第三十八話 同じ体力でも、同じ人ではない
CROWNEDの三人が、一斉に走り出した。
PLAYER 1。
支援装置。
PLAYER 2。
近距離装備。
PLAYER 3。
長距離武器。
最初に公開されていた役割とは、すべて違う。
体力は三人とも五割。
誰か一人だけが倒れやすいわけではない。
誰か一人だけが重要な装備を持っているわけでもない。
誰を先に倒しても。
残った二人が、落ちた選手の役割を引き継げる。
CROWNED。
これで、誰を先に倒しても同じです。
その一文が。
星野ミカの判断を、一瞬だけ止めた。
誰を撃つ。
前へ出ているPLAYER 2。
支援を持つPLAYER 1。
後方から全体を見られるPLAYER 3。
通常なら。
最も危険な相手。
最も体力の少ない相手。
最も重要な装備を持つ相手。
優先順位を決める。
だが。
全部同じ。
体力も。
役割の価値も。
距離さえ。
三人は走りながら横一列へ変わった。
左。
中央。
右。
誰が先頭でもない。
誰が後ろでもない。
ミカ。
誰を撃ちますか。
月城ユイの返事は、すぐには来なかった。
黒瀬レナ。
中央のやつ。
レナがPLAYER 2を見る。
近距離装備。
最も早く衝突する。
だから。
普通ならPLAYER 2。
だが。
PLAYER 2が中央から半歩下がった。
代わりに。
支援装置を持つPLAYER 1が前へ。
支援役が先頭。
さらに。
PLAYER 1は走りながら支援装置をPLAYER 2へ投げた。
PLAYER 2が受け取る。
同時に。
自分の近距離装備をPLAYER 3へ。
PLAYER 3の長距離武器がPLAYER 1へ。
三人の装備が。
もう一度回った。
実況が叫ぶ。
CROWNED、接敵前に再び装備交換! 役割を固定しません!
解説。
誰が何をするか、直前まで決めさせない形です! Crownlessは優先目標を作れません!
PLAYER 1が長距離武器。
PLAYER 2が支援装置。
PLAYER 3が近距離装備。
一秒前とは違う。
ミカがPLAYER 2へ照準を合わせた時には。
PLAYER 2はもう支援役。
レナが中央の近距離役を見た時には。
近距離装備は右のPLAYER 3へ。
ユイ。
優先順位を決めません。
ミカ。
では。
ユイ。
最初に触れた相手を動かしてください。
レナ。
誰でもいい?
ユイ。
はい。
一人を倒すためではありません。
三人の形を止めます。
ミカ。
受け取りました。
レナ。
受け取った。
CROWNEDが中央へ入る。
PLAYER 2が支援を展開。
PLAYER 1が射線。
PLAYER 3が近距離圧。
役割を交換しても。
動きは正確だった。
いや。
以前よりも。
役割の境界が薄い。
PLAYER 1は長距離武器を持ちながら、PLAYER 2の支援位置を調整する。
PLAYER 2は支援装置を置きながら、PLAYER 3の前進経路へ身体を出す。
PLAYER 3は近距離へ入りながら、PLAYER 1の射線が通る方向へ相手を動かす。
誰が射撃役。
誰が戦略役。
誰が近距離役。
もう分けられない。
三人全員が。
三つの役割を少しずつ持っている。
ミカは最も近いPLAYER 3の足元を撃った。
PLAYER 3が横へ。
その動きに合わせ。
PLAYER 1の射線がミカへ。
PLAYER 2の支援がPLAYER 3の移動先へ。
一つの攻撃へ。
三人で返してくる。
ミカ。
動かしました。
ユイ。
次を見ます。
PLAYER 3が横へ動いた。
だが。
空いた中央へ。
PLAYER 1が入る。
PLAYER 2の支援が中央を守る。
中央制圧開始。
CROWNED、一パーセント。
二。
三。
レナが前へ出る。
中央のPLAYER 1へ。
長距離武器を持っている。
近距離なら有利。
レナ。
行く。
PLAYER 1は下がらなかった。
長距離武器をPLAYER 2へ投げる。
PLAYER 2が支援装置と交換。
PLAYER 1の手には。
何もない。
それでも。
レナの前へ残る。
身体だけで。
一秒。
レナを止める。
レナ。
装備捨てた。
ユイ。
PLAYER 1は役割を捨てました。
PLAYER 1は攻撃できない。
だが。
レナがPLAYER 1を倒すには。
一撃必要。
その一撃の間。
PLAYER 2が長距離武器。
PLAYER 3が近距離。
二人がユイとミカへ。
レナ。
殴る。
ユイ。
理由は?
レナ。
目の前にいる。
あと。
少し止まる。
レナ。
役割ないやつを落とせば人数有利。
ユイ。
実行してください。
レナの一撃。
PLAYER 1へ命中。
体力五割。
半分以下へ。
二撃目。
PLAYER 1。
DOWN。
最初の撃破。
Crownless。
人数三対二。
会場が沸く。
実況。
PLAYER 1を撃破! 装備を味方へ渡し、無防備で黒瀬選手を止めました!
解説。
しかしCROWNEDは装備を失っていません! 残った二人が射撃、支援、近距離のすべてを持っています!
レナ。
一人取った。
ミカ。
はい。
だが。
PLAYER 1が倒れる直前。
PLAYER 2とPLAYER 3は。
一度も振り返らなかった。
助けない。
守らない。
PLAYER 1が落ちることを。
最初から受け入れていたように。
PLAYER 2が中央。
支援装置を置く。
PLAYER 3が外周。
長距離武器と近距離装備。
二つを使い分ける。
CROWNEDの中央制圧率。
十。
十五。
人数不利。
それでも。
中央を進める。
ミカ。
二人なのに止まりません。
ユイ。
PLAYER 1が時間を渡しました。
レナ。
倒したのに。
ユイ。
はい。
倒した。
撃破を取った。
だが。
CROWNEDの勝利条件は進んでいる。
PLAYER 1を先に倒すことが。
正しかったのか。
すぐには答えられない。
CROWNEDの一文。
誰を先に倒しても同じ。
倒した一人が誰であっても。
残る二人へ時間と装備を渡す。
なら。
本当に同じ。
レナの胸に焦りが出る。
レナ。
追う。
ユイ。
誰を?
