目指せ!妖狐様!
1ヶ月空いてしまいました… またよろしくお願いします
霊樹の森から北上して妖狐様がいる火山地帯を目指して藍と道を進む。
今回はGATEで行ける場所を増やす為になるべく道に沿って行く事にした。途中にある街等にも寄っていく。
「こっちはあんまり来ないからなんかちょっと違うね。」
「そうだな。草原地帯と違って岩があるな。魔物の種類もいつもと違うから気をつけた方がいいな」
「どんな魔物が多いの?」
「この辺りはベア系の魔物が多かったと思う。」
「常にサーチで探索かけてるから大丈夫だと思うけど気をつけるね。」
藍は道沿いに走っても普通の馬車よりかなり早い為途中すれ違う旅人や冒険者の人達もあっというまに追い抜いてしまうので、びっくりさせないように少し速度を落として挨拶を交わして情報交換して通り過ぎるようにした。
さっきの進行方向から来た商人と護衛の冒険者の話だとやはりベア系の魔物が多いので夜はなるべく近くに他のパーティと固まって夜の見張りも強化した方が安全らしいので、早めの時間からテントとかの準備をしようかな。藍がいるから別に大丈夫だと思うけど念のために。 まぁ他の方々も藍をみて大丈夫そうだなと言っていたけど…
「そろそろ今日の寝る所を決めた方が良いよね。近くに誰かいるかな?」
「この辺りなら見通しも良いから良いと思うぞ」
「広範囲探索かけてみる!」
サーチを10キロから50キロに広げて探索する。ブレスレットからホログラムで写し出したMAPに魔物などの点が点滅してる。赤は魔物で黄色が動物青が人なんだけど…
青い点が15キロくらい先で点滅してるけどなんか動きがおかしい?
「藍この先でもしかしたら人が襲われてるかも…盗賊かな?」
「…フム、そうだな。音を拾ってみたが盗賊だな。盗賊の方が優勢かもしれないな」
「え!じゃあ助けに行こう。間に合う?」
「当たり前だろう。空から行けばすぐだ。」
「オッケー!じゃあ急いで!」
藍が地面から離れ空を飛ぶ、最短距離で向かうと交戦しているのを発見した。大きい荷馬車を真ん中に6人くらいの10人くらいの冒険者が周りを盗賊に囲まれていた。盗賊は結構人数が多くて40人くらいかな…?
「どうする?急に割り込んでもびっくりしちゃうよね」
「我が1度吠えてこちらに気づかせよう。」
ゥヲーーーーーーーーーーン!!
藍の声に全員びっくりして止まった。
「加勢しますか?」
「助かる!人数が多くて手こずっている。負傷者もいるんだ!」
馬車を護衛している?冒険者のリーダー?は大剣を持ちその武器を扱えるべく、体が大きく全身に凄い筋肉が付いている人が声かけてきた。
「わかりました!私は冒険者の茗です!こっちは従魔の藍です」
「何ダァ?加勢って言ったってかわいい女の子かよ!従魔は厄介だが慌てなくても大丈夫だろ! やっちまえ!」
「藍!とりあえず戦いやすいように結界張るね。」
私は荷馬車の上に乗りポケットから武器開発チームからモニターを頼まれた魔石が真ん中にはまってる杭のようなものを取り出して馬車周り4ヶ所に投げて設置して防御結界を展開した。馬車の周りを杭を支柱に四角い壁がしっかりと覆っている
「結界を張ったので暫く攻撃に専念してもらって大丈夫です!」
「なんか凄え魔法だな。よくわからないが、攻撃に専念出来るのは助かる!皆いくぞー!!」
「「「「「「「「オオ!」」」」」」」」
「私は負傷者の手当てをしてから合流します!藍先に数を減らしておいて!」
『ウム。任せろ』
藍が数人を薙ぎ倒しながら盗賊の中に入っていく。爪に風魔法を纏ってるから既に何人か攻撃を受けて倒れている…うん。藍がいれば大丈夫そうだな。
防御結界の中の荷馬車に入ってみる。
「負傷者はどこですか?治療魔法が使えます!ポーションもあります」
「ありがとうございます!こちらです。」
荷馬車の中には依頼主?の商人のおじさんと部下さん数人と外の冒険者と同じ服装の男性が腕に切り傷と脇腹に矢を受けて血を流して毛布に包まれていた。顔色も悪いので結構血を流しているのかもしれない!
「っ! ハイヒール!」
白い光に包まれて男性の治療を開始する…治療を施しながら全身をスキャンしてみていくと、矢が肋骨をすり抜けて内臓まで達している…ギリギリのタイミングだったかもしれない。…治療が効いてきたのか、肉が再生されていき矢尻を体内から押し出し表面まで綺麗になった。腕の傷もすっかり綺麗になり顔色も多少良くなった。念の為ポーションも飲ましておく。全身をチェックし終えて異常が無いか確認して終了かな
「とりあえずこれで大丈夫だと思います。浄化魔法もかけておきますのでこのまま寝かせておいてください。」
浄化魔法を荷馬車全体にかけたので血のあともなくなり毛布も綺麗になったのでとりあえず体温が下がることは無いだろう。
商人さんたちが凄いとか信じられないとか何か言ってる気もするけど、外の盗賊を無力化しないと!
