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紛い物の聖女は温かな人々に囲まれた幸せな余生を目指す  作者: めの。


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人物紹介とこれまでのお話

⭐︎これまでのお話⭐︎

 聖女の加護で国が成り立っている世界。その中で、聖女が急死したことから、加護を失ったこの国は大規模な干魃と山火事に見舞われ、疫病も流行りあっという間に瀕死の状態になってしまった。


 それを救うために聖女の姪であるリアンが、本来の聖女ではない、言わば紛い物の聖女として即位することとなり、彼女を支えるために幼馴染のフィーは近衛騎士となることを選んだ。


 聖女となったリアンは、国を救うために結界の再構築を行ったり、人々を治療したりして徐々に国民から認められる存在となり、それを支えるフィーもリアンのそばにいられるよう研鑽を積んでいく。


 ただ、未来予知できる先見の力で、フィーが急死したはずの前聖女を剣で貫いている姿を幾度も見るようになる。

 不穏な気配を抱える中で、隣国の聖女に会うためにリアンとフィーは旅立つことになるが--。


【主要人物】

◯フィー・エフィリアグラン

 リアンの幼馴染で恋人。リアンの精神安定剤として近衛騎士になる。

 未来が見える先見の力を持っていたことから瞳が青く、不義の子ではないかと疑われていた。そのことから精神を病んだ母親に常にぎこちない態度で接されており、自分がいなければという思いが常にあった中で、自分を信頼してくれたリアンに救われる。以降、彼女の事を絶対的に信頼している。

 近衛騎士となってからはなぜか王子達に振り回されることが多く、リアンからなかなか一緒にいられないと苦情を受けている。


◯リアン・ペリアーナ

 前聖女の姪だからと急遽仕立て上げられた紛い物の聖女。それでも力は一級品で、聖女として徐々に認められていくようになる。フィーとは幼馴染で恋人。

 フィーのことが大好きで、一緒にいられないと第一王子によく苦情を入れている。フィーよりは三歳年下。

 両親と共に暮らしていたが、事故により両親を失い、それ以降は聖女になるまで近所に住んでいたフィーの家で暮らしていた。


◯ノア・シーグヴァルト・グランフェルト

 第一王子。近隣諸国でも例を見ないカリスマ性を持ち、人間離れした能力と威圧感で公務を取り仕切っている。人をどう動かせば良いか、何が国のためになるかを考えることはできるが、人の気持ちを推し量ることは苦手。そのことから婚約破棄をされたこともあるが、本質は弟や国を大切に思っている。

 独善的にならないようフィーやジェイドといった自分に物怖じせずに意見を述べる人間を重用しており、バランスを取っている。ただ、さらりと嫌味は言う。


◯ヴィルヘルム・オーケ・グランフェルト

 第二王子。情に厚い熱血漢で、武術大会を総なめにした輝かしい功績もあるが、ちょっと暑苦しい。

 フィーの父と姉が犠牲になった山火事の際に指揮をとっていたことから責任を感じており、初対面のフィーには頭を下げて謝っていた。

 フィーには武術の稽古をよくつけている。ノアのことは長兄と呼んでおり、家族仲は良好ではあるが、物をぞんざいに扱うので、そのあたりはアリーからは嫌がられている。通称はヴィル。


◯アルフレッド・ホーカン・グランフェルト

 第三王子。通称はアリー。フィーとリアンとは友達。魔術オタクでフィーのような理解者がいると物凄く嬉しそうに魔術式や魔法使い達について語る傾向がある。

 体が弱いことや、兄弟と比較されることから引きこもっていたが、フィーやリアンと話すうちに失敗をしても国のためにできることをしたい思いが募り、これまで研究してきた魔法を使うようになる。

 まだ、熱を出すことも多いが国民からは慕われ始めており、期待に応えられることが嬉しいと喜ぶ場面もあった。先日戴冠式を終えて成人した。部屋はものが多くて汚いため、よく掃除するように叱られている。



【その他の登場人物】

(城の登場人物)

◯ペローナ

 リアンの側仕えの侍女。リアンとは仲良しで、フィーともよく話している。ノアには朝までに刺繍を施せと無理難題を突きつけられたことから、忸怩たる思いを持っている。

 良くて猫に見えるような独特な刺繍をよくしているが、割と人気。


◯ジェイド

 ノアの側近。軽口を叩きながらノアを支えている。フィーとはノアへの文句仲間。



(フィーの家族)

◯ヨハン

 フィーの父親。山火事で死亡した。フィーのことで妻が不貞を働いたと噂を流され、傷つく妻の姿を見て、家名を捨て旅に出た後、現在の国に移住した。妻のこともフィーのことも愛しており、精神を病んだ妻の代わりにフィーの世話をよくしていた。


◯ソフィア

 フィーの母親。フィーのことで周囲から責められたり、心無い噂を流されたりして、精神を病んでしまった。フィーに対しては、子供だから愛さなければという思いと誰にも似ていない瞳をした子を産み落とした恐怖の間で苦しみ、うまく接することができないでいる。

 山火事でヨハンとアンリが亡くなった後は、ヨハンとアンリが生きていると信じ込んで毎日生活しており、フィーのことはリアンと同じ近所の子だと思っている。


◯アンリエッタ

 フィーの姉。通称はアンリ。山火事で死亡した。フィーのことはよく世話を焼いており、病んでいる母親も元気づけようと頑張っていた。活発で溌剌とした性格。



(リアンの関係者)

◯ヘレン・セーデルクヴィスト

 前聖女でリアンの叔母。彼女が急死したことで国が未曾有の危機に陥った。彼女が聖女時代は国が安定していたため、税金の無駄など、聖女の価値が分からない者からの批判も多くあり、反聖女派も多くいる中で聖女を務めていた。

 狂王と呼ばれていた前王が拐かしたと言われているが真偽は不明。また、急死したはずであるのに、フィーの先見によく姿を現しており、フィーは彼女を殺すことを先見で見ている。

 

 





長らくお休みしてしまって申し訳ありません。

こちらもずっと書きたかったので書いていこうと思います。ずっと更新できていなかったのにブクマ外さずにいてくださったり、読んでいただいたりして本当に嬉しかったです! ありがとうございます。


また更新していきますので、フィーとリアンを見守っていただけると嬉しいです。

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