冒険者
王都シオンは拡張の一途を辿っている。
街の無秩序な拡張に嫌気をさした宰相が効率を求め、王都の周りに距離を
取って新たな街を作り街ごと区画分けを行ったのだ、それを機に王都の人口は爆発的に増えた。
時は3月、駆け出しの冒険者や騎士見習いが増え賑わいを見せる。
そんな中、登録から2ヶ月の新人が名を馳せる。
二つ名を《イレイザー》《獅子帝》と。
こんな噂や話がある。
3人の美女を侍らせている。通った後には戦場の様な跡地が残る。
戦闘を好み見つけた魔物は皆殺しにする。綺麗好きで食にうるさい。
そしてまだ子供である・・・。
今から2ヶ月前・・・
ここは王都から1時間の距離にある街道、
そのはずれにある丘の頂に4人の人影があり、子供の様な笑い声が高らかに木霊する。
100人居れば99人は地獄の様な光景だと言うだろう。悪魔の所業だと・・・。
「いいぞ~ベイベ~~~!
逃げる奴は腐れゴブリンだ~!
逃げない奴は転生したゴブリンだ~!!
ホント、異世界は地獄だぜーーッ!フゥハハハッッハーーー!!」
俺は10歳になり冒険者になった。今はビギナーからルーキーになるために
ランクアップ試験の為に魔物退治に来ている。
ぶっちゃけゴブリン3体以上の討伐なので現状オーバーキルもいい所だ。
何故こうなったかと言うとだ。
ゴブリンの出没が増えた森がありそこに行けば簡単にクエストが終わる。
ならば森に行こう!で来た訳だが居なかった。そこで諦めずに俺は暴挙に出た。
魔物が蔓延る魔の森。そこに足を踏み入れ探す事にしたのだ。
ここで説明を挟もう。
ビギナーとは冒険者登録に辺り見習いである。草むしりやお使い、配達、雑用
をこなし先輩の冒険者達やギルドの支援を受け訓練し下積みを積む。
ルーキー。魔物を殺して冒険者として正式に認められた者を指す。
魔物とはいえ人型を殺すのは結構厳しい。何より殺した後と言うのはグロイのだ。ミンチになった死骸、肉の焼ける匂い、断末魔。想像以上に精神に来る、
つまりだ豆腐メンタルはここで切られるわけだ。ある意味親切設計だね!
話を戻そう。
つまりビギナーである俺が森に入るのは自殺行為なのである。だがしかし
俺には強力な仲間がいる。
まずはアリス。最上級悪魔であり。規格外の強さを持っている。
闇属性しか使えなかったが能力の開放に伴い、俺と同じ魔法を行使出来る。
その結果、2人の仲間が新たに加わった。
一人はアイギナ。この世界では珍しい黒髪の美女で14前後の見た目だ。
魔法適正が高く生粋の魔導師であり、ドS&ドM属性、ポニーテール、真祖の吸血鬼である。ちなみに胸のサイズは小さい。
もう一人はフォルティナ、スピリットエルフ。始原のエルフとされる存在だ。
剣と弓に長け精霊魔法を行使出来る。普段は温厚だがスイッチが入ると怖いし慈悲の欠片も残さない悪魔とかす。胸のサイズはメロンちゃんだ。エルフなのに!
そんな3人を伴って歩いていると洞窟を見つけた。フォルティナの調べによると
ゴブリンの棲家の様で酷く匂うそうだ。
そこで俺は作戦を立てた。洞窟からゴブリンを誘き出し殲滅してしまおうと。
煙でいぶし追い立て精霊の力を使って森の外へ誘導。他に散った場合はアイギナとフォルティナが殺す手筈となっている。
そして俺がいる丘へ向かって突っ込んで来た所を俺が新魔法『メテオストライク』を使い殲滅戦を行っている所だ。
この魔法は高位の魔法士が使えるファイアーボールを30~40常時展開し間断無く敵に浴びせる魔法だ。
これには工夫を施している。魔術刻印を使い魔法効果範囲の拡大、消費魔力軽減の魔法陣を発動させて使用している。魔術刻印と魔法陣で消費魔力7割カット!
このお陰で今の地獄の様な光景が広がっているわけだ、
ゴブリン討伐数136。ビギナーにして前代未聞の快挙をここに達成した。
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