フィギュアをバカにするなよ!!
こんにちはひとみです。
ではどうぞ。
「いやぁぁあぁぁぁ!!」
「うるさっ、なんだよ急に叫びやがって!」
駄目だ、こんな所にいたら必ず襲われる。
そう思い、玄関を飛び出そうとしたが太い体格をしたザッキーがお腹で道を丁度ふさいでいる。
なんてことを、これでは逃げ場がない。
犯される前に倒すかと言う思考が頭の中に回り、腰に携えている剣を手で強く握ると同時に睨み付ける。
「まてまてまて、なんで戦闘体制に入ってるの?」
海星は手を伸ばして問う。
彼等二人は2次元意外に女の子関係を作ったことがないので、リアルな女の子の考えていることなんて当然ながら全く持って気づいていない。
そもそも二人はリアル女の子など興味など無いので気持ちを気づいてやる道理も微塵もない訳で。
最初に海星は、女の子は女の子だから少しは部屋を片付けようとしたのだがザッキーの掛けた言葉でそんな思考も。
今じゃあ記憶喪失みたいにもうそんな感情を抱いたことすら忘れている。
二人にとってリアル女の子はそんなものだ。
海星が千草を野宿からひき止めたのは律儀と言うか、女の子が一人野宿は不味いだろうと言う大人の態様が人1倍に細かいのでこればかりはひき止めた。
「まぁここアパートだし汚い部屋だけど入りなよ」
「ちょっ、おさないでよ!」
「何してるの?」
不意に隣のご近所がドアを開けて海星に訪ねた。
「うるさいと思って見てみたらどういうことなのかな、女の子を無理矢理家を招こうとして」
ドアの開ける音もなく幽霊如く当然現れたことにびっくりする千草。
それに対して海星はもう慣れているかのように言葉を放つ。
「はぁ? 何言ってるんだ伊崎、こいつは今日から家に同居するんだよ」
「えっ、どういう環境の変わりよう? 2次元しか興味を示さなかった二人がリアルな女の子と同居、なにこれ笑えばいいの? てか冗談だよね!」
伊崎という少年、海星と同い年。
髪は黒髪でサラサラした髪の毛は不良て感じも頭の良さを醸し出しているオカッパ出もなく、なんてことない普通の少年という感じで瞳も黒であり、服装が風呂の上がりたてのようで寝間着。
彼女歴ゼロで海星が女の子と同居すると聞いた今、興奮ぎみ。
「というか同居って彼女凄く怯えてるけど」
「まぁな、ほぼ強制的に同居するから嫌がるのも無理はない」
ピクッと伊崎の眉間にシワが出来た。
「無理矢理ってそれは、警察官の僕がそれを見逃すと?」
「まてまてまて、誤解するな、それには理由があってだな」
海星が伊崎に千草の状況を教えてザッキーも伊崎に説明することを参加し、1人ぽつんと立ち尽くす千草の表情はなにやら雲っている。
しかも僅かに口元が動き、警察警察と皆に聞こえないぐらいの音量で呪詛みたいに唱える千草はとてもおぞましく見えた。
「なるほどそう言う事情が…」
話がまとまり納得する伊崎。
「うむ、彼女は警察である僕が保護すーー」
「ふざけるなっ!」
伊崎の言葉を遮るように千草が言葉を放った。
不愉快、そんか感じに伊崎を睨みつき下唇を咬む。
何故怒って全く掴めない3人。
だが尋常じゃないその怒りの表情にただことではないと3人は思い海星はたしなめる。
「伊崎、女の子が出来ないからって可愛い子をちょっかいだしたら駄目だろう」
「いや、僕は何もしていないんだけど」
「嘘言うなよ伊崎、地味に警察を理由に自分で保護しようとしたじゃねぇか、怪しいなぁ」
「違う!」
顔が俯き言う。
「私は、警察を信用出来ないだけだ、だったらまだ海星と同居したほうがまし」
その時、頬に一滴の涙が流れた。




