新装備 3
数週間ドラグニアのお城に通い続けて魔石に付与魔法で空間収納を付ける技術の話し合いをしたけど……
凄い疲れました…ハイ…やっぱり自分もチートなんだと思いましたよ…魔力量は多いと思ってたけど、種族的に魔力量が多い竜人族の人のエリートの方々と同じくらいでした…なおかつ空間収納の付与は結構難しいみたいで、魔導師の方でも2割くらいしか出来る人がいなかった…。 普段から魔導具を作ってる魔導師さん達には色々質問責めにあい、深く考えない私としては答えるのが大変だった………。魔導師さんには魔導具を造る魔道具師と錬金術師といるらしく、私は錬金術師の方が近いけど創造魔法もあるからやっぱり同じ事が出来る人はいなかった。スマホの事も凄く聞かれたけど、自分で作ったものじゃないから説明なんて無理だし、古代魔道具って事にして技術不明って感じで落ち着きました…。
でも、ちょっと良かったのは通信出来る物を作って欲しいって依頼したらなんか魔導師さん達でアイデアを出し合って考えてくれてもしかしたら簡単に連絡が出来るようになるかもしれないんだ〜!
「じゃあ茗ちゃん内容は決まった通りで大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です。細かい所まで決めて頂いて助かりました!皆さんありがとうございます。」
「お礼を言うのは寧ろ私達だから気にしないでね。」
「そうじゃぞ!この新技術はちょっとした革命じゃからな!」
今日はルドルフさんも来てる。研究もあるから数回しか会ってないけど、隙間時間に来ては話に加わっていると帰ってこないルドルフさんを研究チームの人が連れて帰るのがここの所の日課になっていた。
今回の技術は《ストレージ》と言う名前で生産ギルドに登録する事になり、私も生産ギルド登録をしたんだけど、ストレージ以外も無いのか?と言われ、自分でアクセ作りに使ってるレジンみたいな樹液を硬化させる技術も生産ギルドに登録する事になっちゃった…。そして何か作ったらその都度来てくださいと言われたんだけど………………何故に?
ストレージの内容は使用する魔石の種類や空間収納の付与のやり方で悪用を防ぐために、ストレージ付与された魔石は登録が義務づけられる事になり、ナンバー付きで管理されてその後どんな商品になったか、商品の持ち主も登録が義務づけられる事になって何だかとっても大掛かりになってしまった…因みに使用料金はびっくりするくらい高く、ほとんど国が買う事になるみたいデス。
王族の護身用具として使われるのが1番だけど大きな商会だとマジックバックみたいに荷物の運搬にも使われるかもしれないみたい。すぐに購入希望の人が来てもいいように、魔導師さん達と何個か作ったんだけど、冒険者ギルドにもAランク以上の魔物の討伐依頼を出したり、自分も藍と一緒に討伐して魔石を確保したりして凄い疲れました。 魔導師さん達に忙しくなった事に対して謝ったら、忙しいけど実入りの大きい仕事が定期的に入る事に感謝されたので、大変だったけど良かった。
そして登録から数日後…生産ギルドに呼び出されたので行ったら、凄い金額が私の所に入って来た………残ってる借金を返せるぐらい入って来たので残りを一括で返済して晴れて完済出来ました!!まだまだ数年は頑張らないと行けないと思ってたのでびっくりです。
「こんなに早く完済出来るなんて凄いね!」
「私もびっくりですけど、マルセルさんや皆さんのお陰です!ありがとうございました。」
「茗ちゃんの実力だから、誇っていいと思うよ」
「実力なんですかね〜…」
発想力の違いは転生者の自分としては実力と言っていいのかな………
「そういえば魔物の調査はどうなりました?」
「そうだね!いくつかわかった事があるから報告に行こうと思ってたんだ。ちょっとバタバタしてたから遅くなっちゃったけどね」
忙しくした原因は私ですね〜〜〜 ……
* * * * *
「トリスティー様依頼頂きました魔物の件についてご報告いたします。遅くなりまして大変申し訳ございません。」
「気にしてないよ。茗のストレージの登録も重なって忙しくして悪かったね。…それで内容は?」
「はっ!ルドルフより報告させて頂きます。」
「畏まりました。我が研究チームで色々調べてわかった事が何点かありまして、まず巨大化の原因になった異物なんじゃが、調べた所ある成分が含まれた結晶の様な物だと判明致しました。尚成分につきましてはまだ解析中でございます。この結晶を体内に取り込んだ事で巨大化になった模様ですじゃ。結晶を小さく砕いて小さい動物や魔物に飲ませた所、時間差はございましたが全て元の大きさより数倍〜数十倍の大きさになりました。しかし時間が経つと苦しみ出し死んでしもうたのですじゃ、一種の毒の様なものだと思ってるいんじゃがまだなんとも言えない所なんですじゃ。」
「フム…急な魔力量の増加により数倍の力を手にするがその後死んでしまうのであれば毒と言ってもいいやもしれないね…」
ドーピングはやっぱり体に負担かかるのかぁ〜…
「何で遠い土地の魔物が霊樹の森に現れたんでしょうか?」
「それにつきましても現在調査はしておりますが、何者かによって運ばれたか、特殊な魔力だまりから飛ばされたというのが推測で考えておる所なんじゃが…確定はいたしかねます。」
「では、また何か分かり次第教えてくれると助かるから、引き続き調査を宜しく頼むよ。」
「「畏まりました!」」
「では私どもはこれで帰らせて頂きますので。」
マルセルさんとルドルフさんがドラグニアへと帰って行くのを見送って、トリスと共に結界の広場に座る…
「原因は何なんだろう…」
「私も他の神獣達に何か変わった事が起きて無いか確認してみるとしよう…」
トリスが何処かへ行くのを見送ってふと周りを見ると、初めて来た時と変わらず精霊達が飛び回りキラキラと輝いていて凄く綺麗だった…… ちょっと不安もあるけどこの素敵な景色を見ていたら心が落ち着いて来た。最近忙しかったから癒されるなぁ……ゆっくりお風呂に入って寝よう…




