目指せ!妖狐様!4
あの後、奥で王森蛇を取り出し数人がかりで解体して毒袋を取り出し、直ぐに解析されて解毒薬が出来た。
直ぐに解毒がされたが体力が落ちている為回復魔法をかけてヒルデさんの容体は落ち着いた。
「ほんに、茗と藍にはいくら感謝しても足りぬ。」
「たまたまタイミングがあっただけなので気にしないでください。本当に助かって良かったです。」
「ヒルデは居場所をなくしてここに辿り着いた者でのう、どうやらかなり辛い目にあってきたみたいで、ここにきた当初も常に周りを警戒して痛々しかったが、妙にレーナが懐いて常にくっ付いているから護衛にしたんじゃ、実力も申し分無かったのじゃが、あの蛇の時は逃げる時にレーナが転んでしまい食われそうになった所を身を体してレーナを助けてくれたのじゃ…ほんに、助かって良かった。」
シーラ様はヒルデさんが助かった事に安堵してようやく眠れるようになったレーナ様を膝に寝かせて優しく頭を撫でながら話してくれた。
ヒルデさんは妖狐様の眷属ではなく獣人の国から流れて来た狐の獣人で先祖返りらしく完全獣化も出来て強さは相当なものらしい。
完全獣化…みてみたいな〜。でもそれが原因で居場所を無くしたんだとしたらトラウマかもしれないから触れないようにしよう。
「あー!!気持ちいいー!!」
今はシーラ様のお屋敷の大浴場で温泉に入ってます。広くて露店風呂になっていて高級旅館みたいだね。
シーラ様の結界内はトリスと違ってファンタジーな景色というよりかは前世の京都・奈良みたいな日本家屋風の建物に豊かな山々が広がる自然風景と言った感じでなんだか、懐かしいような安心感がある。まぁ前世では旅行なんて行った事ないけどね。
「湯加減はどうじゃ?」
「ふぇ?」
のんびりと温泉に浸かってたらシーラ様の声が?
振り向くと素晴らしいプロポーションのシーラ様が入ってきた⁉︎
「ととととと、とっても気持ちいいです」
「なんじゃ?何をそんなに緊張してるのじゃ?」
「いえ…他の人とはお風呂に入った事が無かったので…すみません。」
「竜帝と入ってるんじゃなかったのか?」
「はい、トリスと暮らすようになってお風呂?温泉?を作って貰って一緒に入るようになったんですけど、トリスは小さくなった竜だし藍はそのままだから…余り他の人と入った事がなくて…」
「確かに、人型ではないならちょっと違うのう…、まぁ慣れじゃな」
そう言ってシーラ様は隣に来た。
長い髪を上に纏めて血色の良くなった肌が色っぽい…お湯が濁ってるからそこまで見えないけど、さっきばっちりみちゃったし…どうしよう…あ、やっぱり大きいと浮んだ…。
「どうしたんじゃ?」
「いえ…シーラ様は色っぽくて良いなぁと思いまして…」
「茗はまだ若いからな、これから変わるからそんな事心配しなくても大丈夫じゃ」
「そうですかね〜…」
自分の体を見てみる…、前世は動けない事もあり痩せてガリガリだったけど、今は体力もあるし胸も普通だと思うけど、やっぱりもう少し育って欲しいかな…
「なんじゃ?もしかして胸を大きくしたいのか?」
ちょっと楽しそうなシーラ様…
「まぁ、もう少し育ってくれると良いなぁと思います」
「好いた相手はいるのかえ?」
「まだそういった相手はいないんですけど…」
「まぁ、これから会う相手が大きい方が好みとは限らないんじゃが、茗は育てたいんじゃな?」
「ええ…?」
とっても楽しそうなシーラ様…え?何かな?
「では妾のマッサージクリームとマッサージの仕方を教えてやろうかの」
「え?いや、ちょっと待って!!待って!!シーラ様⁉︎」
その後無理やりマッサージルームへ行き(こんな部屋あったんだ!) 大変な目にあった…
お嫁に行けないとは言わないけど、美乳マッサージになんでか異性の喜し方など色々伝授されたりして疲れました…
「茗は成人したのであろう?閨教育くらい受けてないと自分が困る事になるんじゃぞ?」
「…そうですよね…。まだ先かなと思ってました」
まだ先だと思う感覚は前世の感覚だよね。こちらでは15歳で成人すると親からそういった教育がされるらしいし、ほとんど16〜20歳位までに結婚してるのが一般的だもんね。そういえばフェリーネはどうなんだろう?今度聞いてみよう…。
「シーラ様は色々詳しいですね。」
「なるべくこの地に住む者達の事はみるようにはしてるが、やはり知らない事も多い…魔道具も新しい物が出来ているからのう…早う【コール】も使いたいものじゃ」
「また便利な魔道具とか出来たら持ってきますね!」
「良いのか?遠いじゃろ?幾ら藍に乗って空を駆けても数日はかかる距離じゃぞ?」
「あ、私【GATE】っていう移動魔法が使えるので一度行った事ある場所ならすぐ移動できるので大丈夫です」
「…なんと…転移の様なものか?何にしろ移動が大変でないのであれば、いつでも遊びに来ても良いぞ。」
「ありがとうございます!一応【GATE】は内緒でお願いします。」
色んな事をシーラ様とお話しして今日はお屋敷に泊まらせて貰いました。
「お世話になりました。」
「世話になったのはこちらじゃぞ。ヒルデを助けてくれた事感謝してもしからぬ。妾にできる事が有れば何でも言っておくれ。」
「わかりました。もしシーラ様のお力が必要になった時は遠慮なく頼らせていただきますね!」
「茗と藍には妾の加護を授けた故念話も出来るからのう。
何時でも遊びに来ると良い。歓迎させて貰おう。」
「え?加護?」
慌てて自分と藍を鑑定すると確かに《神獣 妖狐の加護》となっていた。
「「ありがとうございますシーラ様」」
私と藍シーラ様の結界を出て麓のに町まで戻りギルドに森王大蛇の討伐証明をして次の場所ヲ目指す




