第四回 うちの妻ボクが嫌がらせしたらどんな顔するだろう
皆様お待ちかね、「妻で遊ぶ」についてご説明いたします。
沢山の皆様がイヤラシイ方向に妄想を膨らませていただいておりましたが、申し訳ありません。そんなピンク色の楽しいお遊びではございません。
では、只今より「妻で遊ぶ」についてご説明いたします。
1.いぢめる
うちの夫は何かと「離婚するからね!」と言う。
例えば、夫がマッサージをしてほしい時に妻が断ると、すぐ「離婚するからね!」と言う。
次は無視。これも「無視するからね!」の宣言から始まる。持続時間は一分間。
どちらも、妻が「イヤだ」と言うのを聞きたいがためだけに言ってくる。
初めは素直に「イヤ」と言っていた妻だが、毎日だと飽きるのでバリエーションを変えて「どうぞ」「はいはい」「へー」などを織り交ぜるのだが、夫には「イヤ」と言うまでがワンセットらしく、パターンを変えると怒られる。
2.無茶ぶり
夫にマッサージをしてあげているとたまにトイレに行きたいと言い、帰って来るまでに何かのポーズをしているよう強要される。断る権利はないらしい。
この前は「平清盛」だったので、昔教科書で見た平清盛像(座って巻物を読んでいるやつ)のマネをしていたら、帰ってきて一言「わからん」と言われた。
まだまだ修行が足りなかった。
3.くすぐる
王道と言えば王道なのだが、これは割と反撃できるような気がする読者もいるだろう。
ところが、恐ろしいことに夫にはほとんどくすぐったい場所が無いのだ。そして妻には弱点だらけなのである。
こうなればもう夫の天下だということはお分かりいただけるだろう。
妻とてバカではないので、あらゆる手で攻撃を防ごうと試みるのだが、妻をいじくり倒すことにかけて右に出る者のいない夫にとっては、児戯にも等しい。
的確に右わき腹を突き、そちらに気を取られている妻の隙を見逃さず左へも一撃を加え、腕を押さえ込みに来た妻の手をかわしコチョコチョの連打を浴びせればフィニッシュ。
こうして真面目に考察していると、本当にくだらねーな。