レナが止まる。
PLAYER 2か。
PLAYER 3か。
二人とも体力五割。
装備も共有。
PLAYER 2を落とせば。
PLAYER 3が残る。
PLAYER 3を落とせば。
PLAYER 2が残る。
どちらでも。
一人が三つの装備を持つ。
そして。
落とした順番に。
復帰がずれる。
最初に落としたPLAYER 1は。
あと十五秒で戻る。
次の一人を今落とせば。
三人が一人ずつ時間差で復帰する。
普通なら。
人数有利を維持できる良い形。
だが。
CROWNEDは。
それも利用するかもしれない。
ユイ。
中央を止めます。
ミカ。
倒す相手は。
ユイ。
決めません。
勝利条件から動かすだけです。
ミカがPLAYER 3へ射線。
レナがPLAYER 2へ。
ユイが中央へ支援。
二対三。
CROWNEDが下がる。
中央制圧率。
二十一パーセントで停止。
ユイが中央へ入る。
Crownless制圧開始。
一。
二。
PLAYER 2とPLAYER 3は。
左右へ分かれた。
PLAYER 2が左。
支援装置。
PLAYER 3が右。
長距離武器と近距離。
三人を相手に。
二人が広がる。
ミカ。
分かれました。
ユイ。
追いません。
レナ。
中央取る。
Crownlessは三人で中央。
制圧率。
五。
十。
人数有利。
CROWNEDは止めに来ない。
PLAYER 2は左資源へ。
PLAYER 3は右の環境制御装置へ。
別の勝利条件。
ユイ。
二つへ行きました。
ミカ。
どちらを止めますか。
また。
どちら。
選ばせる。
PLAYER 2の左資源。
PLAYER 3の環境操作。
片方へ二人。
片方へ一人。
それとも中央を維持する。
CROWNEDは。
人数が少ないからこそ。
複数の問いを置く。
ユイ。
中央を続けます。
レナ。
両方取られる。
ユイ。
はい。
ミカ。
良いんですか。
ユイ。
私たちが優先順位を決める間に、PLAYER 1が戻ります。
復帰まで。
五秒。
ユイ。
今、動けば三人の形を崩します。
レナ。
じゃあ中央。
ユイ。
はい。
Crownless中央制圧。
十五。
二十。
左資源。
CROWNED取得。
十。
二十。
PLAYER 3が環境装置を起動。
中央床の配置が変わる。
Crownlessの三人が立つ範囲が狭くなる。
ユイ。
移動します。
ミカ。
次の場所は。
ユイ。
決めません。
三人とも、中央から一歩だけ外へ。
三人が別方向へ。
中央制圧停止。
二十二パーセント。
その瞬間。
PLAYER 1復帰。
装備なし。
だが。
PLAYER 2が左資源から支援装置を投げる。
PLAYER 3が長距離武器をPLAYER 1へ。
PLAYER 1が受け取る。
PLAYER 2は近距離装備。
PLAYER 3は何も持たない。
三人が。
再び役割を作る。
実況。
PLAYER 1復帰! 離れた二人から装備を受け取り、即座に射撃役へ戻ります!
解説。
復帰地点まで含めて装備交換を準備していました! 撃破されることが、役割変更の一部になっています!
ミカの胸が冷える。
撃破が。
CROWNEDを崩していない。
むしろ。
新しい配置へ変える合図。
PLAYER 1は復帰地点から高所。
PLAYER 2は左資源。
PLAYER 3は中央外周。
三人が。
別々の勝利条件へ。
Crownlessは中央から押し出された。
CROWNED中央二十一。
左資源二十。
環境操作済み。
三つ。
すべて少しずつ進んでいる。
Crownless。
撃破一。
中央二十二。
撃破では上。
だが。
試合全体では。
優位とは言えない。
レナ。
倒した意味なかった?
ユイ。
いいえ。
レナ。
でも向こう、普通に戻った。
ユイ。
撃破したことで、PLAYER 1の復帰時間は確認できました。
装備交換の方法も。
レナ。
それだけ?
ユイの言葉が少し増える。
ユイ。
撃破を無意味と判断すると、次から倒す選択肢を失います。ですが意味があったと証明しようとすると、同じ対象を追う可能性が。
ミカ。
ユイさん。
ユイが止まる。
説明が長い。
整えたい。
第一の撃破へ。
正しい意味を与えようとしている。
ユイ。
整えたいです。
ミカ。
受け取りました。
レナ。
意味は後。
ユイ。
はい。
撃破した。
相手は戻った。
それだけ。
良かったか。
悪かったか。
まだ完成させない。
ユイ。
現在の相手を見ます。
PLAYER 1は高所。
だが。
以前の相手一とは違う。
射線を自分で選ばない。
PLAYER 2が近距離で見せた対象へ撃つ。
PLAYER 3は装備なし。
それでも中央外周で。
二人の視界を繋いでいる。
装備がなくても。
役割はある。
いや。
役割というより。
三人の間で必要なことをする。
誰が中心か。
わからない。
先ほどはPLAYER 1が身体で時間を渡した。
今はPLAYER 3が装備なしで二人を繋ぐ。
次はPLAYER 2かもしれない。
三人が。
同じ体力。
同じ価値。
同じように。
自分を差し出せる。
ミカ。
誰を見ても、同じに見えます。
ユイ。
はい。
レナ。
でも同じ人じゃない。
ミカがレナを見る。
レナ。
PLAYER 1は、装備全部渡して私の前に残った。
ユイ。
はい。
レナ。
PLAYER 2と3は、助けなかった。
ミカ。
約束されていたから?
レナ。
たぶん。
でも。
レナは中央の三人を見る。
レナ。
もし誰でも同じなら。
PLAYER 1じゃなくても、あれやったのかな。
ユイが止まる。
誰を先に倒しても同じ。
それは。
CROWNED自身の宣言。
だが。
本当に。
誰でも同じ行動をするのか。
体力を揃えた。
装備を交換できる。
役割も捨てた。
しかし。
最初に無防備で残ったのはPLAYER 1。
PLAYER 2でも。
PLAYER 3でもなかった。
偶然か。
配置の結果か。
それとも。
PLAYER 1本人が選んだのか。
ミカ。
同じ状況を作ります。
ユイ。
PLAYER 1が残った場面を?
ミカ。
はい。
今度は別の選手へ。
レナ。
誰。
ミカは中央を見る。
PLAYER 2。
近距離装備。
左資源から中央へ向かっている。
PLAYER 3は装備なし。
中央外周。
PLAYER 1は高所。
ユイ。
PLAYER 2へ、装備を渡す必要がある状況を作ります。
レナ。
私が行く。
ミカ。
私はPLAYER 1の射線を切ります。
ユイ。
私はPLAYER 3へ支援。
三人が動く。
レナがPLAYER 2へ。
近距離。
正面。
ミカが高所のPLAYER 1へ射線。
撃てない位置へ動かす。
ユイがPLAYER 3の足元へ支援。
中央外周から離す。
PLAYER 2が一人になる。
先ほどのPLAYER 1と同じ。
味方二人から切り離され。
目の前にはレナ。
PLAYER 2が。
近距離装備を持っている。
そのまま戦える。
だが。
ミカの射線が一瞬だけ空く。
PLAYER 2が近距離装備を投げた。
PLAYER 3へ。
PLAYER 3が受け取る。
自分は無装備。
そして。
PLAYER 2はレナの前に残った。
レナ。
同じ。
ユイ。
PLAYER 2も残りました。
レナが攻撃。
PLAYER 2が避ける。
装備なし。
攻撃できない。
それでも。
レナを二秒止める。
PLAYER 1とPLAYER 3が。
その間に中央へ。
PLAYER 2は。
PLAYER 1と同じ選択をした。
レナ。
こいつもやる。
ミカ。
では、本当に同じ?
