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慢心!駄目!!絶対!!!

帰って来たらPV5000突破・・・何があったし・・・

ここは王都から5日の距離にある古の森。



底が見えそうな澄み切った湖、広大な広さを持つ森林、魔力が濃く精霊の目撃も多くそこに成る果実はとても美味しく巨大な実を付ける。山々に囲まれた大自然がそこにある。



勿論これだけの土地だ、開拓を試みる事は何度もあったがその悉くが失敗した。


魔物だ。


古の森に住まう魔物達は格が違うのだ。質、量ともに多くそれはまさに魔物の楽園。生半可な腕では生きて帰れないそんな凶悪な森。

森の奥に進む程、魔物の質は上がる。人が踏み入れぬ場所。


別名『冥府の森』と呼ばれる。






そんな森に人影ある4つ。




雷鳴が鳴り響いたかの様な轟音、大地を揺るがし木々を薙ぎ倒し巨大な土煙があがる。魔物達は逃げ惑いさながら地獄の様な光景がそこにある。

それもそうだろう。この事態の元凶それを目の前にした者は恐怖で足が竦み、

動けないだろう確実な【死】がそこにあるのだからだ。



その正体は【ドラゴン】だ。


至高の王、神の下僕、災禍を齎す者、万物の王、そう呼ばれる存在である。



ドラゴンの前を走る者がいた。

2人の美少女は迫り来る魔物を蹴散らしながら、主人の道を切り開く。

少年の主は少女を抱え疾駆する。枝が皮膚を裂き血が流れる、体中の至る所に怪我を負いそれでも少年は走り続ける。自分は死んでも彼女だけは助ける、そう決意を込めて彼は走るのだった。

少年のすぐ後ろを追従するように走る美少女がいる。だがその面影はない。

片腕が無いのだ。傷自体は無いが服はボロボロになりその綺麗な髪も薄汚れている。

だが彼女は果敢にドラゴンに魔法を放ち、主人に気が移らないよ絶えず挑発を

繰り返しているのだった。







何故こうなったのか説明をしよう。


俺はケインに迷惑料として魔法剣『焔のバスターソード+2』を送った。

魔法剣の説明を終えた時ケインはなんとも言えない顔になりながらも

不承不承になりながらも受け取ってくれた。

「まさか迷惑料代わりに至宝レリッククラスを貰う事になるとは思わなかったよ」

と苦笑していた。


俺もその発言を聞いてやらかしてしまった事を知った。

だがやらかした事よりも『レーヴァテイン』とかにしなくて良かった!

と俺は思ってしまった。次から【多少】は気をつけるようにしようと思う。



閑話休題



今回の攻略で俺はアイアンクラスになったがシルバークラスも射程圏内になった。討伐数が凄まじい数になったせいだ。塔への試験も案の定不要となった。

あとはケイン達と同じ最終試験を受ければシルバーとなれるが俺はまだ実績が

足らないのでもう少し先になる。

シルバーになるには盗賊達の討伐がある。そうだシルバーになるには【人】を

殺す必要がある。隊商の護衛、要人警護、戦争での傭兵、幾らでも対人戦がある

そんな中で人すら殺せないようなら。上を目指すな!むしろ辞めてしまえ!

ってのが主流な意見だ、が話を聞いていると解る話だった。


魔物に腕を食われて動けない、それなら自分で腕を切り落として打開する。

仲間を犠牲や囮にしてでも生き残る。そんな強さが必要になるからだ。


それが嫌なら強くなれ!犠牲を出さず守れる強さお持て!


それが教えらしい。世知辛い話だ。


そう言った話をケインとしていると面白い話を聞いた。


ギルドで試験の報告に言った時に聞いた話らしいが、近々『冥府の森』に

斥候を放つ為に冒険者を募集するらしいアイアンクラス以上出来ればシルバーが望ましいって聞いたみたいだ。

最近、魔物が森を出て街道に出てくる自体が頻発しているので原因の調査を行う為だ。

「バルカ、君達はどうするんだい?と言ってもその顔を見ると行きそうだけどね」

と聞いて来る。だがケインの言う通り俺は行きたいと思っている。興味があるからだ。


「魔物が強いらしいけど、奥までは行かないだろうし大丈夫かな?とは思ってね。そう言うケイン達は行かないのかい?」


「残念ながら、『冥府の森』はまだ僕達には早いと思っているからね。残念ではあるが今回は見送る事になるよ。」


「そうか残念ではあるが仕方ないよ。じゃあまた次に機会でもあればチームを組まないかい?」


そう笑って聞いてみる。友達は一人でも欲しいからね。それに彼等は強いしね。


「ああ、こちらこそだよ!次に会う時はこの剣で君に代わって蹴散らしてやさ!」

そう言った所で俺達は笑った。楽しみだよ本当に。死ぬなよ!ケイン!


