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第3話 : フードの下に隠されたもの

 数週間が過ぎた。


 フレヤは家の中でも外でも、暑かろうが寒かろうが、常にフードを深く被るようになった。俺が近づくと露骨に距離を置き、二人きりになるのを避けるために何かと理由をつけて逃げ出した。彼女の目――二つの前世で俺が失った何かに酷似したあの瞳――を見つめても、かつてのような温もりはもうそこにはなかった。代わりにあったのは、別のもの。疲弊、あるいは恐怖。そのどちらなのか、当時の俺にはまだ判別がつかなかった。


 ある夜、セレナに寝かしつけられた後、俺は声を潜めて彼女に尋ねてみた。


「フレヤ、元気ないの? なんか、変だよ」


「あの子は成長期だからね」


 セレナはそう言ったが、自分の言葉に完全に納得しているようには聞こえなかった。


「あのくらいの年齢になると、みんなしばらくの間は情緒が不安定になるものよ」


 俺は信じなかった。だが、なぜ信じないのかを彼女に説明する術もなかった。


 ・ ・ ・


 そんな中、俺には俺で、密かに祝うべき小さな勝利があった。


 隠れて練習を重ね、腕に湧き上がるあの熱をどうしても制御できずにいた数ヶ月を経て、ようやく俺はそれを意のままに扱えるようになっていた。指をパチンと鳴らせば、治癒の温熱が手のひらから溢れ出る。生ぬるく、従順に。本来あるべき姿のままに。


 すぐに誰かに見せたかった。厳格な態度を取りそうなホセではない。毎週のように俺の成長を見守ってきたセレナでもない。最初にフレヤに見せたかった。俺がまだ這い這いをして、彼女の腕にしがみついていた頃から、何をするにも最初のはいつも彼女だった。俺の最愛の従姉妹。


 家の中を探し回った。台所にも、裏庭にも、厩舎にもいない。結局、俺は廊下の突き当たりにある彼女の部屋まで上がっていった。扉はほんの僅かに隙間が開いていた。


 中からは何も聞こえない。重苦しい沈黙が部屋を満たしていた。


 まだ魔術の余熱が残る温かい手を差し出し、俺はついにやり遂げたぞと声を張り上げるつもりで、笑顔で扉を押し開けた。しかし、その笑顔は口元で完全に凍りついた。


 フレヤはベッドの上に横たわり、深い眠りに落ちていた。だが、それは安らかな眠りなどでは到底なかった。顔色は青白く、呼吸は途切れ途切れで、絶え間ない苦痛に耐えるように眉間には深く皺が刻まれていた。フードは枕の上にずり落ち、剥き出しになった彼女の頭部には、あの黒く輝く二本の小さな角が露わになっていた。突起の周囲の皮膚は赤く腫れ上がり、まるで血が出るまで自らかきむしろうとしたかのようだった。


 前線で培った隠密の技術の残滓を動員し、俺は音もなく忍び寄った。しかし、マットレスの端にたどり着いた瞬間、喉の奥で息が詰まった。


 フレヤは服を乱したまま眠っていた。スカートはくしゃくしゃに捲れ上がり、腰のあたりまで剥き出しになっている。


 三歳児の視界が捉えた光景を、三十三歳の精神が処理することを拒絶した。不可能だった。俺の論理回路は完全にシャットダウンした。彼女の細く白い太ももは、深くどす黒い痣で覆われていた。それは、暴力的な力で彼女を組み伏せたであろう、人間の指の形がはっきりと残る紫色の痕跡だった。そしてそのすぐ下、淡い色の下着の端には、生々しい鮮血のシミが広がっていた。頭の変異とは、何の関係もない暗い血痕。


 涙は出なかった。泣くことすらできなかった。俺の身体は死体のように硬直した。一九三九年の戦場で、あらゆる地獄を見てきたと自負していたこのクソ忌々しい元軍曹の精神が、ただ、呆気なく崩壊した。