ユイ。
まだPLAYER 3が確認できていません。
レナの二撃目。
PLAYER 2被弾。
体力低下。
だが。
今度は倒し切らない。
レナが止まる。
PLAYER 2の体力、一割。
レナ。
倒さない。
ユイ。
はい。
PLAYER 2は。
自分が倒されるつもりだった。
だがレナが止めた。
無装備。
低体力。
中央から遠い。
最も価値が低いように見える。
PLAYER 1とPLAYER 3は中央。
二人。
Crownlessは三人。
PLAYER 2を放置すれば。
実質三対二。
倒せば。
復帰後に装備を受け取り、再び五割以上で戻る。
だから。
倒さない方がいい。
ミカ。
PLAYER 2を残します。
ユイ。
受け取りました。
レナ。
行っていい?
ユイ。
中央へ。
レナはPLAYER 2へ背を向けた。
PLAYER 2は追わない。
装備がない。
一割。
その場に残る。
Crownless三人が中央へ。
PLAYER 1とPLAYER 3。
二人で守る。
PLAYER 2は離れている。
これで。
人数有利。
中央を取れる。
ミカがPLAYER 1を撃つ。
レナがPLAYER 3へ。
ユイが端末へ。
Crownless中央制圧。
二十三。
二十五。
三十。
CROWNEDの二人が下がる。
PLAYER 2は。
まだ戻らない。
回復場所へ行けばいい。
装備を受け取る場所へ。
だが。
動かない。
ユイ。
PLAYER 2が止まっています。
ミカ。
なぜ。
PLAYER 2は。
自分の体力を見た。
一割。
そして。
近くの環境装置へ歩いた。
レナ。
何かする。
PLAYER 2が装置を起動。
中央床。
再び変化。
Crownlessの制圧範囲が。
三つに分かれた。
左。
中央。
右。
三人が別々の区画へ押し出される。
制圧停止。
PLAYER 2は。
装備なし。
低体力。
それでも。
離れた場所から盤面を変えた。
倒されず残されたことを。
弱点にしない。
ユイ。
PLAYER 2は、残された役割を選びました。
ミカ。
装備がなくても。
レナ。
一割でも。
PLAYER 2が全体チャットへ。
CROWNED。
倒さないなら、残った仕事をします。
レナ。
腹立つ。
ユイ。
ですが、重要です。
誰を先に倒しても同じ。
倒さなくても同じ。
CROWNEDは。
どんな状態でも。
残った選手が。
その時できる仕事を探す。
役割を交換しているのではない。
必要な仕事を。
誰かが受け取る。
だから。
誰を選んでも同じ結果へ近づく。
ユイ。
PLAYER 3を確認します。
ミカ。
同じ状況を。
レナ。
今度は倒さず残す?
ユイ。
はい。
三つに分かれた制圧区画。
PLAYER 1は左。
PLAYER 3は中央。
PLAYER 2は右外周。
Crownlessは。
ミカ左。
ユイ中央。
レナ右。
それぞれ一対一。
PLAYER 3は近距離装備。
ユイの前。
レナ。
交換する?
ユイ。
いいえ。
私がPLAYER 3を見ます。
ユイ対PLAYER 3。
戦略役と近距離。
通常なら不利。
PLAYER 3が前へ。
ユイは支援を置く。
自分の足元。
戻れる未完成。
PLAYER 3は止まらない。
一撃。
ユイが避ける。
支援で速度を落とす。
PLAYER 3が装備を投げた。
低体力のPLAYER 2へ。
遠い。
PLAYER 2が受け取る。
PLAYER 3は無装備。
ユイの前に残る。
三人とも。
同じ。
装備を渡し。
自分が時間を作る。
ユイ。
確認しました。
ミカ。
PLAYER 3も。
レナ。
同じことした。
三人全員。
同じ状況なら。
同じ選択をする。
誰が自分を差し出してもいい。
それが。
CROWNED自身。
体力を揃えた理由。
役割を消した理由。
誰を倒しても同じ。
それは。
能力が同じという意味ではない。
三人の中で。
誰が欠けても。
残り二人へすべてを託せるという意味。
ユイ。
三人とも、同じ覚悟を持っています。
レナ。
じゃあ違いないじゃん。
ミカ。
同じ人ではありません。
だが。
戦術的には。
同じ選択をする。
違いを見つけても。
優先順位には使えない。
PLAYER 3がユイの前で時間を作る。
ユイは倒さない。
低体力ではない。
五割。
倒せば復帰。
残せば。
無装備でも仕事を探す。
どちらでも。
CROWNEDは止まらない。
ユイの胸に。
小さな焦り。
整えたい。
誰を倒す。
誰を残す。
どちらが正しい。
答えを作りたい。
ユイ。
整えたいです。
ミカ。
受け取りました。
レナ。
答えないかも。
ユイ。
はい。
それでも。
勝たなければならない。
CROWNEDは。
三つの区画を進める。
左。
PLAYER 1。
中央。
PLAYER 3。
右。
PLAYER 2。
三人。
装備も体力も違う。
だが。
全員が勝利条件へ触れている。
CROWNED制圧率。
二十五。
三十。
Crownless。
三十で停止。
並ぶ。
ユイ。
一人を選ばない戦い方へ変えます。
ミカ。
全員を動かす?
ユイ。
はい。
レナ。
どうやって。
ユイは三つの区画を見る。
PLAYER 1。
PLAYER 2。
PLAYER 3。
誰を選んでも同じ。
なら。
選ばない。
全員へ。
違う問いを置く。
ユイ。
ミカさんは、PLAYER 1へ射線を置いてください。
ミカ。
倒すためではなく?
