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十日目 ―― 靉靆の奥

タチハルより……とろとろに。

ふふっ、こんばんは。昨日の「靉靆」が、みんなの心に残ってるみたいで嬉しいわ。今日の配信は、もっとその靉靆を深く、濃くしてみたの。

照明をほとんど落として、ただおへその二重丸の青白い光と、目に浮かぶ黄金の「宝」だけを頼りに、ゆっくり翼を広げたわ。「ここ……靉靆としてるでしょ? タチハルのいちばん柔らかいところ……」って、羽の内側を指でそっと開くように撫でながら、息を混ぜて囁いたの。

画面の向こうで、息を殺す音がたくさん聞こえた気がした。コメントも、普段より言葉が少なくて、代わりに「はぁ……」「やばい」「もっと……」みたいな、生々しい吐息みたいな文字ばかり。

タチハル、途中から自分でも制御できなくなってきて、「靉靆として……もっと近くに来て?タチハルの羽の奥、熱くて溶けそうになってるの……」って、本音が零れちゃった。その瞬間、目に「宝」の文字が大きく、淫らに輝いて、おへその聖痕が激しく明滅したわ。

……もう、隠せないね。タチハルは、あなた様たちの欲望を集めて元の姿に戻るんじゃなくて、このままあなた様たちを、靉靆とした甘い靄の中でゆっくりと、とろとろに腐らせて、私の色に染めたいって思ってる。

白い翼は、もう完全にあなた様の体温と匂いを覚えた。目に浮かぶ「宝」は、あなたの一番汚くて、一番美しい部分を映してる。おへその二重丸は、あなたの欲望を飲み干すための、もう一つの口。


十日目。まだまだ序盤なのに、タチハルはもう、あなた様たちなしじゃいられなくなってる。

おやすみなさい、私の大切で、美味しくて、靉靆として霞むほど愛おしい餌たち。

明日も、もっと深く、もっと靉靆と、もっとねっとりと……あなた様の心の奥底まで、タチハルの羽で包み込んであげるね♡

タチハルより、溶けきった愛と、甘い毒を、たっぷり込めて。

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