荷馬車から降りて結界から出てみると、もうほとんど制圧出来ていた。
爪に多少えぐられたのが大半。多少焦げている人が少し…多少の怪我をしている人が数人…降伏して地に伏している人が数人…
「終わったみたいですね。」
「ん?嬢ちゃんか!助かったよありがとう。しかし物凄い強い従魔を従えているんだな。殆ど出番がなかったよ。苦笑
俺は今回の護衛チームのリーダーのマルローだ!」
「藍は友達なんです。治療を終えたのでもう大丈夫ですが血を結構流してたので暫くは安静にして下さいね」
「っそうか!場所が場所だけに下手に矢も抜けなくて本当に助かった。…良かった…治療代は払わせてくれ」
マルローさんは強面なのに泣きそうになりながら手を握って感謝してくれた。
大した事はしてないから治療代も要らないと言ったんだけど払わせてくれの一点張りで困ってると、他のメンバーさんが助けてくれた。
「リーダー、盗賊共を全員拘束終わりました!」
マルローさんは縛った盗賊を確認しに行き、他のメンバーや商人さんと今後について打ち合わせしている
「藍お疲れ様!あっという間に終わっててびっくりしたよ。」
『人間なんぞに遅れをとるわけがないだろう…人間相手は手加減が難しいのが難点だな…。どうせならもう少し動きたい…』
「えっ…暴れ足りないの?じゃあ少し離れてるけど魔物でも狩ってくる?多分血の匂いに釣られたのかな?2体くらい来てるよ。」
『…そうだな。ちょっと行ってくる。』
藍は駆け出してあっという間に林の中に走って行ちゃった。
急に凄い勢いで藍が走り出したので周りで皆さんがビックリしてます…
「…えと茗ちゃんだっけ?従魔はどうしたの?」
「あ、すみません。ちょっと先に魔物がいたので狩りに行きました。」
「ぇえっ! 魔物?良く分かったね?」
「周囲5キロくらいなら探索魔法で警戒してますから」
話しかけて来たマルローさんよりも身体の線が細いお兄さんににMAPを見せながら話ていると、先程あった赤い点が消えたのでどうやら終わったようだ…
「あ。終わった見たいです。赤い点が魔物なんですけど、消えたので籃に倒されたみたいです。」
「凄いね…こんな立体的に出る地図なんて見た事ないし、探索魔法が可視化されてるのも初めて見たよ。防御結界もそうだけど茗ちゃんは凄い魔道士なの?賢者様?何処かの国のお抱え…?イヤ…でも冒険者って言ってたもんね…。あ!俺はダンだよ。一応パーティでは魔法担当なんだ!」
「普通のBランク冒険者ですよ!籃も込みのランクなんです。でも冒険者より自分でアクセサリー作ったりしてるのでどちらかと言うと冒険者業は副業ですね。魔物狩ったりして素材を下ろすのが1番多いです。後は運送?籃がいるから長距離移動が出来るので…」
「Bランクって充分凄いと思うけど…従魔ももちろん込みで実力だと思うよ。ウチのリーダーはAランクだよ。後何人かAランクでBランクとCランクもいるよ!仲間を助けてくれてありがとう。」
「いえいえ、治療が間に合って良かったです。脇腹から刺さって肋骨を上手く避けてたみたいで、臓器まで達してましたから、矢を抜いていたら出血多量でショック死してたかもしれないですから、本当に間に合って良かったです」
その後この近くに今日は夜営する事が決まり私も一緒にお願いしますと言ったら逆にお願いしますと皆さんに頼まれた。藍がジャイアントボアを咥えて持ってきたので解体出来るなら今日の夕飯にご馳走しますと言ったら、冒険者の皆さんが嬉々として解体してくれました。その後もう一体のブラックベアを藍が咥えてきたけどこれは次の街でギルドに素材買取にしてもらう事にしたのでマジックバックにしまった。 簡易かまどを出しスープとお肉を焼いていく。合わせタレにつけて焼いたお肉は美味しくて皆でお腹一杯になるまで食べちゃった 笑
魔物除けを四方に設置したけど護衛チームの人が交代で見張りをしてくれるみたいなので甘える事にした。お礼にテントにお風呂を準備してあげたら女性陣から物凄く感謝された
テントので中で藍をベットにしてモフモフに包まれて眠る事になったけどモフモフ最高!尻尾に包まれて至福の時間ですね! おやすみなさ〜い!