ユイ。
はい。
高所へ残るか、中央を助けるか選ばせます。
ユイ。
レナさんは、PLAYER 2へ圧を。
レナ。
環境装置を守るか、逃げるか。
ユイ。
はい。
ユイ。
私はPLAYER 3へ、支援の空白を見せます。
ミカ。
何を選ばせますか。
ユイ。
私を追うか、中央へ残るか。
三人へ。
三つの選択。
同時。
CROWNEDが。
同じ覚悟を持っていても。
別々の場所。
別々の状況。
同じ答えを選べない問い。
ユイ。
実行します。
ミカがPLAYER 1へ射線。
高所。
そこへ残れば撃たれる。
下がれば。
中央のPLAYER 3を助けられる。
PLAYER 1が選ぶ。
下がらない。
高所に残る。
ミカの射線へ。
自分が撃たれることで。
他二人へ時間を渡す。
レナがPLAYER 2へ。
低体力。
環境装置。
逃げれば生きる。
残れば。
もう一度盤面を動かせる。
PLAYER 2は残る。
装置を守る。
ユイがPLAYER 3へ。
自分の支援に。
一つの空白。
追えば。
ユイを端末外へ出せる。
残れば。
中央を維持できる。
PLAYER 3は。
ユイを追った。
三人。
それぞれ。
別の選択。
ミカ。
PLAYER 1は残りました。
レナ。
PLAYER 2も残った。
ユイ。
PLAYER 3は追いました。
違いが出た。
同じ覚悟。
同じように自分を差し出せる。
それでも。
何を託すか。
どう時間を作るか。
その選び方は違う。
PLAYER 1は。
自分が危険な場所へ残る。
PLAYER 2は。
盤面へ影響する装置を守る。
PLAYER 3は。
目の前の相手を追い。
直接動かす。
ユイ。
役割は交換できます。
ミカ。
装備も。
レナ。
でも、何を選ぶかは違う。
ユイ。
はい。
体力を同じにしても。
役割を消しても。
同じ人にはならない。
三人は。
同じ覚悟を。
別の方法で使っている。
ユイ。
PLAYER 1は、自分を残します。
ミカ。
PLAYER 2は、盤面へ残すものを選ぶ。
レナ。
PLAYER 3は、相手を動かす。
三人の癖。
役割ではない。
もっと深い。
何を託すか。
ミカ。
使えます。
ユイ。
はい。
レナ。
誰を先に倒す?
ユイは。
今度はすぐ答えた。
ユイ。
倒す順番は決めません。
レナ。
また?
ユイ。
三人が何を選ぶかを、ずらします。
PLAYER 1は高所に残る。
ミカの射線。
被弾。
体力低下。
それでも下がらない。
PLAYER 2は装置。
レナが迫る。
逃げない。
PLAYER 3はユイを追う。
中央から離れる。
三つの区画。
中央が空いた。
ユイ。
中央へ戻ります。
ユイはPLAYER 3から逃げる。
中央へ。
PLAYER 3が追う。
相手を動かす選択。
そのまま。
PLAYER 3も中央へ。
ミカはPLAYER 1を撃ち続ける。
高所に残させる。
レナはPLAYER 2を装置へ固定。
逃げさせない。
CROWNEDの三人が。
完全に離れた。
PLAYER 1は左高所。
PLAYER 2は右外周。
PLAYER 3は中央。
互いに装備を渡せない距離。
助けられない。
それでも。
三人は自分の選択を続ける。
ユイ。
今です。
ミカ。
誰を。
ユイ。
自分の前の相手を。
ミカがPLAYER 1へ。
レナがPLAYER 2へ。
ユイがPLAYER 3へ。
三つの一対一。
今度は。
役割の相性ではない。
PLAYER 1は。
高所に残る選択をした。
射線から逃げない。
ミカの一発。
命中。
PLAYER 1体力、一割。
PLAYER 2は。
装置を守る選択。
低体力。
レナの圧から下がらない。
レナの一撃。
PLAYER 2。
DOWN。
PLAYER 3は。
ユイを追う選択。
中央へ入った。
ユイが支援。
追う速度を利用し。
端末の反対へ押す。
PLAYER 3が範囲外。
Crownless中央制圧再開。
三十一。
三十五。
PLAYER 2が倒れた。
残り二人。
装備交換できない。
PLAYER 1は高所。
低体力。
PLAYER 3は中央外。
PLAYER 2の復帰まで二十秒。
今度は。
最初の撃破とは違う。
CROWNEDが。
一つの形へ戻れない。
PLAYER 1が高所に残ると選んだ。
PLAYER 3がユイを追うと選んだ。
PLAYER 2が装置へ残った。
三人自身の選択で。
距離が開いた。
ユイ。
PLAYER 2を倒したからではありません。
ミカ。
三人に別の選択をさせたから。
レナ。
戻れない。
初めて。
CROWNEDの三人が。
役割交換では埋められない距離へ離れた。
PLAYER 1が高所から撃つ。
ミカへ。
だが体力一割。
下がれない。
ミカが照準。
倒せる。
PLAYER 3が中央へ戻る。
ユイへ。
近距離装備なし。
それでも身体で押す。
レナは。
PLAYER 2を倒した場所。
環境装置。
次に何をする。
ミカ。
PLAYER 1を倒します。
ユイ。
待ってください。
ミカの指が止まる。
ユイ。
PLAYER 1は、自分が残る選択をします。
レナ。
倒したら戻る。
ユイ。
はい。
ミカ。
残せば、高所から撃たれます。
ユイ。
はい。
どちら。
また。
倒すか。
残すか。
だが。
今度は相手の選び方が見えている。
PLAYER 1は。
自分が残る。
味方二人へ時間を渡す。
倒さなければ。
最後まで高所へ残る。
なら。
その選択を使う。
ユイ。
倒さないでください。
ミカ。
受け取ります。
PLAYER 1を高所へ残す。
低体力。
動けない。
ミカは射線を。
PLAYER 1本人ではなく。
高所から中央へ繋がる道へ。
PLAYER 1を。
そこに固定する。
ユイ。
PLAYER 3も倒しません。
レナ。
じゃあ何する。
ユイ。
追わせます。
PLAYER 3は。
相手を動かす選択。
ユイが下がる。
PLAYER 3が追う。
中央から。
さらに遠く。
レナ。
PLAYER 2は倒れた。
ユイ。
復帰地点を見てください。
PLAYER 2の復帰地点。
右入口。
近くにいるのはレナ。
復帰まで十秒。
装備は。
PLAYER 1が長距離。
PLAYER 3が支援と近距離。
渡せない。
PLAYER 2は。
装備なしで復帰する。
レナ。
復帰したら私が見る。
ユイ。
倒さないでください。
レナ。
また残す?
