表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死神転生  作者: 深山 真
5/7

B級昇格試験 準備

「おはよう、のわーる」

「おはよう、ルナ。随分ボサボサになったな。」

「なおして」

「良かろう。」

2度目の同じやり取りをすると

「ルナ、、随分守護神の扱いが雑じゃないか?」

と、フィオナがフォローしてくれた。

「雑なの?」

と、ルナが聞いてきた

「ふむ、雑、と言われれば雑なのではないか?我は気にしておらんが。」

「気にしてないなら良いや。」

と、ルナは椅子の上に座った。

「それで良いんですか?」

と、フィオナに言われるが、まぁ敬語使われる方が俺は苦手だ。

「ノワール殿、そう言えば昨夜はどちらに?」

俺は明後日の方向を眺めながら言う

「この世界を見守っていたんですよ」

すいません、屋根の上で爆睡してました。

「そうですか、、やはり忙しいんですね、、」

ごめんなさい、そんな尊敬する目線やめて。

「今日は昇格試験なのだろう、装備を整えたらどうだ。」

と、アドバイスすると

「だね、魔道具屋に行こう。」

と、シアが言い、リンとフィオナも同意した

「うん、ポーションが不足しているし、ちょうどいいな。」

ルナのトリミングが終わったので、

全員で移動を始めた。

街もこうして見渡してみると、

なかなか賑わっていた。

すると、豪華なお店が見えた、

魔道具店のようだ

「ここ?」

「いや、こっちだ。」

フィオナがクルッと路地裏に入る

(え?なんで路地裏に?)

そこにはなんというか、しょぼい外装の魔道具店があった

「表の魔道具店は高すぎる、こっちは良い塩梅あんばいの値段だ。

知る人ぞ知る名店だ。」

と、フィオナが言いながらドアを開けた

カランコロン

「いらっしゃいませ〜、、あ!リンちゃん達じゃなぁ〜い!」

そこには長い茶髪の女性が受付に座っていた。おそらく店員だろう。

「その方達は新人さん?こんにちは、この魔道具店の店主、ノアです、よろしくね、」

「ルナです。よろしくお願いします。」

にっこりと微笑むノアさん。

俺はノアさんを見つめ、こう思った。

(やばい、めっちゃタイプ。)

こういうお淑やかなお姉さんが好み何だよなぁ、

フィオナがクスクス笑いながら言う

「今日も元気そうですね、疾風の魔女殿」

「ちょっとぉ!?その名前で呼ばないでよぉ!?」

疾風の魔女?なんだそれ

「しっぷうのまじょ?」

ルナがリンに聞く

リンがルナに耳打ちした

「ノアさんはね、災害級暴風魔術を行使できる元最高位のウィザードだったの。

冒険者時代、その名を知らない者は居ないとすら言わしめたS級冒険者でね、

先代勇者パーティーのウィザードだったんだよ。」

(お、お淑やか、、、)

おしとやかのおの字もない経歴だった、、

、、先代?

「あれ?ノアさん。」

「ん?どうしたのルナちゃん。」

ルナがノアさんに興味津々で聞く

「先代勇者って100年前じゃなかった?」

「、、、、」

シアが杖をブンと振る

「低級光魔法〘浄化キュアー〙(弱)」

「あ、痛〜い!ちょっと意地悪しないでよぉ!(泣)」

ポッと弱い光が当たると、ジュッと音を立てた。

「ノアさんは魔王に一回殺されて、仲間を守るためにエルダーリッチーになってるの。

お陰で堂々と商売すら出来ない、可哀想。」

と、シアが言う

(そんな可哀想な人に浄化を当てないでよ。)

「可哀想だと思うなら浄化を当てないでくださいよぉ!」

リンがそう言えば、と話を切り出す

「昔話の勇者って、凄いかっこよかったですよね!

しかもノアさんってその勇者にプロポーズされたとか!

