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ep.65 回転寿司
第二学年 十一月十二日 木曜日
宝塚市内某回転寿司屋
上原哲彦は好物の寿司を食べに回転寿司屋を訪れていた。
哲彦はネタがグルグル回るのを見るのが好きで回転寿司屋には、ちょくちょく訪れていたのであった。
エビ、マグロ、玉子、クルクルと回る寿司を楽しみながら食していた時、ふと考えた。
(最近、少し疲れ気味やな、力つけんといかんのとちゃうか)
善は急げ、哲彦はうなぎを食べようと、腕を組み、回ってくるのを待ったが、待てば待つほどなかなかに獲物が姿を現さない。
業を煮やした哲彦は仕方ないので二皿を注文した。
それからしばらく待っていると注文品と書かれ立て札と共にうなぎが二皿向こう側のレーンを走っている。
(お、走っとるな)と哲彦は満足気に頷くと、自分のレーンに流れて来るのを心を躍らせ待っていた。
しばらくして、哲彦の元にやってきたのは注文品と書かれた二つの立て札だけだった。