ユイ。
はい。
PLAYER 2は、盤面へ影響するものを探します。
右入口。
近くにあるのは。
先ほど守っていた環境装置。
復帰すれば。
またそこへ行く。
ユイ。
装置を先に取ってください。
レナ。
受け取った。
レナが環境装置へ。
操作権をCrownlessへ。
中央床を。
Crownlessに有利な形へ固定。
PLAYER 2復帰。
装備なし。
目の前。
環境装置はレナが取っている。
PLAYER 2が止まる。
自分が選びたい仕事。
盤面を変える装置。
もう使えない。
別の仕事を探す。
左。
PLAYER 1高所。
遠い。
中央。
PLAYER 3がユイを追って遠い。
装備を受け取れない。
PLAYER 2が。
初めて。
何をするか迷った。
ほんの一秒。
CROWNEDの選手が。
完全に止まった。
ミカ。
PLAYER 2が止まりました。
ユイ。
はい。
レナ。
仕事がない。
違う。
仕事がないのではない。
その時。
自分が最も選びたい仕事がない。
別の仕事を選び直す必要。
その一秒。
レナが。
PLAYER 2を殴らない。
横を抜ける。
中央へ。
ミカも。
PLAYER 1を残したまま中央へ。
ユイは。
PLAYER 3を引きつけ。
中央の反対側から戻る。
Crownlessの三人が。
中央へ揃う。
CROWNEDは。
PLAYER 1高所。
PLAYER 2右入口。
PLAYER 3中央外。
三人とも離れている。
中央制圧。
Crownless。
四十。
五十。
六十。
実況が叫ぶ。
Crownless、中央を一気に進める! CROWNEDの三人が大きく分断されています!
解説。
倒す優先順位ではありません! 三人それぞれに違う判断をさせ、装備交換できない距離へ離しました!
CROWNEDが戻ろうとする。
PLAYER 1は高所から下りる。
だが。
ミカの射線。
残る選択をした位置から。
下りる道を潰される。
PLAYER 3はユイを追った場所から中央へ。
遠い。
PLAYER 2は右入口。
装備なし。
それでも走る。
三人。
別々。
中央制圧。
六十五。
七十。
CROWNED中央二十一。
資源二十。
戦術ポイントなし。
このまま百へ届けば。
Crownless勝利。
PLAYER 2が最初に中央へ。
装備なし。
レナの前。
身体で入る。
レナ。
止める。
PLAYER 2は攻撃できない。
それでも。
レナを中央外へ押そうとする。
レナも押し返す。
PLAYER 3が戻る。
支援装置。
PLAYER 2の足元へ。
近距離装備を投げる。
PLAYER 2が受け取る。
二人。
形が戻り始める。
PLAYER 1も高所から下りる。
ミカの射線を。
自分が被弾しながら越える。
体力一割。
一発受ければ落ちる。
それでも中央へ。
ミカ。
PLAYER 1、来ます。
ユイ。
三人が戻ります。
レナ。
間に合う?
中央制圧。
七十五。
八十。
PLAYER 1が長距離武器を投げる。
PLAYER 3へ。
PLAYER 3が受け取る。
PLAYER 1はまた無装備。
そして。
中央入口へ立つ。
ミカの前。
最初と同じ。
自分が時間を作る。
PLAYER 2は近距離。
レナへ。
PLAYER 3は支援と長距離。
ユイへ。
三人。
戻った。
中央制圧。
八十二で停止。
競合。
実況。
CROWNED、間に合った! 三人が中央へ戻りました!
会場が揺れる。
Crownlessは。
三人へ違う選択をさせた。
分断した。
それでも。
CROWNEDは戻った。
誰かが仕事を失っても。
別の仕事を探す。
遠くても。
装備を渡す。
体力一割でも。
自分が前へ残る。
強い。
ユイ。
戻りましたね。
ミカ。
はい。
レナ。
でも。
レナはPLAYER 2を見る。
ミカはPLAYER 1。
ユイはPLAYER 3。
レナ。
さっきまでより、誰が何するかわかる。
CROWNEDは戻った。
だが。
戻るため。
それぞれが。
自分の選び方を使った。
PLAYER 1は自分を残す。
PLAYER 2は足りない仕事を受け取る。
PLAYER 3は相手を動かす。
役割がない時に現れる。
本人の選択。
ユイ。
はい。
同じ体力でも。
同じ役割でも。
同じ覚悟でも。
同じ人ではない。
CROWNEDは。
それを隠すために揃えたのではない。
誰が欠けてもいいように揃えた。
だが。
三人が揃った後。
何を選ぶかまでは。
同じにならない。
ユイ。
最終確認。
ミカ。
PLAYER 1は、自分を残します。
レナ。
PLAYER 2は、残った仕事を拾う。
ユイ。
PLAYER 3は、相手を動かします。
三人の現在。
過去の役割ではない。
試合中に見つけた。
本人たち。
中央。
三対三。
Crownless八十二。
CROWNED二十一。
Crownlessが大きく有利。
だが。
CROWNEDは。
一度でも三人を同時に落とせば勝つ。
全員の体力。
ミカ六割。
ユイ七割。
レナ五割。
CROWNED。
PLAYER 1一割。
PLAYER 2五割。
PLAYER 3五割。
PLAYER 1が最も低い。
普通なら先に倒す。
だが。
倒せば。
復帰後。
また体力が戻る。
残せば。
自分を差し出して時間を作る。
どちらも危険。
ユイ。
PLAYER 1を倒しません。
ミカ。
残す?
ユイ。
はい。
ですが、時間も作らせません。
レナ。
どうやって。
ユイ。
PLAYER 1が残る場所を、なくします。
ミカは高所。
中央入口。
退路。
PLAYER 1が。
自分一人で立てる場所。
そこへ射線を置く。
倒さない。
だが。
残れない。
一歩。
中央へ入れば。
ミカの射線。
外へ出れば。
勝利条件から離れる。
PLAYER 1が選ぶ。
中央へ。
自分を残す。
やはり。
ミカは撃たない。
射線だけ。
PLAYER 1を。
端末の狭い一角へ固定。
レナ。
PLAYER 2は。
ユイ。
仕事を渡しません。
環境装置。
取得端末。
支援装置。
すべて。
Crownless三人が先に触れる。
PLAYER 2が拾える。
残った仕事を消す。
PLAYER 2は。
近距離装備。
目の前のレナ。
それしかない。
レナ。
じゃあ、私とやる。
ユイ。
お願いします。
PLAYER 3。
相手を動かす。
ユイは。
動かされる前提で。
戻る道を二つ作る。
ミカとレナ。
どちらへ動かされても。
端末内へ残れる。
ユイ。
PLAYER 3の選択を、使います。
三人。
それぞれ。
本人の選び方を。
封じるのではない。
選ばせたまま。
Crownlessの勝利条件へ繋ぐ。
PLAYER 1が残る。
ミカの射線で一角へ固定。
PLAYER 2がレナと戦う。
仕事を一つだけ渡される。
PLAYER 3がユイを動かす。
ユイはその方向へ戻り道を使う。
中央制圧。
八十三。
八十五。
CROWNEDが気づく。
三人の動きが変わる。
PLAYER 1が。
自分を残すのをやめた。
中央から下がる。
初めて。
自分ではなく。
PLAYER 2を前へ残す。
PLAYER 1が支援装置を受け取る。
PLAYER 2が無装備。
PLAYER 3が近距離。
また役割交換。
だが。
選び方まで変えようとしている。
PLAYER 1が。
自分を残さない。
支援を作る。
PLAYER 2が。
仕事を探さず。
何もしない。
PLAYER 3が。
相手を追わず。
中央へ止まる。
三人とも。
自分たちの癖を捨てた。
ミカ。
変えました。
レナ。
また一から。
ユイ。
はい。
中央制圧。
八十六。
停止。
CROWNEDの三人が。
今度は。
動かない。
PLAYER 1支援。
置かない。
PLAYER 2無装備。
仕事を探さない。
PLAYER 3近距離。
前へ出ない。
三人が。
端末内で止まった。
何もしない。
Crownlessの動きを待つ。
ユイの胸に。
小さな冷たさ。
CROWNEDは。
本人の選び方まで捨てられる。
勝つためなら。
自分自身の癖さえ。
交換する。
いや。
消す。
同じ体力。
同じ役割。
同じ選択。
最後には。
違いまでなくす。
CROWNED。
これで、もう一度同じです。
全体チャット。
短い一文。
三人が。
完全に止まる。
Crownlessも。
次の一歩を選べない。
誰を動かす。
何を選ばせる。
三人とも。
選ばない。
中央制圧は競合。
八十六で停止。
時間が進む。
次の資源端末まで。
十五秒。
CROWNEDは。
端末が出ても。
動かないかもしれない。
Crownlessが先に意味を見せるのを待つ。
Aegis戦と似ている。
だが。
もっと違う。
CROWNEDは。
自分たち自身を消して。
同じ三人になろうとしている。
レナ。
本当に同じになったの。
ミカ。
体力は違います。
PLAYER 1一割。
PLAYER 2五割。
PLAYER 3五割。
レナ。
じゃあPLAYER 1?