でもお姫様に遠慮して断ったと書かれていたけど、どうだったんですか?」

ノアさんはため息をついた

「あぁ、勇者さんですか、悪い人では無かったし、顔も美形だったんですが、、

くしゃみをする時手で塞がないの見て幻滅しちゃったんです、、」

「あぁ、、それは、、キツイな。」

(まじか、俺も気をつけよ。)

ふと、ノアさんを審判してみた。すると、、


ノア

業 大罪 

人の道を外れし外道


(ブッフォォ!!?何じゃそりゃ!?人間がリッチーになるのそんなダメなの!?)

「王家の方は寛大ですよね、人外になった私を処刑せず、

こうして普通に暮らせるようにしてくれたんですから。」

と、儚く笑うノアを見て、思わずドキッとしてしまう。

(落ち着け、俺の姿なぞ見たらビビr)

「ところでそちらの骸骨さん?あなたはどちら様ですか?」

(ファーーーー!!!??なんで見えてるんだ!!!??)

少し外套をスッスと整え、

「死神だ、そこの狐獣人の娘を守護(?)している、名をノワールという。」

「そうですか、よろしくお願いします♪」

「ノア殿、ノワール殿が見えるので?」

ノアさんはきょとんとすると

「えぇ、ルナちゃんの上をふわふわとしていますよ?」

迂闊だった、そうか、エルダーリッチーはアンデット、不死者だ。

死に近しい者にのみ視認可能ならそりゃあ見えるだろう。

ルナは妖術も使えると聞く、霊感があってもおかしくはないか。

「しかし死神さんとは珍しいですね。私とうとうお迎えが来たのかと内心焦ってたんですよ?」

(アンデットならお迎えは死神ではなく神聖魔法だと思うんだけど。)

すると、リンが興味津々で聞く。

「そう言えば、ノワールってどんな見た目なの?」

と、言われたルナが答える。

「ぶっそうな見た目。」

(雑だし的を得てないよ、、?)

それを聞いたノアさんが助け舟をだす。

「黒いローブのスケルトンでしょうか、黒くて大きな鎌も持ってます。」

それを聞いたシアは

「やっぱり死神って感じの見た目なんだね、

私はよ〜く見ると黒っぽいモヤがうっすらあるようにしか見えないや。」

(まぁ聖職者なら分かるか。)

「じゃあ話を戻しましょう。今回もポーションでいい?」

と、ノアさんが言ったことで要件を思い出したらしいフィオナが

「そうだ、だが今回は昇格試験もあってな、魔道具も見繕ってほしい。

注文内容を書いた板はこれだ。」

そういい板を渡すと

それを見たノアさんは

「分かったわ、今出すから待ってて!」

そういい後ろの棚からカチャカチャすると、

「はい!HMP4、HHP4、HSP4、スクロール台紙6枚で、

HMP1本4,000ルクス、HHP1本4,000ルクス、HSP1本2,000ルクス

スクロール台紙一枚5,000ルクスで、70,000ルクスね!」

(高っ!!)

「じゃあこれで」

と大金貨を普通に出したのを見て、

(大金貨=100,000ルクス 1ルクス=1円)

(oh、、)と思っていると、

「じゃあ1枚にテレポートだけ刻印お願いできるか?」

と、フィオナがノアに言う

「はぁい、1回15,000ルクスねぇ。」

「助かる。お釣りから取ってくれるか?」

と、フィオナがいい、ノアがお釣りをチャラチャラやると、

「はい、おつりの15,000ルクスねぇ。」

と、お釣りを受け取ると、

ノアさんがスクロール台紙を持ち、針のようなものを中心に刺し立て、なにやら詠唱をすると、

ボッ!!

と一瞬で焼印のように魔法陣が焼き付けられていた。

「はい、いっちょう上がり!」

と、スクロールをくるくるとまとめて手渡す。

それをフィオナは、

「いつもありがとう、ノアさん。」

「いいのよぉ別に。毎度ありがとうございます〜」

そういい皆がお礼をいい

俺は名残惜しい気持ちを抑え魔道具店を立ち去った。

帰り道、俺はフィオナに言う

「フィオナよ、そのスクロール台紙で試したいことがある、1枚もらえないか?」

フィオナは

「構わない、ルナに渡しておこう。」

「感謝する。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