それから数年後、彼は『炎神のケイン』と呼ばれるようになる。






翌日俺は区役所に来ていた。冥府の森へ斥候チームへの志願の為だ。

実力は問題なくシルバークラスとの評価もあり難なく受ける事が出来た。


そして俺達は冥府の森の近辺に来ている。

「今回は噂のルーキー『イレイザー』もいるし問題は無いだろう」

と笑い声をあげる禿げ頭のPTリーダー。

「そうはいいますけど。僕も初めての場所ですからね。何処まで通じるか解りませんよ?」

「馬鹿言うなってんだ。今いる4PTの中で一番強いの間違いなくお前達だぜ?」

別のリーダーがそう言う。それに続いてエルフのリーダーが追従する。

「そうですね。まだ経験が足らないのは事実でしょうが、間違いなく僕達よりは

強いのは確実ですね。」


事実だとは思うけどここは謙遜しとかないとな~。


「まあ、死なないように頑張りますよ」

とお手上げのジェスチャーをして笑っておく。


「そうだな。ここは『冥府の森』だ、珍しくは無いが今回は嫌な予感がする

皆も坊主の言う通り死なない事を第一に行動してくれ。では各自出発!」


こうして俺達は森の中へ進んでいった。

「それにしても凄いなここは観るもの全てがデカイ!」

「そうですね。お兄様。」

「ご主人様?油断はしては駄目ですよー?」

「そうは言うけどシンシアがいるしある程度は大丈夫だと思うよ?」

そう言うとシンシアは顔を赤くし任せてください!と張り切る。実に可愛い。


「でも何があったのかな~?大型の魔物でも生まれたのかな?」

「可能性は高いと思います、ここは魔力が満ちすぎていますから」

「まあ、気をつけて行こうか~思いの外楽に倒せてはいるけどね!」


そう以外に対した事はなく想像以上に魔物を倒せているのだ。

自分は弱い!微妙な強さ!だと思っていたけど間違いだったかも知れない。

この世界では十分なほどのチート能力で無双出来ているからな。

メテオストライク強すぎワロタ。うーん余裕だぜ!



調子に乗っているとフォルティナが俺に声をかける。

「ご主人様。この先に強大な魔力を感じます。ですが不思議ですね。多分ですが

地下から感じるんです。如何されますか?」


「地下か・・・もしかしてダンジョンでも生まれたのかな?どちらにしても確認するために進もう。まだそこまで奥には来てないし多分大丈夫だろう。

それにこれを確認しないと来た意味が無いからね。」



そうこの段階で俺は慢心していた。油断はして居なかったと思う。だが確実に

慢心していたのだ・・・俺は・・・。



進んだ先には巨大な穴があった。その先には俺でも解る位の魔力を感じた。

ここでシルバークラスの者が居たら気づいたであろう。

それが『アースドラゴンの巣穴』だと言う事に・・・。


シンシアが近づき穴の中の様子を伺った。その時地震が起こる。

慌てる俺達、そして地響きが近づいていると思ったその時、

シンシアの身体が宙を舞った。血に濡れて空を舞ったのだ。


巨大な穴の中から長い腕が見える、鱗で被われた強靭な腕。


穴の奥の暗闇から怪しい光が輝く、【それ】を見た瞬間俺の身体は硬直した。



そして【それ】は姿を現した。穴を掘り地下に住むアースドラゴン。


ドラゴンは外に出て俺達を見下ろし咆哮する。恐怖で俺は動けなかった。


【死ぬ】そう思った。走馬灯の様に頭の中を考えが過ぎる。


無双、ハーレム、成り上がり・・・異世界でならそれが出来ると思った!


ドラゴンが居ても何だかんだで倒せると思った。魔王がいても結局俺が勝つと


だが現実はどうだ!恐怖で身体が竦み動けない。見ただけでこのザマだ!



(動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!)




ドラゴンの腕が横に開き俺目掛けて振り払う。



(動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!動け!)



次の瞬間、俺の目の前で腕が舞った、赤い血を噴出しながら俺に飛びつく、


アリスだ。俺を庇い身を挺して守ってくれた。俺はやっと再起動する。


「アリス!治癒だ!」

「いえ!お兄様私よりもシンシアです。あのダメージは危険です!」

「解った!だが止血だけでもしろ!急げ!逃げるぞ!全力でだ!」


アイギナがシンシアに駆け寄りすでに治癒を施している。一命は取り留めた

ようだが意識が戻らない。強力な治癒を施し流石のアイギナも疲労が隠せない


まずい!まずい!まずい!考えろ!考えろッ!思考を止めるな!動け!


周囲を見渡す。フォルティナが矢に魔法を込め攻撃している。

そうかそのお陰で軌道がずれアリスの助けが間に合ったのか。


分析しろ!冷静になれ!考えろ!どうすれば助かるのか考えろ!躊躇うな!

迷えば死ぬ!ここは死地だ!なら戦え!?怯ませて逃げる?やれるか!?

糞がっ!やるんだよ!


俺は叫ぶ。

「フォル!そのまま攻撃を続けろ!」「アリス少しでいい俺を守れ!」

「アイギナはそのままだ!シンシアを守りつつ周囲の警戒だ!」

矢継ぎ早に支持を出し。魔導書を取り出す。


魔法陣展開、魔術刻印起動2重詠唱開始、メテオストライク!!!


ありったけの魔力を込め全力全壊でぶちかます!!


爆炎と共に、ドラゴンの悲鳴が木霊する。やったか!?


だがドラゴンは生きていた。見事なフラグ回収だ、糞が!


皮膚は焼けただれ激しいダメージは受けている。ならもう一発だ!



次の瞬間、ドラゴンの前に障壁が現れ俺の魔法を防ぐ。


「糞があああああああああああああ!!」


魔法障壁、確かに一部のファンタジー系のドラゴンが使用する強力な防御だ。


「シンシアは俺が抱える。フォル、アイギナは先行して道を切り開け!アリス!俺に続け!逃げるぞ!全力でだ!」



「「「御意のままに!」」」



命がけの逃走劇がここに、始まる・・・。

主人公が逃げる様な小説は読んだ記憶がありませんが、書いてて結構楽しいです


9月17日 雪ノ音様から

私の書いている作品は日本語では無いおかしな文面だとご指摘がありましたので、気づいた事があればご報告ください。

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