ユイ。
いいえ。
PLAYER 1が低体力だから狙えば。
また。
優先順位を作らされる。
CROWNEDの問いへ戻る。
誰を先に倒す。
誰を残す。
ユイは三人を見る。
止まっている。
何も選ばない。
それでも。
一つだけ。
同じではないもの。
体力。
装備。
位置。
過去。
癖。
それ以外。
三人の間にあるもの。
PLAYER 1は。
最初に自分を差し出した。
PLAYER 2も。
PLAYER 3も。
全員が同じ選択をした。
なぜ。
同じ覚悟。
同じ信頼。
だが。
順番は。
PLAYER 1。
最初。
誰も答えを知らない時に。
最初に自分を渡した。
PLAYER 2とPLAYER 3は。
PLAYER 1ができると見た後。
同じことをした。
それは。
同じではない。
PLAYER 1が。
最初に三人の規則を作った。
ユイ。
PLAYER 1です。
ミカ。
狙う?
ユイ。
いいえ。
レナ。
じゃあ何。
ユイ。
PLAYER 1に、もう一度最初を選ばせます。
PLAYER 1は。
最初に自分を差し出す選手。
三人が止まり。
誰も選ばない時。
最初に動く可能性が最も高い。
役割ではない。
癖でもない。
この試合で。
三人の間に規則を作った人。
ユイ。
私たちも止まります。
レナ。
資源出るよ。
ユイ。
はい。
ミカ。
待つ?
ユイ。
PLAYER 1が最初に動くか確認します。
危険。
時間。
勝利条件。
CROWNED中央二十一。
Crownless八十六。
タイム判定なら有利。
だが。
資源端末を取られれば。
戦術ポイント。
条件が変わる。
それでも。
三人は止まる。
CROWNEDも。
六人。
中央。
何もしない。
資源端末有効化。
左。
誰も動かない。
一秒。
二秒。
三秒。
実況。
両チーム完全停止! 最後の資源が有効化されても動きません!
PLAYER 1。
動かない。
PLAYER 2も。
PLAYER 3も。
ユイの読みが外れたか。
三人は。
本当に同じになったのか。
五秒。
六秒。
レナ。
来ない。
ミカ。
はい。
ユイの胸に焦り。
間違えた。
PLAYER 1は。
最初を選ばない。
CROWNEDは。
自分たちの違いを捨てた。
その時。
PLAYER 2が。
ほんの半歩。
左資源へ向いた。
動いてはいない。
視線だけ。
PLAYER 1が。
それを見た。
PLAYER 3も。
PLAYER 2が。
資源を見た。
残った仕事を拾う選手。
止まっていても。
勝利条件を探している。
PLAYER 1が。
一歩前へ出た。
自分を残すためではない。
PLAYER 2が見た仕事を。
実行させる道を作るため。
PLAYER 3も動く。
Crownless三人を中央へ残す圧。
三人の違いは。
消えていなかった。
止めていただけ。
PLAYER 2が仕事を見つけ。
PLAYER 1が最初に道を作り。
PLAYER 3が相手を動かす。
順番。
ユイ。
見えました。
ミカ。
はい。
レナ。
行く。
CROWNEDが左資源へ動く。
PLAYER 2が端末。
PLAYER 1が道。
PLAYER 3がCrownlessを止める。
三人の本人。
戻った。
ユイ。
次。
ミカ。
PLAYER 1を動かします。
レナ。
PLAYER 2の仕事を取る。
ユイ。
PLAYER 3には、私を追わせます。
Crownlessも動く。
ミカがPLAYER 1の道へ射線。
PLAYER 1が残る。
レナがPLAYER 2より先に端末へ。
仕事を奪う。
PLAYER 3がユイへ圧。
ユイが中央と左の間へ。
追わせる。
三人。
また離れる。
だが。
今度はCROWNEDも理解している。
PLAYER 1が道を捨て。
PLAYER 2がレナを追わず。
PLAYER 3がユイを追わない。
すぐに止まる。
選択を途中で変える。
強い。
ユイ。
修正されます。
ミカ。
はい。
レナ。
でも。
左資源端末。
誰も触れていない。
中央。
Crownless八十六。
CROWNED二十一。
時間。
残り一分。
このまま。
中央を守れば。
Crownlessが勝つ。
CROWNEDは。
動かなければならない。
誰かが。
最初に。
PLAYER 1が。
また前へ。
今度は。
ミカへ。
自分を残す。
PLAYER 2が中央。
残った仕事。
PLAYER 3がレナへ。
相手を動かす。
同じ。
戻る。
ユイ。
最終局面です。
ミカ。
PLAYER 1を倒さない。
レナ。
PLAYER 2に仕事させない。
ユイ。
PLAYER 3に動かされる方向を選びます。
三人が。
もう一度。
本人たちを見る。
PLAYER 1がミカの前。
体力一割。
ミカは撃たない。
一歩下がる。
PLAYER 1が追う。
自分を残す。
ミカは。
中央から遠ざかる。
PLAYER 1を連れて。
レナはPLAYER 2の前。
中央制圧。
PLAYER 2が入ろうとする。
レナが身体で止める。
仕事を与えない。
ユイはPLAYER 3。
支援で動かされる。
だが。
左へ。
右ではなく。
左資源端末の方へ。
PLAYER 3はユイを動かした。
その結果。
ユイが資源へ近づく。
ユイ。
受け取りました。
PLAYER 3が止まる。
自分がユイを端末へ送った。
修正しようとする。
ユイは端末へ触れない。
そこで止まる。
PLAYER 3も。
ユイを追えば端末へ入らせる。
追わなければ。
ユイが取得できる。
選択。
PLAYER 3は。
ユイへ。
相手を動かす。
攻撃。
ユイが端末へ押し込まれる。
取得開始。
Crownless。
十。
PLAYER 3が自分で止めようと端末へ。
競合。
停止。
ユイとPLAYER 3。
一対一。
中央。
レナとPLAYER 2。
ミカは。
PLAYER 1を連れて外周。
