデザインを何点か選んでから眠りについた




