ヒルデ
藍とヒルデさんに若干の距離をとられてちょっとショック…。そういえばシーラ様の尻尾ソファ気持ち良さそうだったな〜
「茗何か不敬な事を考えてないか?」
藍から鋭いツッコミが入る…
「…ソンナコトカンガエテマセンヨ…」
「…ほう?」
「…」
「…」
「…シーラ様の尻尾ソファが素敵だなって思っただけです…」
「…なる程…何時も通りだな。」
藍にジト目で見られて思わず白状する…だってモフモフの尻尾がいっぱいなんて絶対に気持ち良いもん。
「ぷっ!アハハハ!」
ヒルデさんが爆笑しちゃった⁈
「すっ…すみませんお二人が面白すぎて…
シーラ様の尻尾をソファに考える茗様が凄すぎます」
「だから我が言った通りだろう…モフモフしたいだけなのだ茗は…」
「だって気持ち良さそうだったから…」
「神獣様にそんな事考えるのは茗だけだぞ」
藍に呆れてられるも、考えるのだけは自由だと思ってしまう。この後行くフェンリル様だってきっと素晴らしいモフモフなはず!少し触らせて貰えないかな…
「茗様達と話せて良かったです。自分を怖がらない人がいる事が凄く安心します…」
ヒルデさんは何処か辛そうだった…
「私が育った地方では“赤は不吉”とされ皆から嫌悪されて来たので茗様の反応が珍しくて…でも、とても嬉しいです。」
色だけで差別の対象になってたのか…、でもその土地の人にはそこまで嫌悪する理由もあったと思うからな…難しい。
でも…
「赤が不吉なんですか?国によって色々あるんですね。私はヒルデさんの赤は夕焼けの色みたいでキレイだと思いますよ!というかヒルデさん自身がカッコイイから別に気になりませんけどね!」
ヒルデさんに自分自身を好きになって貰えるように、伝えてみる
「⁉︎…っっ⁈」
ヒルデさんは目を見開きながら固まった。
暫く固まった後、ヒルデさんは一筋の綺麗な涙を溢しそして片膝をついて頭を下げた
「ぅえ?っっどうしたんですか?」
突然の行動に慌てる⁈ っていうかその姿もカッコイイんですけど!
「茗様貴方に忠誠を!この命ある限り貴方に仕えます」
「ぇえ? なんで? ヒルデさんはシーラ様に仕えてらんじゃないんですか?」
「シーラ様は行く宛のない私を向かい入れてくれましたが仕えてる訳ではないので大丈夫です。獣人は受けた恩は忘れません。」
『ら〜ん〜!!どうすればいいの?』
『受けてやればいいんじゃないのか?本人も望んでいるし』
「…わかりました。」
「!!ありがとうございます!」
「でも!仕えるとか嫌なんで仲間というか、パーティ組みましょう!それで!友達になって下さい!!」
「それは…」
「嫌ならこの話は縁がなかったという事で…」
「いえ!パパッパ、パーティ仲間で大丈夫です!お側に居させてもらえれば」
「敬語も禁止です」
「それは難しいです…」
「じゃあ、この話はなかったこ…「わかりました!いや!わかった!」」
「やった〜!私お姉ちゃん欲しかったんだ!これからよろしくお願いしますヒルデさん!」
「…敬語禁止なら茗さま…茗も同じで」
「む…そうか…。ヒルデこれからよろしくね〜♪」
「ああ、よろしく」
「じゃあシーラ様に報告する?」
「そうだな。でも戻るには遠いし…何処かで手紙でも…」
「ん?【CALL】で連絡するからすぐだょ」
解らない顔してるヒルデはとりあえず置いといて、私はシーラ様に渡した【CALL】の魔石に触れて魔力を通す
「シーラ様、茗です!今大丈夫ですか?」
「ん?茗か?大丈夫だぞ。ヒルデとは会えたのか?」
「はい!先程合流しました。それで色々あってヒルデも一緒に旅に同行してくれる事になったのでその報告です」
「そうか!本人が望んでるのなら妾は問題ないぞ?レーナが寂しがるからたまには遊びに来て欲しいんじゃがな」
「大丈夫です!直ぐに行けるので遊びに行きますよ〜」
「楽しみにしておるぞ!ヒルデはいるのか?」
「はい!代わりますね」
放心してるヒルデの近くに行き、遠くの人と喋れる魔道具だと軽く説明する
「シーラ様」
「ヒルデか」
「はい。今までお世話になっておきながら、私は仕えたいと思う主人を見つけました。なので茗様に仕え…茗と仲間になりたいと思っております。」
ヒルデがシーラ様に私に仕えるとか言ってるからめっちゃじと目で見てたら言い直してくれた。
「良い良い。ヒルデ良かったではないか、色んなものを見て来ると良いぞ。レーナに沢山お土産話をしておくれ」
「…っ!はい!かしこまりました。」
ヒルデは涙を堪えていてこれ以上喋れなそうなので、代わる
「じゃあシーラ様また連絡しますね!」
「うむ。待っておるぞ」
【CALL】への魔力を切り、ヒルデを抱きしめる…ビクってしたけど、そのまま暫く私に抱きしめられていた。 …まぁ身長はヒルデの方が高いからどっちかっていうと私が甘えて抱きついている風に見えるかもしれないけど…
心強い仲間が増えたのは確かかな。
納得のいくように繋げられなくて、なんだか中途半端かもしれません。