 これは何だ? 誰が彼女にこんなことをした? この村の影に、一体どんな怪物が潜んでいる? パズルのピースが頭の中で噛み合わずに宙を浮いていた。フレヤの秘密の外出……彼女の沈黙……フード……血……指の痕。組み上げることができなかった。三歳児の未発達な頭蓋骨にとって、この恐怖はあまりにも許容量を超えていた。幼児の脳がオーバーヒートを起こし、目の奥に鋭い激痛が走る。あらゆる合理的思考が遮断された。どうすればいいのか分からない。こんな残虐行為に対する軍のプロトコルなど存在しない。従うべき命令など、どこにもない。


 内臓を食い破るようなパニックが俺を襲った。俺が指先から火花を散らす地味な魔術の練習にうつつを抜かしている間に、見えざる敵が我が陣地の防衛線を突破し、俺の従姉妹を徹底的に蹂躙していたのだ。

 自分の魔術の使い方さえ忘れた。息の仕方も忘れた。


 俺は弾かれたようにベッドから離れ、自分の不格好な足でもつれながら後退した。一歩、二歩。背中が木製の壁に鈍い音を立てて激突した。恐怖で視界が完全に霞む。自分の無力な子供の手を見つめ、それからベッドの上の無防備な彼女の身体を見た。この惨めな肉体のせいで、何一つ理解することも守ることもできないという強烈な罪悪感が、俺の首を絞めた。


 ここから出なければならない。もうあのベッドを見続けることはできなかった。


 俺は反転し、逃げ出した。


 暗い廊下を、追い詰められた獣のように何度もよろめきながら駆け抜けた。板張りの床を叩く足音がけたたましく響いたが、そんなことはどうでもよかった。階段をほとんど滑り落ちるようにして下り、最後の数段を飛び越えた。心臓が肋骨の裏側を狂ったような速さで叩いていた。ただ、あの光景から遠ざかりたかった。空気が欲しかった。頭の中の空白を消し去りたかった。目の裏に焼き付いたあの痣の残像を消したかった。


 家の裏口を飛び出し、俺は裏庭の湿った草の上に膝から崩れ落ちた。過呼吸を起こしながら、両手で頭を抱え込み、指を髪に突き立てた。この悪夢から覚めようと、爪が頭皮に食い込むほど強くむしった。


 誰かが彼女を傷つけている。誰かがこの忌々しい村のどこかで、隠れて彼女を壊している。そして俺は、その奴の manipulate(名前)すら知らない。三歳の赤ん坊の身体に閉じ込められたまま、俺は完全な無力感の中で、パニックに支配されて地面に伏せるしかなかった。


 ・ ・ ・


 意識を完全に喪失しかけた状態から、冷徹な理性を引き戻すまでに丸三日を要した。


 いつまでも庭で膝をついているわけにはいかない。有能な兵士は塹壕の中で嘆きはしない。地形を分析し、脅威を特定し、そして反撃を企てるものだ。問題は、俺の頭の中でその標的の顔がまだ見えないことだった。誰であれ、その責任者はフレヤを内側から殺し、彼女の正気を日々削り取っている。三十三歳の俺の精神において、『人殺し』という言葉が骨の髄まで刻み込まれた。俺は冷酷かつ緻密な復讐を計画する。このふざけたファンタジーの世界に、一九三九年のやり方を徹底的に叩き込んでやる。


 だが、まずは情報が必要だ。その強喝犯の正体を暴かねばならない。


 俺が生後一ヶ月にも満たない頃、薄暗がりの中でホセとセレナが交わしていた会話を思い出した。突然変異を起こす子供たちのこと。長い耳、小人、八歳で巨体となったヴォランスキのガキ。この土地の残酷な遺伝の宝くじ。世界にとって、フレヤの角は「宣戦布告」であり、「異端の兆候」であり、「兵器」だ。そして、誰かがそれに気づいた。あいつの身体が十一歳にして変化していることを知り、その秘密を彼女の首に巻きつける縄として利用している。