CROWNED三人。
また離れた。
ミカ。
PLAYER 1をどこまで連れていけば。
ユイ。
戻れない距離まで。
ミカ。
受け取ります。
PLAYER 1は。
自分を残し続ける。
ミカを追う。
体力一割。
倒される可能性。
それでも。
二人へ時間。
外周。
さらに遠く。
PLAYER 1は止まらない。
ミカも。
中央から離れる。
レナ。
ミカも戻れなくなる。
ミカ。
はい。
ユイ。
託せますか。
ミカは中央を見る。
ユイ。
レナ。
二人。
自分は外周。
PLAYER 1と。
勝利条件から遠い。
ミカ。
中央を託します。
レナ。
受け取った。
ユイ。
受け取ります。
ミカは。
PLAYER 1と一対一。
ここで。
倒す。
先ほどまで残していた。
だが。
中央から戻れない距離。
PLAYER 1を倒しても。
復帰まで二十秒。
試合残り。
四十秒。
戻る前に。
終わらせられる。
意味が変わった。
ミカ。
撃ちます。
PLAYER 1が前へ。
無装備。
自分を残す。
ミカの一発。
命中。
PLAYER 1。
DOWN。
今度は。
復帰が間に合わない。
CROWNED二人。
Crownless三人。
だがミカも外周。
実質。
中央は二対二。
PLAYER 2とレナ。
PLAYER 3とユイ。
時間。
残り三十五秒。
中央制圧。
Crownless八十六。
止まったまま。
左資源。
競合。
ユイとPLAYER 3。
レナがPLAYER 2を中央から押す。
PLAYER 2は。
残った仕事。
中央を取る。
そこへ戻ろうとする。
レナ。
行かせない。
近距離。
一撃。
PLAYER 2が避ける。
レナも。
二人。
中央入口。
PLAYER 3はユイを端末から動かす。
支援。
ユイが押される。
PLAYER 3が端末へ。
取得開始。
CROWNED。
十。
二十。
残り二十五秒。
ユイ。
取られます。
レナ。
こっちもきつい。
ミカは外周。
戻るには十秒以上。
間に合う。
だが。
PLAYER 1を倒した場所から。
高い射線。
左資源端末が見える。
細い。
遠い。
ミカ。
見えます。
ユイ。
何が?
ミカ。
PLAYER 3。
長距離。
相手は支援装置。
射撃を想定していない。
ミカが照準。
PLAYER 3の足元。
一発。
PLAYER 3が動く。
端末取得停止。
二十七パーセント。
ユイが戻る。
端末へ。
競合。
ミカ。
中央へ戻りません。
ここから見ます。
ユイ。
託します。
レナ。
受け取った。
ミカは外周。
ユイとレナは勝利条件。
三人は離れている。
だが。
役割は繋がっている。
PLAYER 2が中央へ。
レナを押す。
PLAYER 3が端末。
ユイを動かす。
ミカが遠距離から。
二つを見る。
PLAYER 2が中央制圧へ入る。
CROWNED二十二。
二十五。
PLAYER 3が端末。
CROWNED二十七から再開。
三十。
四十。
残り十五秒。
Crownlessは。
中央八十六。
戦術ポイントなし。
CROWNEDが資源を取っても。
一ポイント。
中央差。
大きい。
判定ではまだCrownless有利。
だが。
PLAYER 2とPLAYER 3が。
同時に勝利条件を進める。
資源。
五十。
中央。
三十。
残り十秒。
レナがPLAYER 2へ。
前へ。
相手を止める。
PLAYER 2は仕事を捨てない。
中央に残る。
レナの一撃を受ける。
体力三割。
それでも制圧。
ユイはPLAYER 3へ。
支援。
相手を端末外へ。
PLAYER 3は動かされながら。
ユイを端末から押す。
互いに。
勝利条件へ残る。
ミカは。
どちらを撃つ。
PLAYER 2。
中央。
PLAYER 3。
資源。
誰を。
最初の問い。
優先順位。
どちらか一人。
ユイ。
ミカさん。
ミカ。
はい。
ユイ。
選ばないでください。
ミカは息を止める。
二つ。
一発しか撃てない。
だが。
選ばない。
なら。
二人の間。
環境制御装置。
中央床と。
資源端末の移動を繋ぐ装置。
ミカ。
装置を撃ちます。
ユイ。
受け取ります。
一発。
環境装置起動。
中央床が。
左資源側へ移動する。
PLAYER 2が立つ中央区画。
PLAYER 3が触れる資源端末。
二つの勝利条件が。
近づく。
PLAYER 2とPLAYER 3の位置も。
一つの狭い場所へ重なる。
二人の進路が交差。
レナとユイも。
同じ場所へ。
四人。
中央と資源。
一つの区画。
ミカの射線。
全員が並ぶ。
残り五秒。
ユイ。
今です。
ミカは。
二人の足元。
一発。
PLAYER 2とPLAYER 3が。
同時に動く。
同じ方向へ。
互いにぶつかる。
中央制圧停止。
資源取得停止。
レナがPLAYER 2へ圧。
ユイがPLAYER 3へ支援。
二人を範囲外へ。
Crownless。
中央八十六。
維持。
残り三秒。
CROWNEDが戻る。
PLAYER 2が中央。
PLAYER 3が資源。
また分かれようとする。
だが。
区画が狭い。
ミカの射線。
レナの圧。
ユイの支援。
三つが重なる。
残り二秒。
PLAYER 2がレナを押す。
PLAYER 3がユイを動かす。
ミカは。
二人を撃たない。
二人が選ぶ道を撃つ。
足元。
一発。
二人が止まる。
残り一秒。
タイムアップ。
画面が暗くなる。
判定表示。
CENTRAL CONTROL
CROWNLESS 86
CROWNED 31
RESOURCE CONTROL
CROWNLESS 0
CROWNED 27
ELIMINATIONS
CROWNLESS 2
CROWNED 0
WINNER
CROWNLESS
会場が爆発した。
実況の声が響く。
決着! Crownless、中央制圧率と撃破数で大きく上回り、準決勝最終ラウンドを制しました!
