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久しぶりのホーム

「ただいま〜♪」


 結界の外にGATE(ゲート)で出てから結界内に入る。本当はトリスの許可がいるんだけど、私と手を繋いでも入る事が出来る。


「凄い…なんて綺麗な所なの…精霊もこんなに沢山…」


 ヒルデは初めて来た時の私みたいに、結界内の景色に魅入っている。

 ここはいつ来ても心が安らぐしキラキラとした森の中って感じて落ち着くんだよね。


 精霊達も私の帰りを喜んでくれたしヒルデの事も新しい友達だと喜んで歓迎してくれた。やっぱり火の精霊と相性が良いのかヒルデの周りには赤い色の精霊が集まっている。


「おや、皆が騒いでると思ったら着いたのか」


「トリス!ただいま戻りました。って言ってもまだ旅の途中何だけど近くまで来たから寄っちゃった」


「近くに来たなら寄って行くべきであろう?…それで新しい仲間は紹介してくれないのか?」


 トリスに抱き付きながら喋っていたからすっかりヒルデ達の事を紹介し忘れていた。ヒルデは片足をついて片手を胸にして敬礼しているしハクも既に伏せの状態になっている


「トリス私の新しい仲間のヒルデだょ!シーラ様の所から一緒に来てくれているんだ!接近戦も凄く強くてね〜(らん)と2人で出会う魔物をあっという間に倒しちゃうから最近私殆どサポートばっかなの…。ちょっと私の攻撃力も上げたいのに〜!!あ!あとねこっちの天狼ちゃんは長のハクだょ。フェンリルのエアスト様から借りてるんだけど一族で私の召喚獣になってくれたの」


 久しぶりに会ってちょっとテンションが上がったのか、何だか余計な事まで言っちゃったかも


「竜帝様お初にお目にかかります。狐獣人のヒルデと申します。(めい)には毒に侵されていた時に助けられました。これから(めい)の剣となり盾となり付き従い…いえ、友としていたいと思います。」


 ヒルデが付き従いって言った時にめっちゃ嫌な顔で訴えてしまった。


「我は竜帝トリスティー・ガイリュールである。トリスと呼ぶか良いヒルデよこれからも(めい)と仲良くしてやっておくれ、我の代わりに近くにいて助けてあげておくれ」


「はい。トリス様私の力の及ぶ限り(めい)の力になりたいと思います」


 トリスがいつもの様に優しい眼でヒルデを見て、その後ゆっくりと口先をヒルデのおデコに着けるとヒルデが淡く光りキラキラしている…


「我の加護を授けておく…幾らかの能力が上がるであろう」


 ヒルデは感動してるのか俯いたまま頭を更に下げることしか出来なかった


「天狼族の長よ、其方らの一族は今では希少だ人前に出ることで危険な事もあるかもしれないが、何かあったら我も全力で守るので安心して欲しい。そしてその機動力と力で(めい)達の助けになっておくれ」


「ハッ!竜帝様にお会いできて感無量でございます。エアスト様の頼みでもありましたが、(めい)は我らにも名を与えてくれました…我が一族力の及ぶ限り力になりたいと思います。…人前に出るのは不安でもありますが、初めて見るものばかりで今は逆に楽しませて貰ってます。」


 ハクは伏せから状態を起こし頭を下げたままトリスに挨拶をしてる。

 これから街に行ったりすれば確かに天狼は目立つから私もハク達を守らないと!


(らん)殿…いつも(めい)が手をかけるがこれからも宜しく頼む」


「畏まりました。これからも友として近くにおります」


 わぁ!(らん)が友だって言ってくれた〜!嬉しい〜!


「あと、新しく従魔になったフローズンスパイダーのライムだょ!すっごく綺麗な布を作ってくれるの!あっそういえば精霊の育てた植物で色もつけれるんだった!ちょっとお花とか貰うけど良い?」


 またテンション高く喋ってしまったけど、トリスは優しく笑っていてくれる。竜なのに怖くなくて優しいって凄いよね〜!


「また珍しい希少種を従魔にしてんだね。ではこの者にも我の加護を…能力の上昇になるであろう」


 トリスは私の手の中にいるライムにもちょんと口先をつけて加護をかける。


「トリスありがとう!あとヒルデも従魔がいるんだよ」


 私がそう言うとヒルデは肩に乗ってたレモンを腕に乗せてトリスに差し出す様に見せる


「コウライトバードのレモンでございます。エアスト様の所で仲良くなりました。」


「ほう…光属性の鳥か…ウム。飛ぶ速さに見合うしっかりとした体をしている。この者は我とも属性が同じなので加護をつけるともしかしたら効きすぎるかもしれないので祝福を送ろう。」


 レモンも気持ちホワッと光り、羽を広げたりして身動きした後ヒルデと同じように頭を下げた。


「さぁ、疲れたであろうゆっくり休むと良い。」


 


 トリスとの再会のあとお言葉に甘えてゆっくりする事にした。ヒルデとハクの緊張度合いがやばいので…


 久しぶりの我が家に帰ってきた。


「ここがめいのお家?」


「そうだよ!トリスに保護してもらってからドラグニアの人が建ててくれたんだ。」


「野菜も育ててるの?」


「今は殆ど精霊達がやってくれてるから私は偶に手伝う程度」


 みんなに私の家の中を案内すると、時間経過の無い食糧庫とか私の作業場を見て驚いていたので、私がいかに優遇されていたのか再確認する事になった。私的にはこの世界に来た時の最初がこれだったから普通なのかと思ってたからね〜。

 それについては私のせいではないと思う。トリスを崇拝しているドラグニアの皆さんが原因だと思う。確かに最初から宰相さんが来るのはおかしかったのかもしれないな…




 一度お茶をして休んだあとは結界内を案内した。途中食べ頃の果物があったのでその収穫をして、所々に咲いてる花や薬草を摘んで廻る。

 最後に温泉にみんなで入ってゆっくりしました。ベットはヒルデに貸して私は久しぶりのトリスの翼の中で寝たよ。

世界一安心できる場所だから朝までぐっすりだょ!

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