『従え、さもなくば王立研究所の檻付き馬車に引き渡すぞ』――あまりにも完璧で、反吐が出るほど汚悪な脅迫シャブタージュだ。だから彼女は話さなかった。だから暴力も屈辱も、沈黙のまま耐え忍んでいたのだ。俺たちを守るために。自分が檻に入れられる恐怖から逃れるために。


 ある午後、セレナが川へ洗濯に出かけて忙しくしている隙を突き、俺は食卓の準備をしていたフレヤに近づいた。彼女を驚かせないよう、三歳の靴音をわざと響かせながらゆっくりと歩く。彼女はいつも通りフードをきつく締め、俺がすでに知っているあの黒い角を隠していた。


「フレヤ」


 俺は彼女のスカートの裾をそっと引っ張った。彼女は小さく跳ね上がり、光の消えた瞳で俺を盗み見た。


「どうしたの? 悲しそうな顔してる。どこか痛いの?」


 彼女は素早く身をかがめ、瞳の奥が全く笑っていない虚ろな笑みを浮かべると、震える手で俺の頭を撫でた。


「なんでもないよ、ダリオ。教会の課題が多くて少し疲れてるだけ。お勉強が大変なの、それだけだよ」

「俺には言っていいんだよ」


 胸を焦がす怒りを押し隠し、できる限り無邪気で愛らしい子供の声を演じながら俺は畳み掛けた。

「きょうだいは、なんでもお互いに話し合うものでしょ。お姉ちゃんが怖がってるの、分かってるよ」

『恐怖』という言葉を耳にした瞬間、フレヤは弾かれたように視線を逸らし、エプロンの上で拳を強く握りしめた。彼女の顔を横切る明確なパニック。下唇を噛み締める力が強すぎて、また血が滲みそうだった。


「心配しないで、おチビちゃん。あっちに行って遊んでおいで」


 彼女は消え入りそうな声で囁き、俺に背を向けた。


 それ以上は追及しなかった。尋問相手が私的な強制力によって口を封じられている時の拒絶反応は、嫌というほど知っている。彼女は何も話さない。俺が血も痣も見たことも、角の秘密を知っていることも、あいつは気づいていない。彼女は一人でその脅迫の地獄を背負うと決めているのだ。


「いいだろう」


 俺は部屋の隅のおもちゃのところへ戻る振りをしながら、心の中で冷たく呟いた。


「お前が話さないなら、俺の目が代わりに答えを探し出す」


 翌日から、俺の偵察作戦が始まった。


 かつては呪いだと思っていた三歳児という低い身の丈が、今やスパイとしての最高の迷彩服となった。村の連中から見れば、俺はホセの家のチビ助が泥道をよたよたと走り回り、蝶を追いかけたり木の棒を引きずったりしているだけにしか見えない。誰も赤ん坊に注意を払わない。二十メートル先の切り株に三歳のガキが座っているからといって、自分の言葉を慎んだり、行動を隠したりする大人はいないのだ。


 俺は彼女が村への用事や教会の宗教クラスに出かけるたびに、密かにその背中を追った。干し草の荷馬車や商人の樽、湿った石造りの建物の角に身を隠しながら、適切な距離を保ち続けた。


 すべての接触インターアクションを、作戦マップを描くように正確に頭の中に記録した。誰かが近づいた時、フレヤがどんな反応を示すかを観察した。誰が彼女の innocent(純潔)を殺した犯人なのかを、大人たちの視線から割り出そうとした。誰が彼女を所有物のように見つめているか、誰が彼女の頭を下げさせ、あるいは肩を硬直させているか。彼女の秘密を握り、王立研究所の脅しを使ってあの太ももを切り裂いたクソ野郎は、遅かれ早かれ必ずボロを出す。


 まだ奴の名前は分からない。警備兵なのか、近隣の住民なのか、それとも聖職者(教会)の人間なのかすらも。だが、地面の視点からすべてを冷徹に見据える俺の胃の腑には、明確な血の誓いが据わっていた。


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