解説。
CROWNEDは体力と役割を揃え、誰を倒しても同じ形を作りました! しかしCrownlessは三人それぞれが何を選ぶかを分け、最後は勝利条件そのものを一つの射線へ重ねました!
ミカは。
外周に一人。
勝利表示を見た。
ユイとレナは。
中央。
離れている。
それでも。
三人で勝った。
ミカ。
勝ちましたか。
ユイ。
はい。
レナ。
勝った。
ミカは息を吐く。
ミカ。
戻ります。
ユイ。
中央へ戻る必要はありません。
ミカ。
では。
ユイ。
役割から戻ってください。
ミカは。
外周の射線を下ろす。
ミカ。
戻りました。
ユイ。
おかえりなさい。
レナ。
おかえり。
ミカ。
ただいま。
レナも。
PLAYER 2を止めていた位置から離れる。
レナ。
戻る。
ミカ。
おかえりなさい。
ユイ。
おかえりなさい。
レナ。
ただいま。
ユイは。
最後の支援を解除する。
ユイ。
戻ります。
ミカ。
おかえりなさい。
レナ。
おかえり。
ユイ。
ただいま。
三人。
準決勝勝利。
決勝進出。
向かい側。
CROWNEDの三人は。
動かなかった。
PLAYER 1は復帰できないまま。
PLAYER 2とPLAYER 3は。
中央と資源の境界。
最後まで。
別の仕事へ触れようとしていた。
全体チャット。
CROWNED。
誰を先に倒しても同じにしました。
少し間。
CROWNED。
ですが、何を選ぶかまでは同じにできませんでした。
ユイは。
静かに返した。
ユイ。
同じにする必要はなかったと思います。
CROWNED。
なぜですか。
ユイ。
違う三人のまま、託せていましたから。
返事は。
しばらく来なかった。
ミカは。
PLAYER 1を見る。
最初に自分を差し出した。
PLAYER 2を見る。
残った仕事を拾い続けた。
PLAYER 3を見る。
相手を動かし続けた。
役割を消しても。
名前を消しても。
本人たちは残った。
CROWNED。
私たちは、同じになれば誰も欠けないと思っていました。
レナ。
違った?
CROWNED。
はい。
CROWNED。
違うままでも、欠けた人を待てるのですね。
ミカの胸が温かくなる。
Crownlessは。
同じではない。
欲も。
危険サインも。
得意なことも。
戻り方も。
全部違う。
だから。
誰かが欠ける。
誰かが間違える。
誰かが遅れる。
それでも。
三人で待つ。
戻る場所を作る。
同じだから欠けないのではない。
違う相手を。
必要なまま待つ。
ユイ。
はい。
CROWNED。
学びました。
レナ。
次やったらもっと強そう。
ミカ。
たぶん。
ユイ。
かなり。
CROWNED。
次は勝ちます。
レナ。
こっちも勝つ。
CROWNEDの三人が。
選手席で立ち上がる。
半透明のパネル。
顔は見えない。
それでも。
三人が。
互いへ少しだけ頭を下げた。
そして。
Crownlessへ。
三人揃って。
深く頭を下げる。
Crownlessも立つ。
ミカ。
ユイ。
レナ。
三人で。
頭を下げた。
会場から。
大きな拍手。
勝者だけではない。
CROWNEDへも。
Crownlessへも。
二つのチームへ。
NoNameから。
メッセージが来た。
NoName。
良い勝利です。
レナ。
遅い。
NoName。
試合終了まで待ちました。
ユイ。
公平性のため。
NoName。
はい。
ミカ。
師匠。
NoName。
はい。
ミカ。
確認できましたか。
NoNameの返事が止まる。
Crownlessが。
彼の知っている三人より先へ進んだか。
彼が選んだCROWNEDへ勝てるか。
NoName自身の確認。
やがて。
NoName。
はい。
ミカ。
どのような結果でしたか。
NoName。
私が知っていた三人ではありませんでした。
短い。
だが。
それで十分。
レナ。
驚いた?
NoName。
はい。
レナ。
本当に?
NoName。
かなり。
レナが笑う。
ミカも。
ユイも。
NoName。
ただし。
三人が画面を見る。
NoName。
私が選んだ相手を、私の分析なしで倒したことより。
NoName。
CROWNEDを、私が選んだ形から先へ進ませたことの方が予想外でした。
ミカは向かい側を見る。
CROWNED。
過去を再現するための三人。
最後には。
再現をやめ。
役割を消し。
同じになろうとし。
そして。
違う自分たちへ戻った。
Crownlessとの試合で。
相手も変わった。
ユイ。
対戦相手を倒すだけではなく、変えた。
NoName。
はい。
レナ。
別に変えるつもりなかったけど。
NoName。
それでもです。
ミカ。
師匠。
NoName。
はい。
ミカ。
次は決勝です。
NoName。
はい。
大型スクリーン。
決勝進出。
CROWNLESS。
対戦相手の欄。
まだ空白。
反対側の準決勝は。
これから。
次の相手。
誰かはわからない。
Rogueでも。
Aegisでも。
CROWNEDでもない。
NoNameが選んだ相手でもない。
完全に。
未知。
ミカは。
少しだけ笑った。
ミカ。
今度は、本当に師匠も知らない相手ですね。
NoName。
はい。
ユイ。
対策は。
NoName。
公開情報の範囲であれば行います。
レナ。
戻ったね、いつものノーに。
NoName。
はい。
だが。
その直後。
大会運営から。
新しい通知が入った。
決勝戦特別規定。
会場の大型スクリーンにも。
同時に表示される。
FINAL MATCH SPECIAL RULE
決勝戦は。
通常の三対三では行いません。
会場がざわつく。
ミカ。
三対三ではない?
続く一文。
決勝進出チームは。
対戦開始前に。
自チームの選手一名を。
対戦相手チームへ一時移籍させてください。
三人が黙った。
レナ。
は?
ユイの目が。
大きく動く。
一名を。
相手チームへ。
Crownlessの誰か一人が。
敵になる。
そして。
相手チームの一人が。
Crownlessへ来る。
決勝戦。
味方と敵を交換する。
NoNameから。
珍しく。
すぐに一文が来た。
NoName。
この規定は、知りませんでした。
レナ。
本当に?
NoName。
はい。
ミカは。
ユイを見る。
レナを見る。
三人。
誰を。
相手へ渡す。
誰が。
Crownlessを離れる。
大型スクリーンへ。
最後の条件が表示された。
移籍する選手は。
チーム自身で選んでください。
そして。
移籍した選手は。
元のチームを勝たせる行為を禁止します。
決勝戦では。
本気で。
かつての味方を倒さなければならない。
Crownlessが。
これまで何度も拒んできた問い。
三人の中で。
誰が欠けてもよいか。
誰を外へ出すか。
その問いが。
大会最後のルールとして。
目の前へ置かれた。
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